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現代の日本では、多くの成人男性が薄毛に悩んでいます。
問題となっているのが、男性特有の脱毛症であるAGA(男性型脱毛症)です。
AGAは男性ホルモンや遺伝が関係して発症する脱毛症であり、実に3人に1人の成人男性が罹患しています。
そして厄介なことにAGAは進行性、脱毛の範囲は徐々に広がっていくのです。
しかしAGAは、決して治療できない病気ではありません。
近年ではAGAの改善に効果を発揮するさまざまな男性薄毛治療薬が登場し、多くの男性の悩み解消に貢献しています。
男性の薄毛を改善するAGA治療薬とはどのようなものか、入手方法も併せて解説していきます。
AGAを治療する上でメインとなるのは、薬剤による治療です。
近年ではさまざまな治療薬が登場していますが、主流なのは次の3種類のAGA治療薬になります。
またミノキシジルには塗り薬と飲み薬、2つの剤形があります。
ただ一口にAGA治療薬といっても、種類によってAGAを改善するメカニズムはことなるものです。
プロペシアやザガーロは医師が処方するAGA治療薬になり、AGAを原因から改善させる作用があります。
服用することで脱毛の進行を食い止める効果が期待できますが、ザガーロの方がより強力な作用を発揮します。
対するミノキシジルは、薬局やドラッグストアでも購入できるAGA治療薬です。
発毛を促す作用により、男性の薄毛を改善してくれます。
どれも臨床試験によりAGAの改善効果が認められ、実際に薄毛に悩む多くの男性を救ってきた実績があります。
ですが種類によって作用や効き目の強さなどがことなるため、自身の症状に合った治療薬を選ぶことが大切です。
プロペシアとは、医師が処方する世界で初めてのAGA治療薬です。
世界60か国以上で処方されており、日本では2005年12月14日から販売が開始されました。
プロペシアが登場するまで、薄毛の治療薬は基本的に塗り薬でした。
しかしプロペシアは飲み薬となり、薄毛治療の選択肢を広げたAGA治療薬といえます。
またプロペシアの添付文書には、効果・効能について「男性における男性型脱毛症の進行遅延」と記載されています。
これはプロペシアがAGAの進行を食い止める、現状維持を期待して服用する薬であることを意味します。
そのためプロペシアはAGAを予防したい方や、まだ症状が軽度な方におすすめのAGA治療薬となります。
プロペシアは「5α還元酵素阻害剤」と呼ばれる種類の薬です。
AGAは「DHT(ジヒドロテストステロン)」という原因物質が毛周期(ヘアサイクル)を乱し、髪の成長が邪魔されることで発症します。
そしてDHTは「5αリダクターゼ」という酵素が、男性ホルモンの一種「テストステロン」を変化させることで生成されます。
DHT = テストステロン + 5αリダクターゼ
そこでプロペシアには、DHTの生成に必要な5αリダクターゼを阻害する作用があります。
これによりDHTが抑制され、乱れていたヘアサイクルが正常に戻ることでAGAが改善されます。
国内の臨床試験では、プロペシア1㎎の長期投与によりAGAが改善、あるいは現状維持が見られた方の割合は次のようになっています。
AGAの改善、および現状維持効果をまとめるとプロペシア1㎎は98%以上の方に治療効果が発揮されていることがわかります。
ただし大部分の方はAGAの進行が止まる程度であり、際立った改善が見られることは少ないです。
そのためプロペシアは、あくまでも現状維持のために飲むAGA治療薬といえます。
プロペシアの有効成分は、フィナステリドです。
しかしフィナステリドは、最初からAGA治療薬として誕生した訳ではありません。
フィナステリドは1991年、アメリカで前立腺肥大症の治療薬として開発された成分です。
翌1992年には成分フィナステリド5㎎含有の医薬品が、「プロスカー」という商品名で米国FDAに認可されました。
しかし、その後も臨床試験を続けていると被験者の方から「髪が増えた」「抜け毛が減った」などの報告が相次ぎました。
こうした報告を機にフィナステリドは男性の薄毛の治療薬としても研究されるようになり、1997年にはフィナステリド1㎎が米国FDAによりAGA治療薬として認可されたのです。
