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EDを始めとする男性特有の病気「性機能障害」の病因を知っておきたい

性機能障害|EDの病型と疾患、性欲減退、射精障害

ED・勃起不全だけが性行為に支障をきたしているわけではない

ED(勃起不全)は、満足な性行為ができなくなるという病気です。
正常に勃起しなくなることにより、「挿入できない」「性行為を終えるまで勃起した状態を維持できない」といった症状があらわれます。

しかし、EDだけが正常な性行為に支障をきたすというわけではありません。

そのほかの要因として『性欲の減退』や『射精障害』、また『オルガスム障害』といったものがあげられます。
正常に勃起している方も、これらの現象によって満足な性行為ができない、性行為への関心が薄れるといったことが今後あるかもしれません。

これらの中には、EDの症状にとどまらない悪影響をもたらすものもあります。
この章では「ED以外に気をつけるべき現象」についてまとめています。
健全な性生活のために、ぜひチェックしてみてください。

目次

  1. ED・勃起障害の病因には2つの病型と2つの疾患がある
  2. 原発性ED
  3. 続発性ED
  4. 血管疾患
  5. 神経疾患
  6. 性欲減退を引き起こす要因となる主な病気
  7. 性腺機能低下症
  8. 慢性腎臓病
  9. うつ病
  10. 勃起持続してもさまざまな射精障害が男を苦悩させているケース
  11. 射精障害
  12. 逆行性射精
  13. 早漏
  14. オルガスム障害も正常な性行為を低下させる原因となる
  15. 無オルガスム症
  16. 陰茎感覚の低下
  17. 正常な性行為を行うためには性機能障害の早期改善が不可欠
  18. 関連ページ

ED・勃起障害の病因には2つの病型と2つの疾患がある

一般的にEDとは「正常に勃起しないことにより性行為を満足にできない状態」を指しますが、これには2種類のタイプがあります。『原発性ED』『続発性ED』と呼ばれるものです。

またEDを発症する原因にも『血管疾患』と『神経疾患』の2種類があります。
EDを改善するためには、まず自分の症状のタイプや原因を理解する必要があります。

原発性ED

原発性EDとは「現在まで一度も勃起したことがない状態」もしくは「現在まで一度も勃起状態を維持できたことがない状態」をいいます。

主な原因としては、幼少期の性的なトラウマなどの精神的な要因で勃起や性行為に対して恐怖、罪悪感を覚え、そのためにEDになってしまうケースが多いようです。
生まれつき性腺(精巣)に障害がある場合や、出生時から性器に異常をきたしている場合に発症するケースも報告されています。

続発性ED

続発性EDとは「過去には正常に勃起できていたが、のちに正常な勃起ができなくなる状態」をいいます。

主な原因としては、「加齢による身体機能の低下」「慢性的なストレス」「生活習慣の乱れによる血管疾患」などがあげられます。
EDと診断される方のほとんどを悩ませているのがこのタイプです。

特に、現代ではストレスや生活習慣の乱れによる続発性EDで悩むケースが増加傾向にあります。
心身の健康を損ねることによってEDのリスクが高まるので、普段から規則正しい生活を心掛けましょう。

また、常用している医薬品の副作用によってEDを発症することもあります。
医薬品に含まれている有効成分が、性機能に関係する男性ホルモンや神経伝達物質の作用を抑制しEDを誘発します。

続発性EDは、ED治療薬の服用をはじめ、原因に合わせた治療方法で改善が可能です。

ED治療薬とは、名前の通りED治療に効果を持つ医薬品で、即効性を持ち薬ごとにさまざまな効果を持つことから世界中で利用されています。

血管疾患

血管疾患とは、動脈硬化をはじめとする血管に生じた病気の総称です。
動脈硬化は、動脈の壁が肥厚する、または硬化することによって起こり、血液の循環を悪化させます。 血液の循環がスムーズに行われなくなることによって、陰茎海綿体に十分な量の血液が流れず、EDのリスクを高めます。

また、症状が進行することによって、脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる合併症を引き起こすリスクが高まります。
動脈硬化は加齢やコレステロールの蓄積、喫煙、不規則な生活習慣など、さまざまな原因で発症する可能性がありますので、食生活の改善や生活習慣の見直しをして予防することが大切です。

動脈硬化が発覚した場合は、EDや合併症を予防するために早期治療を心掛けましょう。

神経疾患

神経疾患とは、脳や脊髄などに生じた病気の総称です。アルツハイマー病やパーキンソン病などの疾患がそれにあたります。
脳や脊髄の神経が異常をきたすことにより刺激や興奮の情報が陰茎にうまく伝わらず、勃起機能が低下する、というのが基本的な病気のメカニズムです。

