ジルテックの効果とは?アレルギーについても解説
ジルテックはセチリジン塩酸塩を有効成分に配合した抗アレルギー薬です。ジルテックの効果および、アレルギーについて解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ジルテックはベルギーのブリュッセルに本社をおく製薬会社「UCB(Union chimique belge)」が製造・販売している抗アレルギー薬です。
有効成分のセチリジン塩酸塩にはヒスタミンH1受容体に拮抗し、アレルギー反応を抑制する作用があります。
本記事ではジルテックの効果やアレルギーについて、はじめての方にも分かりやすく解説します。
目次
ジルテックとは

ジルテックの効果について解説する前に、まずはどのような医薬品なのか知っておきましょう。
抗アレルギー薬の一種
ジルテックは抗アレルギー薬の一種で、有効成分としてセチリジン塩酸塩を配合しています。
セチリジン塩酸塩は抗アレルギー薬に用いられる代表的な成分で、アレルギーの原因となるヒスタミンのはたらきを抑制する作用があります。
適応症状
ジルテックの適応症状は以下の通りです。
アレルギーについて

平成23年のリウマチ・アレルギー対策委員会報告書によると、日本人のおよそ2人に1人が何らかのアレルギー疾患を罹患していることが示唆されています。
アレルギーの原因や種類、発症メカニズムについて解説します。
アレルギーとは
アレルギーは免疫反応により起こる全身もしくは局所の障害を意味します。
アレルギーは大きく1型〜4型に分類されますが、一般的に「アレルギー」と呼ばれる食物アレルギーや花粉症などは1型に含まれます。
アレルギーの種類と原因
一般的にアレルギーと認識されている「1型アレルギー」は、主に以下の5つに分類されます。
それぞれについて解説します。
食物アレルギー
食物アレルギーは主に経口摂取した食品により、即自的に(1時間以内に)起こるアレルギー反応です。
原因となる食品(卵やソバ、小麦粉など)に対して免疫が過剰に反応し、湿疹や蕁麻疹、咳、下痢などを引き起こします。
場合によってはアナフィラキシーショックを招き、死に至る恐れもあるため注意が必要です。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は鼻の粘膜に付着した物質により引き起こされるアレルギー反応です。
大きく通年性と季節性に分類され、以下の原因で発症リスクが増加します。
いずれのアレルギー性鼻炎も鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどを引き起こす点が特徴です。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は以下の「アトピー素因」に、ストレスや食物など環境的要因が加わり発症します。
アトピー性皮膚炎を発症すると、かゆみをともなう湿疹が見られ、掻きむしると浸出液により肌の表面がジュクジュクするケースもあります。
また、アトピー性皮膚炎はよくなったり悪くなったりを繰り返す点も特徴です。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は目の粘膜や結膜にアレルゲンが付着して引き起こされます。
目のかゆみや充血、異物感、目ヤニなどが主な症状で、通年性と季節性に分けられます。
気管支喘息
気管支喘息は空気の通り道である気管にアレルギー反応を引き起こし、呼吸が苦しくなったり喘鳴が生じたりする疾患です。
気管支喘息の原因としてはダニやペットの毛、カビ、感染症などが挙げられます。
アレルギー反応が起こるメカニズム
アレルギー反応が起こるメカニズムは以下の通りです。
![]() ジルテックは、ベルギーのブリュッセルに本社を置くUCBが製造開発している抗アレルギー薬です。主成分としてセチリジンが含有しており、主にアレルギー性鼻炎をはじめ、蕁麻疹や花粉症などの症状の緩和に効果が期待できます。 1箱:1,533円~ |
ジルテックの効果

ジルテックの有効成分であるセチリジン塩酸塩には、ヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー反応を抑制する作用があります。
また、セチリジン塩酸塩はヒスタミン誘発皮膚反応、およびヒ スタミン誘発鼻症状を速やかに・長く抑制する点も特徴です。
まとめ

ジルテックはベルギーのブリュッセルに本社をおく製薬会社「UCB(Union chimique belge)」が製造・販売している抗アレルギー薬です。
有効成分のセチリジン塩酸塩にはアレルギーの原因であるヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などの症状を抑える効果があります。
今回の記事を参考にジルテックの効果について理解し、アレルギー疾患の早期改善にお役立てください。
おすすめ商品
-
ジルテック
ジルテックは、ベルギーのブリュッセルに本社を置くUCBが製造開発している抗アレルギー薬です。主成分としてセチリジンが含有しており、主にアレルギー性鼻炎をはじめ、蕁麻疹や花粉症などの症状の緩和に効果が期待できます。
1,533円~
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