ちなみに日本において、フィナステリドは2005年にAGA治療薬として認可されていますが、前立腺肥大症治療薬のプロスカーは認可されていません。
また、かつてフィナステリドはWADA(世界アンチ・ドーピング機関)により禁止薬物リストに登録されていたことがあります。
なぜならフィナステリドには、筋肉増強剤を使用した痕跡を隠す作用があったためです。
ですが検査技術の向上によりフィナステリドを服用していても筋肉増強剤が検出できるようになったため、フィナステリドは2009年に禁止薬物リストから外されています。
プロペシアの主な副作用は、以下のような性機能に関する症状になります。
など
こうした性機能に関する症状は、男性にとって特に不安に感じるものかもしれません。
しかし48週間にわたる臨床試験において、プロペシアによる副作用が認められたのは276例中11例(4%)です。
その中でも性欲の減退が3例(1.1%)、EDが2例(0.7%)のみ報告されています。
いずれにしても、プロペシアの服用により性欲が減退したりEDになったりする可能性は非常に低いものだといえます。
心配しすぎると精神的な要因からEDを発症するケースもあるので、気にしすぎないことが大切です。
またプロペシアを含むAGA治療薬共通の副作用として初期脱毛があります。
初期脱毛とは、プロペシアなどAGA治療薬の服用を開始したときに一時的に抜け毛が増える症状です。
ですが初期脱毛は、むしろプラスな反応です。
AGA治療薬を飲み始めると、毛根が活性化されて新しい、元気な髪の毛が成長していきます。
このときに新しい髪の毛に古い髪の毛が押し出され、抜けていくのが初期脱毛のメカニズムです。
したがって初期脱毛が起きた後は、太く健康な髪の毛が生えてきます。
ザガーロとは、日本で2016年6月13日から販売がスタートしたAGA治療薬です。
カプセル型の飲み薬になり、プロペシアに次ぐ第2のAGA治療薬として開発されました。
ザガーロは、プロペシアよりも高いAGA改善効果があることがわかっています。
添付文書の効果・効能の欄にも「男性における男性型脱毛症」とだけ記載され、プロペシアの添付文書にはあった"進行遅延"のワードがなくなっています。
総じてザガーロは、AGAの進行を遅らせるだけでなく発毛も期待できるAGA治療薬となっています。
AGAが進行し、脱毛の範囲が広がってきた方にもおすすめです。
ザガーロは、プロペシアと同じく5α還元酵素阻害剤という種類の薬です。
効果のメカニズムも同様で、体内のテストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼの活動を阻害する作用によりAGAを改善します。
ですがザガーロの作用には、プロペシアと大きくことなる点があります。
AGAの原因物質DHTを作り出す5αリダクターゼですが、この酵素には1型・2型の2種類が存在します。
1種類だけを阻害するプロペシアに対し、ザガーロはどちらとも阻害してくれるのです。
しかもザガーロによる2型の阻害作用はプロペシアの3倍、1型に関しては100倍以上との報告もあります。
また臨床試験において被験者にザガーロとプロペシアを服用してもらい、それぞれ「どれだけ髪が増えたか」「髪の毛はどれだけ太くなったか」を検証しています。
こちらの試験では増毛本数・髪の太さともにザガーロがプロペシアの結果を上回っており、ザガーロによる治療効果がプロペシアよりも高いことが証明されました。
強力に5αリダクターゼを阻害することで、プロペシアよりも高い改善効果を期待できるAGA治療薬がザガーロとなります。
ザガーロは、デュタステリドを有効成分とするAGA治療薬です。
5αリダクターゼの阻害作用により、DHTの生成を抑えることでAGAの改善効果を発揮する薬になります。
ですがデュタステリドには"AGA治療薬"としてではない、もう1つの顔があります。
ザガーロが日本でAGA治療薬として承認を受けたのが2016年ですが、実は成分デュタステリド含有の医薬品は2009年から存在していました。
その薬が「アボルブ」であり、ザガーロとは同じ成分を含む薬ということになります。