神経疾患は遺伝によって生まれつき発症することもあれば、手術や事故による外傷によって後天的に発症することもあります。
また、生活習慣の乱れや睡眠不足も原因と考えられているので、心当たりがある方は予防するために生活習慣を見直しましょう。

性欲減退を引き起こす要因となる主な病気

満足な性行為ができない原因のひとつに『性欲の減退』、性行為をする気にならないという精神状態に陥ることがあげられます。

性欲の減退にともない「勃起不全」「射精できなくなる」といった現象が起こる可能性があります。

男性の性欲には、精巣で分泌されるテストステロンという男性ホルモンが深い関わりを持っており、男性的な骨格、筋肉を形成するよう促し、性的な面では陰茎の育成、性欲の向上を促します。
テストステロンの分泌量は歳を重ねるにつれ減少しますが、一部の病気によって減少することもあります。

性腺機能低下症

性腺機能低下症とは、性腺(精巣)が異常をきたすことにより発症する病気です。
生まれつき性腺に障害があることによって発症する『原発性性腺機能低下症』と、後天的に性腺に障害が生じることによって発症する『続発性性腺機能低下症』の2通りに分類できます。

男性の場合、発症すると精巣が、本来の機能を最大限に果たすことができなくなります。
その影響で精巣が担う役割のひとつである「男性ホルモンの分泌」も正常に行われなくなり、性欲を感じるために必要な量のテストステロンが得られなくなります。

原発性性腺機能低下症の主な原因は、胎児の段階で生じた染色体や精巣の異常であると考えられています。
一方、続発性性腺機能低下症の多くは、病気やケガによって『下垂体』とよばれる精巣を刺激するホルモンを分泌する器官が異常をきたすために起こるといわれています。

性腺機能低下症は、テストステロンを体内に注入する『ホルモン補充療法』によって治療することが可能ですが、重症化してホルモン補充療法で改善できない場合は、外科手術による治療が必要になります。

慢性腎臓病

慢性腎臓病とは、腎臓の機能が低下する腎不全が慢性的に続き、症状を進行させる状態を指します。 主な原因は糖尿病や高血圧などの生活習慣病です。
腎不全は下垂体に影響を及ぼすことがあり、テストステロンとは別のホルモンの分泌を促すといわれています。これによってテストステロンの分泌量が減少し、性欲が減退すると考えられています。

このほか、腎不全は貧血や過度の疲労の原因にもなります。
腎臓には血液中の老廃物をろ過し、排出する機能があります。 腎不全によってこの機能が正常に働かなくなると、血液中に老廃物が蓄積し貧血や疲労を引き起こします。

うつ病

うつ病は、意欲の低下や過度の不安など不安定な精神状態を招く病気で、現代病のひとつとされています。
人間関係のトラブルや生活環境の変化など、さまざまな要因によって発症する可能性があります。

うつ病によって精神状態が不安定になると、性欲を向上し、維持する副交感神経の働きが弱まります。これによって性欲が減退する可能性があります。

うつ病は、薬物療法やカウンセリングで改善できますが、抗うつ薬を使用した治療を行う際には注意が必要です。
薬の服用により、性欲の減退が副作用としてあらわれる可能性があります。

特に、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)系の抗うつ薬は、副作用を引き起こす可能性が高いとされています。
緊張や不安をやわらげる神経伝達物質であるセロトニンの増加が期待できる傍ら、興奮や快楽を亢進させる神経伝達物質であるドーパミンの分泌を抑制します。

ドーパミンが減少することにより、性欲が減退する可能性があります。
抗うつ薬の副作用によって性欲が減退した場合、かかりつけの医師に相談し減薬することで改善されることがあります。

勃起持続してもさまざまな射精障害が男を苦悩させているケース

射精障害

性行為で満足感を得るためには「正常に勃起すること」「性欲があること」だけではなく、「正常に射精できること」も必要です。

男性は性的な快楽を得てオルガスムに達することに伴って射精しますが、射精障害によって正常に射精できないことがあります。
射精障害とは、文字通り「正常に射精を行えない状態」をいいます。

勃起と射精はいずれも性行為や自慰行為の際に起こる現象ですが、それぞれのメカニズムは異なり、「正常に勃起できる=正常に射精できる」とは限りません。
勃起不全ではなく、勃起自体は滞りなく行える場合でも、射精障害を引き起こす可能性があります。

逆行性射精

逆行性射精とは「まったく射精できなくなる」「射精時の精液の量が著しく減少する」といった症状が見られ、男性不妊につながることがあります。

尿道から体外に精液を射出するはずの射精が正常に行なわれず、膀胱に精液が逆流することが直接的な原因で、前立腺手術や脊髄損傷、糖尿病などによって引き起こされます。
中でも多いといわれているのが、前立腺手術によって発症するケースです。

