テルビシルスプレー

アリルアミン系の抗真菌薬です。有効成分であるテルビナフィンは、真菌の細胞膜の成分であるエルゴステロールの生合成を阻害し、細胞膜を破壊します。
これにより、真菌の増殖が抑制され、真菌感染症を治療します。

抗菌作用の有効時間は24時間です。

テルビシルスプレーは1本30mlとなっています。
テルビナフィン1％を含有しています。

※ラミシール外用スプレーに関する臨床試験はおこなわれていないため、先発薬であるラミシールクリーム及びラミシール外用液の臨床試験の結果を掲載いたします。
白癬、カンジダ症及び癜風患者328例（解析対象は315例）に対して、ラミシールクリームを1日1回の塗布と1日2回の塗布の二重盲検試験を行いました（足白癬は4週間、その他の皮膚真菌症は2週間）。 その結果、どちらの群もすべての疾患に対して高い効果を示し、両群間で有意な差は見られませんでした。 また副作用の発生率は、1回塗布群で2.7％（4/148例）、2回塗布群で3.6％（6/167例）で、こちらも有意な差は認められませんでした。

1日1回患部に噴霧してください。
患部および周辺を清潔な状態にし、患部から約5cm離して噴霧してください。

推奨用量は患部に1日1回の噴霧です。
使用期間は、状態にもよりますが数週間から数か月とされています。

テルビシルスプレーの使用時の注意は以下の通りです。

使用時の注意

• 用法・用量を守りなるべく決まった時間に使用してください。
• 過度な使用は副作用発現の原因になります。
• 噴霧し忘れた場合は、気が付いた時に出来るだけ早く使用してください。ただし、次の使用までの間隔が短い場合は、1回分を飛ばして次回分から使用してください。
• その他の外用剤で軟膏やクリーム剤と併用する場合は、それらに薬剤が流れてしまう恐れがあるため、本剤を先に使用した後に次の薬を使用してください。
• 目には使用しないでください。万が一目に入った場合は、すぐに水で洗い流してください。

テルビシルスプレーの主な副作用として、発疹、蕁麻疹、血管浮腫、そう痒症、紅斑、色素沈着、刺激感があります。

重大な副作用は報告されていません。

その他の副作用は次の通りです。

テルビシルスプレーの副次的効果は確認されていません。

使用に注意する人

• 妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療の有益性が危険性を上回る場合にのみ使用する
• 新生児に対する臨床試験は実施されていません

テルビシルスプレーの併用注意薬はありません。

これまでに本剤に過敏症を起こしたことのある人は使用してはいけません。

テルビシルスプレーの併用禁忌薬はありません。