アボルブの適応症状はAGAではなく、前立腺肥大症です。
前立腺肥大症とは前立腺の肥大が起こり、排尿困難などの症状が現れる男性特有の病気となります。
一見、AGAと前立腺肥大症は全く違う病気に感じるかもしれません。
しかしどちらの病気も男性ホルモンが発症に関わっており、DHTの生成を抑える作用を持つ成分デュタステリドはどちらの病気にも有効性を発揮します。
またザガーロとアボルブについて、ことなるのは商品名とカプセルの着色料だけです。
成分の種類や含有量、添加物などは全て同一であり、AGA治療のためにザガーロではなく価格の安いアボルブを処方するクリニックもあります。
ザガーロはどれくらいの頻度で副作用が現れることがあるのか、国際的な試験により調べられています。
試験によると、被験者の557例(内、120例は日本人)の中で95例(17.1%)に副作用が報告され、その主な症状はプロペシアと同様に性機能に関するものでした。
こうした性機能に関する症状は、ザガーロの服用を中止してからも持続したとの報告もあります。しかし、ザガーロとの関連性は明らかになっていません。
またプロペシアとザガーロの試験結果を比べると、数値上はザガーロの方が高い頻度で副作用が報告されています。
ですがプロペシアとザガーロとでは、ことなる方法で副作用頻度の調査がおこなわれました。
プロペシアの副作用頻度は「二重盲検比較試験」という方法で調べられました。
この方法ではより客観的なデータを得られ、調査結果も信頼できるものとなります。
一方、ザガーロの副作用頻度を調べるときは「非盲検試験」という調査方法がとられました。
こちらの方法では調査結果に偏りが出やすく、プロペシアのデータと単純比較できるものではありません。
ミノキシジルとは、厚生労働省から認可を受けた発毛・育毛成分となります。
国内では「リアップ」など、お馴染みの発毛剤にも含まれていることで有名です。
さらにミノキシジルの発毛効果については、日本皮膚科学会からも認められています。
2017年版『男性型脱毛症診療ガイドライン』において、ミノキシジルは同じAGA治療薬のプロペシア・ザガーロと共に最高ランクの評価をされています。
またプロペシアやザガーロは、飲むタイプのAGA治療薬でした。
対するミノキシジルには外用薬と内服薬、ことなる2つの剤形があるAGA治療薬になります。
ミノキシジルは、血管を拡張する作用があるAGA治療薬です。
髪の成長と頭皮の血行には、深い関わりがあります。
1本1本の髪の毛根には、髪の成長に重要な2種類の細胞が存在します。
まず毛母細胞は、いわば髪の工場のような細胞です。
1本1本の髪の毛は、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで作られています。
続いて毛乳頭は、発毛の司令塔とも呼ばれる細胞です。
頭皮を走る血管から酸素や栄養素を受け取り、毛母細胞に「髪を生やせ」という指令を送っています。
つまり毛母細胞や毛乳頭が活発にはたらくためには、頭皮の血行を改善する必要があるのです。
ミノキシジルは、血液の通り道である血管を広げることで血行を良くします。
するとより多くの酸素や栄養素が毛乳頭に届けられ、毛母細胞も活発に細胞分裂をおこなうようになるため発毛効果が発揮されます。
またミノキシジルには外用薬と内服薬がありますが、内服薬に関しては国内で発毛剤として認められておらず、効果や副作用についての検証も十分におこなわれていません。
しかし成分が体内に行き渡ることから、外用薬よりも内服薬の方が高い発毛効果があるといわれています。
ミノキシジルは、今でこそ発毛・育毛成分として高い知名度を誇ります。
ですがもともとは、全く違った病気の治療薬として開発された成分でした。
成分ミノキシジルが開発されたのは、1960年代のアメリカです。
アップジョン社(現ファイザー社)は高血圧症を治療する内服薬「ロニテン」の有効成分として、ミノキシジルを開発しました。
しかしロニテンを服用していた患者からは、「多毛症」の副作用が出たとの報告が相次ぎました。
このことからミノキシジルは発毛剤としての研究がすすめられ、1980年代のアメリカでミノキシジル含有の塗り薬「ロゲイン」が販売されたのです。
