高脂血症とは、血液中の脂質が増え過ぎてしまう病気のことで、運動不足や生活習慣、ストレス、過食や高脂肪食などが主な原因となっています。
血液中には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4つの脂質が存在し、どれも血液中に必要な成分ですが、増えすぎてしまうことで動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞、狭心症といった病気を突然発症することもあります。
基本的には、生活習慣の改善が予防や治療方法になるのですが、生活習慣の改善を促進するための、エゼンチアやリパンシールといったコレステロールを減少させる薬も効果的です。
高脂血症と一言でいっても、原因や予防方法はそれぞれです。
ここではまず、高脂血症に関してよくある質問をQ&A形式で紹介していきます。
サバやイワシ、アジといった青魚に豊富な不飽和脂肪酸のEPAやDHAは、食後の中性脂肪が上昇しにくく、高脂血症に高い効果が期待できます。
また、野菜や海藻も高脂血症に良い食品で、野菜はビタミンやミネラルが豊富で抗酸化力が高く、動脈硬化を防ぐ効果が期待でき、海藻は食物繊維が豊富でコレステロールの吸収を抑え、余分な脂を体外に排出する作用が期待できます。
高脂血症は、血液中の脂質の値が異常に高い状態のことであり、脂質異常症とは、高脂血症と高コレステロール血症の両方を含んだ病名です。
高脂血症と脂質異常症は同じ病気を意味しています。
高脂血症は、食事療法や運動療法といった生活習慣の改善の他にも、治療薬やサプリメントを用いた薬物療法でも改善が可能です。
治療薬やサプリメントを用いた薬物療法の場合、血液中の脂質の値を適切にするのが目的で、長期にわたって継続して行う必要があります。
ですが、ここで重要なのは、薬物療法を行ったからといって必ず改善されるわけではなく、高脂血症は、生活習慣を改善することが最も重要です。
薬物療法はあくまでも補助的な役割として、生活習慣の改善をベースに改善に取り組みましょう。
中性脂肪は、カロリーの高い食べ物をとりすぎることが原因で高くなります。
揚げ物やアルコール、甘いお菓子などを控えることが大事です。
コレストロールが高い人は、糖質や脂質の吸収を緩やかにしてくれる食物繊維を多く含む海藻やきのこ類、野菜を多く食べましょう。
通販で購入できる、コレステロールを抑えるサプリや治療薬は、生活習慣の改善を促進するのにおすすめです。
ここからは、通販で購入できる高脂血症の治療薬やサプリメントを紹介していきます。
リピトール | アトルリップ | アトル | リパンシール | エゼンチア | アーユスリム | |
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区分 | 先発薬 | ジェネリック | ジェネリック | ジェネリック | ジェネリック | サプリメント |
有効成分 | アトルバスタチン | アトルバスタチン | アトルバスタチン | フェノフィブラート | エゼチミブ | ガルシニア、グッグル |
効果 | 脂質異常症の改善 | 脂質異常症の改善 | 脂質異常症の改善 | 脂質異常症の改善 | 脂質異常症の改善 | 食欲抑制 |
1箱あたり単価 | 1箱/30錠⼊り 2,375円~ | 1箱/30錠⼊り 1,570円~ | 1箱/30錠⼊り 1,577円~ | 1箱/30錠⼊り 2,917円~ | 1箱/30錠⼊り 3,325円~ | 1本/60錠⼊り 1,210円~ |
製薬会社 | ヴィアトリス | シプラ | Sanovel | アボット | サンファーマ | ヒマラヤハーバルズ |
高脂血症は、生活習慣の乱れによって中性脂肪やLDLコレステロールが増えすぎた状態なので、これらを下げて正常値に戻す必要があります。
コレステロール値と中性脂肪値を下げる治療薬を服用することで、値を正常値に戻し、血清脂質を改善させます。
コレステロールを改善できる薬は通販でも購入可能で、代表的なもので以下のような薬があります。
エゼンチア | ・コレステロールや中性脂肪を下げる作用 ・小腸でのコレステロールの吸収を抑える ・狭心症や糖尿病の予備軍にも予防効果あり |
