エラ

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エラの商品詳細

エラの特徴

エラの特徴は服用のしやすさと性行為後の避妊リミットの長さです。
エラは、性行為後1錠服用するだけで、高い避妊率を発揮します。

3相性ピルの場合、毎日1錠を決まった時間に飲み続ける必要がありますが、エラは1錠の服用で効果が現れるため飲み忘れが起こりにくい点も特徴です。

また、性行為後120時間（5日）以内に服用することで避妊効果が得られるため、急な性行為で薬を持参していない場合でも安心です。

エラについて詳しくはこちら
>>避妊薬とは

エラの効果

エラは、突発的な性行為や避妊を忘れた時の性行為後、120時間（5日間）以内であれば避妊効果が得られます。
また可能な限り早いうちにエラを摂取することで避妊確率は高まります。

エラはタブレット形状となっており、食事の有無に関わらず服用できるため、使い勝手が非常に良いという特徴もあります。

ただしあくまで緊急時に服用することを目的に開発された薬のため、常用することがないよう気をつける必要があります。

参考文献：HRAファーマ「ella ® の摂取について知っておくべき重要な情報」（英文）

エラの有効成分

エラの有効成分はウリプリスタル酢酸エステルです。
ウリプリスタル酢酸エステルが、妊娠に必要な黄体ホルモン（プロゲステロン）の働きを阻害することで、排卵や子宮内膜の変化を抑制し妊娠しにくくします。
またウリプリスタル酢酸エステルは、避妊以外にも子宮筋腫の治療薬として使用されています。

参考文献：PubChem「ウリプリスタル酢酸塩」（英文）

エラの服用リミット

エラの服用リミットは、性行為後120時間（5日）以内とされており、他の緊急避妊薬と比較して服用のタイミングが遅い場合にも効果が見込めます。

ただし他の避妊薬同様、性行為後、服用が早ければ早いほど避妊効果が高いので忘れず服用しましょう。

参考文献：FDA「Ella Clinical PREA」（英文/pdf）

エラの適応症状

• 緊急時の避妊
• 子宮筋腫治療

エラの含有量・内容量

エラは、1箱にタブレット形状で1錠（1回分）が含まれています。
また、エラ1錠あたりウリプリスタル酢酸エステルが30mg含まれています。

製薬会社

アブティ・イブラヒム（ABDi iBRAHIM）

アブティ・イブラヒムは、トルコのイスタンブールにありトルコでは最大の製薬会社です。
世界40カ国以上で事業を展開するほど活躍しており、安心して服用できる薬を多数開発しています。

エラの臨床試験結果

アメリカにある45のクリニックにて実施された、非盲検多施設共同試験（被験者：1,533人）では、避妊せずに性行為を行った後、48〜120時間の間にウリプリスタル酢酸エステル塩30mgを投与し、その際の妊娠数や副作用の発生率を確認しました。

結果、最終的に対象となった1,241人のうち26人（約2.1％）のみの妊娠に抑えることができました。

またアメリカやイギリス、アイルランドにある35の施設で実施された単盲検比較試験（被験者：844人）では、避妊をせずに性行為を行ったあと、0〜72時間の間にウリプリスタル酢酸エステル塩30mgを服用し、妊娠率と副作用を確認しました。

こちらの結果では、被験者844人のうち16人（約1.9％）のみの妊娠に抑えられたことが確認されています。

参考文献：National Library of Medicine「ウリプリスタル酢酸塩 (ella) 臨床効果」（英文）

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エラの用法用量

エラの服用方法

性行為の後、120時間（5日）以内に水またはぬるま湯で1錠服用します。
食事の有無や昼夜に関係なくいつでも飲むことが可能です。
ただし、服用後3時間以内に吐いてしまった場合、避妊効果が十分に得られない可能性があります

エラの服用時の注意

日常的に使用しない

エラは、緊急的な避妊をすることを目的に開発された薬です。
そのため、日常的に服用することは禁止されています。

特に、同じ月経周期で2度服用しないようにしましょう。
エラ服用後、同じ月経周期で避妊をする場合は、別の避妊方法を試すようにしましょう。

薬を吐き出さない

エラ服用後、3時間以内に吐き出してしまうと、避妊効果が減少する可能性があります。
そのため、吐き気を催さないタイミングで服用しましょう。

万が一吐き出してしまった場合、再度エラの服用を検討してください。
また副作用で吐き気を催した場合は、楽な体制で体を休めるようにしましょう。

エラの副作用

エラを服用することで、副作用を引き起こす可能性があります。
これらの副作用が発生した場合は、すぐに病院へ行き、医師の診察を受けるようにしてください。
また記載していないことでも、普段と違う違和感を感じることがあれば、医師や薬剤師に相談しましょう。

エラの副作用について詳しくはこちら
>>避妊薬の副作用

参考文献：DAILYMED「ELLA-酢酸ウリプリスタル錠 副作用」

エラの隠されたメリット

エラには避妊の効果以外にも下記のような副次的メリットがあります。

・月経過多の治療
急性多量月経出血と重度の貧血を伴う多病理学的患者の症例において、6日間のウリプリスタル酢酸塩の投与で副作用もなく治療に成功した事例が公開されています。

参考文献：National Library of Medicine「子宮筋腫を伴わない急性の大量月経出血の管理のための酢酸ウリプリスタル」（英文）

・子宮筋腫の治療
ウリプリスタル酢酸塩を3～6ヶ月間投与した結果、重篤な有害事象を引き起こすことなく出血を抑制し、筋腫のサイズを縮小して生活の質を改善した試験結果が公開されています。

参考文献：National Library of Medicine「ウリプリスタル酢酸塩、緊急避妊用プロゲステロン受容体調節剤 その他の適応症」（英文）

エラの使用上の注意

エラの服用に注意する人

次に該当する人は、服用に注意が必要です。使い始める前に医師または薬剤師に相談してください。

• 授乳中の人
• 月経が始まっていない場合、または閉経を過ぎている場合
• 過去、エラ服用後3時間以内に腹痛を引き起こしたことがある人

参考文献：Drugs.com「エラ 服用する前に」（英文）

エラの重要な基本的注意

• 同じ月経周期内でのエラの繰り返し使用に対する、安全性や有効性は評価されていません。
• エラを服用し終わった後、生殖機能が急速に回復するため、同じ月経周期で性行為をする際は、エラ以外の避妊方法を準備しておく必要があります。
• エラ服用後、月経周期が変動し、平均2.5日伸びたという臨床結果があります。ただし、次の月経では正常に戻ることも確認されているため、過度に心配しないようにしましょう。
• エラを服用後3時間以内に嘔吐をした場合、避妊効果が十分に得られない可能性があります。
• エラには、性感染症やHIVを予防する効果はありません。
• 妊娠後にはエラの効果は適用されませんので、中絶目的では使用できません。

エラの併用注意

以下の薬剤は、エラの効果を弱めてしまう作用があります。

参考文献：MedlinePlus「ウリプリスタル どのような特別な予防措置に従う必要がありますか?」（英文）

エラを服用してはいけない人

• 妊娠している、または妊娠の疑いがある人

妊娠がわかっている場合、現時点でエラがお腹の中の赤ちゃんに及ぼす影響について解明できていないため、絶対に使用してはいけません。
誤って服用した場合は、すぐに医師に相談し、適切な治療を受けてください。

エラの併用禁忌

• CYP3A4誘導剤

参考文献：National Library of Medicine「ウリプリスタル酢酸塩 (ella) 薬物相互作用」(英文)