そして1999年、日本でもミノキシジルを含有した発毛剤リアップの販売がスタートしています。
またミノキシジルは、髪を生やす効果が認められた世界初の成分です。
1980年代に登場してから数十年もの間、薄毛に悩む多くの方に使用されてきた実績があります。
さらに現在ではミノキシジル以外にも多数の薄毛治療薬が登場していますが、"発毛剤"として扱われているのはいまだにミノキシジルだけです。
ミノキシジルには外用薬・内服薬がありますが、剤形により副作用も異なります。
まずミノキシジル外用薬は、薬局などで市販されている一般用医薬品(OTC)です。
しかし一般用医薬品の中でももっとも副作用の頻度が高い第1類医薬品に分類されており、ミノキシジル外用薬の副作用には主に次のような皮膚症状が報告されています。
など
ミノキシジル外用薬は頭皮に直接塗るため、これらの症状は有効成分あるいは添加物へのアレルギーだと考えられています。
また決められた用量を超えて使用することで頭痛や手足のしびれなど、皮膚以外の症状が出るとの指摘もあります。
一方のミノキシジル内服薬は、外用薬よりも高い発毛効果が期待できることから多くのAGAクリニックで薄毛治療に用いられています。
ですが効果だけでなく、副作用に関しても内服薬よりリスクが高くなります。
ミノキシジル内服薬の副作用は、心血管系を中心に生じるとの報告があります。
など
このように、ミノキシジル内服薬にはさまざまな副作用のリスクがあるとされています。
ただ実際のところ、全身の多毛症以外の症状が生じたという事例は少ないです。
AGA治療薬は、服用すればすぐに悩みが解決するというものではありません。
基本的に長期間飲み続けることが前提の薬であり、効き始めるまでには少なくとも3ヶ月~半年はかかるとされています。
さらにAGA治療薬は、薄毛を根治するものでもありません。
服用を中止するとそれまでに得られた改善効果が失われ、ようやく増えた髪も元の状態に戻ってしまいます。
そのためAGAを改善し、フサフサの髪を維持していくためにはAGA治療薬を購入する際の費用面も重要になります。
そこで毎月の治療費を抑えるために活用したいのが、AGA治療薬のジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品とは先発薬の特許が切れた後に、先発薬と同じ有効成分・製法で作られる後発医薬品です。
先発薬と比べて開発費用がかからないため低価格になり、しかも同じ有効成分が含まれているため同等の効果も期待できます。
AGA治療薬にもジェネリック医薬品が次々と登場しており、近年では安価な海外製のジェネリック医薬品が支持されています。
ただしジェネリック医薬品もメリットばかりではなく、同じ有効成分を含有していても先発薬とは効き目がことなることがあります。
また海外製のジェネリック医薬品に関しては日本では未承認なものもあり、安全性が確立されていないことに注意が必要です。
プロペシアやザガーロ、ミノキシジルなどのAGA治療薬は、男性の薄毛に対して高い有効性があります。
しかし脱毛が進行してから対処するだけではなく、日常的なケアによって薄毛を予防する>ことも大切です。
薄毛を長期的に予防し、太く丈夫な髪を維持するために活用したいのが育毛サプリになります。
AGA治療薬の副作用が気になる方にもおすすめです。
育毛サプリは新たな髪を生やす"発毛"ではなく、今ある髪を育てる"育毛"を目的としたものです。
毎日の食事で不足しがちな栄養素や、健康的な髪を保つために効果的な成分が配合されています。
代表的なのは、次のような成分です。
・L-リジン
・亜鉛
・ノコギリヤシ
以下では、それぞれの成分について特徴などをご紹介していきます。
L-リジンとは、アミノ酸の1種です。
アミノ酸の中でも「必須アミノ酸」に分類され、体内で作り出せないため食べ物やサプリから摂取する必要があります。
人のからだは、髪の毛も含めて大部分がタンパク質によって作られています。
髪の毛は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質が主成分であり、ケラチンはさらにL-リジンを含む18種類のアミノ酸で構成されています。