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リパンシール | ・コレステロールとトリグリセリドの血中濃度を下げる作用 ・悪玉コレステロールを減少させる効果 ・善玉コレステロールを増加させる効果 |
ロスマック | ・高脂血症、高コレステロール血症の治療薬 ・コレステロールや中性脂肪を下げる作用 ・副作用が少なく作られている |
カデュエット | ・高血圧治療薬と脂質異常症治療薬を配合させた医薬品 ・高血圧症治療や狭心症などの治療薬 ・医療機関により処方される薬で、ドラックストアなどでは販売されていない |
エゼンチアは、サンファーマが開発した脂質異常症に効果のあるお薬です。 日本でも処方されているゼチーアのジェネリック医薬品となります。 血中コレステロールや中性脂肪を下げる作用があります。
リパンシールはアボットが販売しているリピディルのジェネリック医薬品です。 高脂血症の原因となっているコレステロールとトリグリセリドの血中濃度を下げる作用があると期待されています。 コレステロールの中でも悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールを増加させる効果があります。
ロスマックは、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)の治療薬で、日本ではもちろん世界中で使用され続けているクレストールのジェネリック医薬品です。 クレストールと同様にロスバスタチンという成分を含有しています。血中の悪玉コレステロールや中性脂肪の値を下げ、正常値に戻してくれます。
カデュエットは、高血圧治療薬と脂質異常症治療薬を配合させた医薬品です。 脂質異常症薬としてアトルバスタチン(先発品リピトール)が含まれています。 LDL(悪玉)コレステロール値を下げて、それによって中性脂肪値を下げ、HDL(善玉)コレステロール値を上げる効果があります。
高脂血症は、サプリメントを用いた改善法もありますが、薬に比べると効果は薄いです。
ですが、サプリメントの場合は、副作用が少なく薬よりも安いため、金銭的な負担が軽いです。
日々の生活習慣の改善に、補助は欲しいけど薬には抵抗があるといった場合に、副作用が少なく金銭的な負担の軽いサプリメントはおすすめです。
以下は、高脂血症に効果的なおすすめのサプリメントです。
アーユスリム | ・ガルシニアを主成分とするダイエットサプリメント ・食欲を抑えるのが特徴 ・生活習慣病の予防効果にも期待 |
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ラスナ印薬煎 | ・血流促進による冷え性や殺菌作用でがん予防などの効果に期待 ・エネルギーを効率よく補給し代謝をアップ |
ダイアベーコン | ・糖尿病改善、高血糖改善のためのサプリメント ・主成分であるギムネマが体内のインスリン量を増加させ、血糖値を下げる働きをする ・身体に優しい自然由来成分からできている |
アルジュナ | ・インド原産の天然ハーブから作られたサプリメント ・脂質の吸収を抑える働きやコレステロール値の正常化、ストレスや緊張の軽減、アンチエイジングの効果がある ・病気になりにくい心身を作ることを目的としているサプリメント |
アーユスリムはヒマラヤハーバルズが製造・販売している、ガルシニアを主成分とするダイエットサプリメントです。 食事から摂取するカロリーを無理やり減らすのではなく、食欲を抑える点がアーユスリムの特徴です。 結果的に無駄な脂質や糖質の摂取量が減少し、体重が減るのはもちろん生活習慣病の予防効果なども期待できます。
ラスナ印薬煎は、エプシロンが開発したサプリメントです。 ラスナは、にんにくのことで疲労回復や体力アップにはエネルギーを効率よく補給し代謝のアップが欠かせません。 ビタミンB1と一緒に代謝を高め、血流促進による冷え性・殺菌作用でがん予防などの効果があります。
ダイアベーコンは、ヒマラヤハーバルズが販売している糖尿病改善・高血糖改善のためのサプリメントです。 医療用医薬品を飲むことに抵抗のある方や、糖尿病予備軍など軽度の高血糖状態が気になる方におススメです。 主成分であるギムネマが体内のインスリン量を増加させ、血糖を下げる働きをします。