尿道が狭まってしまう前立腺肥大症の治療として行われるレーザーメスによる切除手術によって、膀胱と尿道の境目にあり扉のような役割を担う膀胱頸部が閉まらなくなり精液が逆流します。
ちなみにこの逆流した精液は、膀胱からあらためて尿として排出されます。

逆行性射精は自然に治癒する可能性が低く、膀胱頸部を閉める作用を持つ医薬品を用いて改善する必要があります。
具体的には、イミプラミン、プソイドエフェドリンといった成分を含有した医薬品があげられます。

早漏

早漏とは性行為の際、早い段階で射精してしまう現象を指し、国際的な定義は「挿入前もしくは挿入後1分以内に自分の意思とは関係なく射精し、パートナーが満足できていない状態」とされています。
原因として、主に「男性器が敏感であること」「不安や緊張などがあり、不安定な精神状態であること」があげられます。

早漏の改善方法は原因によって異なります。
陰茎が敏感であることによって早漏を招いている場合、普段から「陰茎を刺激に慣らす」「性行為をする際、厚みのあるコンドームを使用する」「早漏薬を利用する」といった方法が効果的です。

「陰茎を刺激に慣らす」というのは、自慰行為の要領で陰茎に刺激を与え、射精感が高まったところで手を離し、快感が治まったら再び刺激を与えることを繰り返し行なう方法で、いわゆる『チントレ』と呼ばれるものです。

早漏薬には、身体の内部から改善する内服薬と、陰茎に直接塗布するスプレーや塗り薬など多様な商品が販売されています。

精神的な問題によって早漏を招いている場合には、「カウンセリングを受ける」「パートナーに悩みを相談する」といった方法で心の負担を解消することから試みましょう。

オルガスム障害も正常な性行為を低下させる原因となる

『オルガスム障害』も性行為による満足度を低下させる要因のひとつにとしてあげられます。

オルガスム障害とは、性的刺激や性的興奮を得たにもかかわらずオルガスム(絶頂)に達しない状態をいいます。
男性の場合、オルガスム障害に伴う射精障害により、男性不妊を引き起こす可能性があります。

無オルガスム症

無オルガスム症は、先天的にオルガスムに達する機構に支障が見られるというものです。
生活習慣病や医薬品の副作用など、さまざまな原因で後天的にオルガスムに達しない状態になってしまうオルガスム障害とは区別されます。

無オルガスム症の原因と考えられているのは、精神的な問題です。
特に、幼少期に受けた虐待や性的暴行がトラウマになり、それが原因で現在まで一度もオルガスムに達することができないケースが多いと考えられています。

精神的要因によってオルガスム障害を引き起こしている場合、心理療法で改善できます。
過去のトラウマが原因になっている場合であれば「カウンセリングを受ける」、恋愛や性に対するトラウマが原因になっている場合は「パートナーに相談する」といった方法が効果的です。

うつ病や双極性障害などの精神障害を発症している場合、原因となる病気の治療を行うことで自然に改善される可能性があります。

陰茎感覚の低下

オルガスム障害は、精神的要因のみで発症するものではなく「陰茎感覚の低下」などの身体的要因によって発症することもあります。
陰茎の神経に障害があることにより、性的刺激を受けても感覚が得られず、オルガスムに達することができなくなるというものです。

感覚の低下によりオルガスム障害を発症している場合、医薬品の服用によって改善することが可能です。
ただし、薬物療法で効果が実感できない場合は、外科手術を受ける必要があります。

このように、精神的要因と身体的要因のいずれがオルガスム障害の原因なのかによって、治療方法が異なります。
オルガスム障害を改善するために、まずは何が原因で発症しているのか理解しておきましょう。

正常な性行為を行うためには性機能障害の早期改善が不可欠

性行為によって十分な満足感を得るためには、性機能が正常に働き、「勃起機能が正常であること」「性行為をするための性欲があること」「正常に射精できること」「オルガスムに達すること」これらの要素が必要不可欠です。

いずれかの性機能に異常が見られる場合、早期改善に取り組むべきでしょう。
『性欲の減退』『射精障害』『オルガスム障害(無オルガスム症)』は、軽度のうちに適切な方法で治療をはじめることで、改善する見込みがあります。

しかし、放置していると症状が進行し重症化するおそれがあります。
特に射精障害による男性不妊は、見過ごしにできない問題のひとつです。
早めに病院へ行き、あるいは医薬品を使用し、正常な性行為、健全な性生活を取り戻すことが賢明です。

参考文献

MSDマニュアル

ED治療薬

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