健康な髪を維持するためには、18種類のアミノ酸をバランスよく摂取しなくてはなりません。
しかし、L-リジンはご飯や小麦粉など、穀類には少量しか含まれていません。
炭水化物ばかりの食生活や、野菜中心の食生活を送っている方には特に不足しがちなアミノ酸です。
ケラチンの材料の1つであるL-リジンが不足しては丈夫な髪の毛を作ることもできなくなるため、サプリなどを活用することがおすすめです。
さらにL-リジンには血行を改善するはたらきや、プロペシアやザガーロのような内服タイプのAGA治療薬の効果を強めるはたらきもあります。
そのためL-リジンのサプリとAGA治療薬を併用する方も少なくありません。
ですがサプリだからといって副作用が起こらないとは限らないため、基準となる摂取量を守って服用しましょう。
亜鉛は"髪に良い栄養素"として有名なミネラルです。
「必須ミネラル」の1種でもあり、体内で作り出せないことから食べ物やサプリなどでしっかりと摂取しなくてはなりません。
亜鉛が髪に良いといわれる理由は、タンパク質の代謝を助けるはたらきにあります。
人の髪は、約9割が「ケラチン」というタンパク質で構成されています。
そのため健康な髪を育てるためには、ケラチンの材料となるタンパク質やアミノ酸を積極的に摂る必要があります。
ですが毎日の食事に含まれるタンパク質が、そのままの形で髪に使われている訳ではありません。
食事から摂取したタンパク質は一度アミノ酸に分解され、それらのアミノ酸が再構成されることでケラチンなどが生成されます。
そしてこのアミノ酸の再構成を助けるのが、亜鉛の役割です。
亜鉛が不足するとケラチンの生成ができなくなってしまい、抜け毛や薄毛につながることもあります。
つまり育毛のためにはタンパク質やアミノ酸だけではなく、亜鉛の摂取も欠かせません。
しかし亜鉛は健康な髪を保つために重要ですが、摂りすぎても良くありません。
亜鉛の過剰摂取は嘔吐や下痢、頭痛などの過剰症を引き起こすことがあります。
サプリを活用するときは不足分を補う程度にし、摂りすぎにならないように注意しましょう。
ノコギリヤシは北米に生息する、ヤシ科の植物です。
AGA治療薬プロペシアは、ノコギリヤシの成分を研究することで作られました。
果実に含まれるエキスはAGAに有効とされ、多くの育毛サプリに利用されています。
AGAは男性特有の脱毛症といわれますが、その発症には男性ホルモンが関係しています。
男性ホルモンの1種テストステロンが変性することで作られるDHTが、ヘアサイクルを乱してしまうために脱毛症状が起きるのです。
ノコギリヤシの研究から作られたプロペシアは、テストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼという酵素の阻害作用により、薄毛の進行を抑えるAGA治療薬です。
同様に、ノコギリヤシのエキスにもDHTを減らす作用があると報告されています。
1998年にイタリアで発表された論文によると、ノコギリヤシのエキスを飲んだグループは飲んでいないグループに比べてDHT量の減少が見られました。
ノコギリヤシの効果に関しては医学的な根拠があるとはいいきれませんが、育毛効果を期待できるサプリです。
またノコギリヤシのサプリに関して、副作用もほとんど見られていません。
しかし過剰摂取による健康被害の可能性は否定できないため、用法用量を守って服用しましょう。
AGAは男性だけに起こる、徐々に薄毛が進行していくことが特徴の脱毛症です。
薄毛はとても深刻な問題であり、男性にとって自信を喪失する原因にもなりかねません。
ですがAGAは治療をすることで改善が可能であり、治療のメインとなるのがAGA治療薬です。
またAGA治療薬には複数の入手方法があり、それぞれの方法によって入手できる治療薬の種類や料金などが異なります。
これらの入手方法は、どれも一長一短の方法となります。
以下では各入手方法の特徴を紹介していくので、参考にしてみてください。
AGA治療薬の中でも、プロペシアとザガーロは医師の処方せんを必要とする「処方せん医薬品」です。
そのためこれらのAGA治療薬は、AGA治療をおこなっている専門クリニックや皮膚科で入手できます。