アルジュナはインド原産の天然ハーブから作られたサプリメントで、ヒマラヤハーバルズが製造しています。 脂質の吸収を抑える働きやコレステロール値の正常化、ストレスや緊張の軽減、アンチエイジングの効果があり、 アーユルヴェーダでは心臓の健康を保ち心臓機能を強化するハーブとして伝統的に利用されています。
治療薬を使った治療の場合、基本的には生活習慣が改善されるまで服用の継続が必要です。
途中でやめてしまうと、せっかく下がったコレステロール値がまた上がってしまうこともあります。
ですが、生活習慣が改善されたり、環境が変われば内服を中止することもできるので、日々の生活習慣の確認や、かかりつけの医師との相談で、内服の継続か中止かを判断しましょう。
高脂血症の治療薬は、市販薬と処方薬どちらもあります。
LDLコレステロールを下げる薬は主に処方薬に、高血清コレステロールを改善するものは市販薬にもあります。
市販薬には医療機関で処方されているものと、同じ成分が配合されている薬はありませんが、高血清コレステロールを改善する薬はいくつもあるので、処方薬も視野に入れて自分に合った薬を探して治療をしましょう。
高脂血症は自覚症状がほとんどないので、気が付かない内に血管内にコレステロールが蓄積し、知らない間に動脈硬化が進んでいるケースがあります。
そのため、心筋梗塞や脳梗塞、狭心症といった病気を突然発症することもあります。
痛い、痒いといった自覚症状がないので、発症してもわかりにくいのですが、目で見える症状としては、まぶたの内側に黄色みを帯びた膨らみができたり、アキレス腱が太く厚くなるといった黄色種が出ることが、目に見えてわかる代表的な症状です。
また、網膜部分の血管にダメージが発生し、視力が弱まることもあり、白内障になるケースも多いとされ、中には失明するケースもあります。
高脂血症は、中性脂肪やLDLコレステロールが増えすぎた状態のことで、原因の多くが、食べ過ぎや運動不足、喫煙や飲酒、ストレスといった生活習慣によるものです。
中性脂肪は身体を動かすエネルギーのため、コレステロールは細胞膜やホルモンの材料として、共に必要な成分ではありますが、とりすぎてしまうことで生活習慣に悪影響を及ぼします。
高脂血症は、生活習慣の乱れが主な原因なため、生活習慣を改善することが基本的な予防方法です。
治療薬やサプリメントといった薬物療法もありますが、これはあくまでも生活習慣の改善を補助や促進するための療法です。
高脂血症の予防は、食事や運動といった生活習慣の改善をベースにし、必要に応じて治療薬やサプリメントといった薬物療法を取り入れるようにしましょう。
高脂血症の治療や予防は、主に血液中のコレステロールや中性脂肪を下げるので、血液をサラサラにする薬が効果的です。
ですが、治療薬を服用する場合、どうしても副作用が気になります。
ここからは、高脂血症治療薬の副作用や、ジェネリック薬について紹介していきます。
ジェネリック薬とは、新薬の特許が切れた後に製造販売されている薬のことで、新薬と同じ有効成分で作られているのが特徴です。
効き目が新薬と同じであると国に認証された薬でもあり、費用が低く抑えられることから、先発医薬品に比べて価格が安いといったメリットもあります。
高脂血症の治療薬にもお得なジェネリックはいくつも存在し、通販などでもお手軽に購入することができます。
薬の副作用は服用する薬によって度合いが異なりますが、高脂血症治療薬の一般的な副作用としては以下のようなことが報告されています。
服用時にこれらの症状に気付いたら、医師や薬剤師に相談しましょう。
今回の記事では、高脂血症に関する症状や原因、治療法、治療薬やサプリメントなどについて解説しました。
高脂血症は生活習慣病でもあるので、日々の生活習慣を改善するのが基本的な治療方法ですが、薬やサプリメントを使って改善の促進や予防対策も効果的に行えます。
薬やサプリメントはドラッグストアや薬局でも購入できますが、通販であれば、薬やサプリメントの詳しい解説や、実際に利用された方の口コミなども確認できるので、通販での購入もおすすめです。
自身の症状や現状の生活習慣をしっかりと理解して、自分に合った薬やサプリメントを見つけて、しっかりと治療を行いましょう。
参考文献:脂質異常症治療薬(高脂血症のお薬) - 名古屋徳洲会総合病院
参考文献:東和薬品
参考文献:太陽生命