リベルサスを服用してはいけない人について詳しく解説します!
2型糖尿病治療薬リベルサスは、低血糖を起こしにくいGLP-1受容体作動薬というタイプの薬です。リベルサスには併用禁忌薬はありませんが、服用が禁忌となる体質や健康状態があります。ここでは、リベルサスを服用してはいけない人について解説していきます。
お薬通販部スタッフ[監修]

リベルサスには併用禁忌の薬はありませんが、服用してはいけない人がいます。
リベルサスは2型糖尿病患者に対して効果があり、その作用メカニズムから低血糖を起こしにくい薬ですが、副作用のリスクが上がったり、危険な症状を引き起こす場合もあります。
ここでは、リベルサスの服用が禁忌となる体質や健康状態について解説していきます。
リベルサスを服用する前に知っておきたいこと

リベルサスは、有効成分セマグルチドを含んでいる糖尿病治療薬です。
リベルサスの有効成分セマグルチドには併用禁忌となる薬はありませんが服用が禁忌の持病もしくは体質の人がいます。
安全にリベルサスを服用するためには、禁忌事項について知っておくことが重要です。
リベルサスを服用してはいけない人

リベルサスを服用する際、特定の持病や体質を持つ人は服用してはいけません。
ここでは、リベルサスが禁忌となる持病や体質について解説していきます。
併用が禁忌の人
リベルサスの服用が禁忌となる人は以下のようになります。これらの項目に当てはまる人はリベルサスを服用してはいけません。
- リベルサスに含まれる成分に対し過敏症の既往歴のある人
- 糖尿病性ケトアシドーシスのある人
- 糖尿病性昏睡または前昏睡のある人
- 1型糖尿病患者
- 重症感染症、手術等の緊急の場合
![]() リベルサスは血糖値を下げる作用を持つ有効成分セマグルチドが配合された、GLP-1受容体作動薬に分類される2型糖尿病治療薬です。他の血糖値を下げるお薬と比較して低血糖の発症リスクが少ないため、高い安全性を備えた治療薬として高い評価を得ています。 1箱:10,547円~ |
併用禁忌の人が服用した時のリスク
リベルサスの服用が禁忌となる人がリベルサスを服用した場合のリスクは下記のようになります。
禁忌となる体質や健康状態 | リスク/理由 |
リベルサスに含まれる成分に対し過敏症の既往歴のある人 | アナフィラキシーショックを起こす可能性がある |
糖尿病性ケトアシドーシスのある人 | インスリン製剤による迅速なインスリン補給が必要であり、低血糖の症状が深刻になる可能性がある |
糖尿病性昏睡または前昏睡のある人 | インスリン製剤による迅速なインスリン補給が必要であり、低血糖の症状が深刻になる可能性がある |
1型糖尿病患者 | 膵臓からのインスリン分泌ができないため、インスリン製剤によるインスリン補給が必要であり、低血糖の症状が深刻になる可能性がある |
重症感染症、手術等の緊急の場合 | 体のストレスが高まり、血糖値の管理が困難 |
リベルサスはGLP-1受容体作動薬というタイプの糖尿病治療薬で、膵臓からのインスリン分泌を促し血糖値をコントロールします。
血中のインスリンが極端に低くなり、迅速なインスリンの補給が必要な場合にはリベルサスは適していません。
また、1型糖尿病の人は膵臓のベータ細胞が破壊されインスリン分泌を促しても、分泌がされないため、リベルサスは1型糖尿病の人には適してません。
また、甲状腺髄様癌の既往歴もしくは家族歴がある人もしくは多発性内分泌腫瘍症候群2型がある人は甲状腺C細胞腫瘍を引き起こすリスクがあるため服用を避ける必要があります。
服用してしまった場合の対処法

もしリベルサスの服用が禁忌となる人が誤って服用した場合、最も重要なのは直ちに命を守る行動をとることです。
アナフィラキシーショックや低血糖など深刻な症状であるため、事前に把握して自身の命を守る予防策として有効です。
これらの状況では急激な体調の変化が起こる可能性があり、命の危険がある場合はすぐに医師に相談しましょう。
まとめ

ここまで、リベルサスの服用が禁忌である人について解説してきました。
リベルサスの服用を考える際には、ご自身の状態がこれらに当てはまらないか確認してみてください。
少しでも気になる場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
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