まず注目したいのが、薄毛治療に特化した専門クリニックです。
専門医による診察や検査を受けた後に、症状や体質に応じたAGA治療薬の処方を受けることが可能です。
また、クリニックによってはオリジナルの治療薬を取り扱っていることもあります。
一方、皮膚科では専門クリニックに比べると治療の幅は狭く、処方されるのは基本的にプロペシアのみとなります。
ただし検査項目が少なく、専門クリニックよりも皮膚科の方が費用は安くなりやすいことがメリットです。
なおAGA治療は自由診療、保険は適用外であることに注意してください。
プロペシアやザガーロは処方せん医薬品ですが、ミノキシジルは処方せんを必要としない一般用医薬品です。
よってミノキシジルは、薬局やドラッグストアで購入できます。
これまで薬局やドラッグストアで市販されていたミノキシジル含有の発毛剤は、大正製薬が製造販売をおこなうリアップのみでした。
ところが2017年にリアップの特許が切れて、翌2018年からは続々とミノキシジル・ジェネリックが登場しています。
など
これらのジェネリックと先発薬のリアップは全て有効成分が同じ、ミノキシジルです。
しかしミノキシジルの濃度やミノキシジル以外に含まれている有効成分は、商品により異なります。
またミノキシジル内服薬は国内で未承認薬のため、購入できるのは塗り薬のみです。
育毛剤や発毛剤は、人が抱える劣等感の解消を目的とするため「コンプレックス商材」と呼ばれます。
コンプレックス商材を店頭で買うのは「恥ずかしい」というイメージが強く、育毛剤や発毛剤に関しても購入をためらう方が少なくありません。
しかしミノキシジル含有の発毛剤などは、Amazonや楽天市場のような国内の通販サイトで購入することも可能です。
通販サイトであれば周りの目を気にしたり、店員と顔を合わせたりすることなく発毛剤を入手できます。
さらにPCやスマホがあれば時間や場所にとらわれずに購入できるため、仕事が忙しい方にとってもメリットがある購入方法です。
ただしプロペシアとザガーロは医師の処方せんが必要なため、国内の通販サイトでは購入できません。
AGA治療薬の入手方法として、海外通販を利用するという選択肢もあります。
通常では医師の処方せんが必要なプロペシアやザガーロですが、海外通販であれば処方せんなしで、しかも安く購入できます。
またミノキシジルに関しては塗り薬・内服薬のどちらとも、安価での購入が可能です。
AGA治療は長期戦であり、継続して薬を服用していくことになります。
国内よりも安く購入できる海外通販には近年注目が集まっており、AGA治療薬を個人輸入している方も多いようです。
海外通販はAGA治療薬を安価で購入でき、種類も豊富なため一見メリットばかりに思えます。
しかし海外通販で購入できるAGA治療薬にはニセ薬のリスクがあり、素人目には正規品と見分けることが難しいなどの問題点もあることに注意しなくてはなりません。
プロペシア、ザガーロ、ミノキシジルはAGAの改善に有効であり、薄毛に悩む多くの男性に服用されています。
その改善効果は折り紙付きで、日本皮膚科学会による「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」においてもこれらのAGA治療薬は、最高ランクの「A」評価をもらっています。
薄毛や抜け毛といった症状は、とてもデリケートな問題です。
AGAを発症すると周りの目が気になって自信をなくしてしまい、誰にも相談できずに一人で悩んでしまう方も少なくありません。
ですがAGAは適切な治療により、改善することが可能な症状です。
薄毛に悩んでいる方は、治療に向けての第一歩としてAGA治療薬の服用を検討してみることをおすすめします。
法人サイト
日本皮膚科学会
1900年(明治33年)に創立された皮膚科に関する日本医学会に加入している学会です。会員に『日本皮膚科学会雑誌』を発行しており、専門医の資格取得を目指す方への研修講習会を開催しています。
製薬会社サイト
大正製薬
1912年(大正元年)に前身となる大正製薬所が設立された。一般医薬品と健康関連商品の開発をおこなっており、社章として「ワシのマーク」、栄養ドリンクのロングセラー「リポビタンD」などが広く知られている。