ジルテックの併用注意とは?服用に注意が必要な人もご紹介!
ジルテックを服用する場合、飲み合わせを知らないと思わぬ危険を招く恐れがあります。ジルテックの併用注意について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ジルテックはベルギーのブリュッセルに本社をおく製薬会社「UCB(Union chimique belge)」が製造・販売している抗アレルギー薬です。
ジルテックに限らず医薬品には飲み合わせがあるケースが多いため、服用する方は併用注意について理解しておきましょう。
本記事ではジルテックの併用注意および、服用に注意すべき人について徹底解説します。
目次
ジルテックの併用注意薬一覧

ジルテックの併用注意薬は以下の通りです。
薬剤名など | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
テオフィリン | ジルテックと併用した場合にテオフィリンの薬物動態は変化しませんが、ジルテックの曝露量が増加すると報告されています | 機序に関しては明らかにされていませんが、併用によりジルテックの有効成分のクリアランスが16%減少するとされています |
リトナビル | 併用するとリトナビルの曝露量が11%減少し、ジルテックの曝露量が40%増加すると報告されています | リトナビルの作用によりジルテックの腎排泄が阻害される可能性があります |
中枢神経抑制剤 | 中枢神経系に影響を与える可能性があります | 中枢神経抑制作用が増強する可能性があります |
ピルシカイニド塩酸塩水和物 | 両剤の血中濃度が上昇し、副作用の発症リスクを高める恐れがあります | 機序不明 |
アルコールにも中枢神経抑制剤と同様の作用があるため、ジルテックの服用中は飲酒を避けてください。
ジルテックの服用に際して注意が必要な人

以下の該当する方はジルテックの服用に際して注意が必要です。
けいれん性疾患や既往歴をお持ちの人
けいれん性疾患や既往歴をお持ちの人は、ジルテックの服用に際して注意が必要です。
服用にともないけいれん発作を起こす可能性があるため、事前にかかりつけ医に相談してください。
軽度~中等度の腎機能障害をお持ちの人
軽度〜中等度の腎機能障害をお持ちの人がジルテックを服用すると、有効成分の血中濃度が高くなりすぎる可能性があります。
クレアチニンクリアランスが「10mL/min以上・60mL/min以下」の方は、かかりつけ医に相談してください。
肝機能障害をお持ちの人
肝機能障害をお持ちの人がジルテックを服用すると、有効成分の血中濃度が高くなりすぎる可能性があります。
特に飲酒の習慣がある方は、服用にともない中枢神経に影響を与える恐れがあるため注意が必要です。
妊婦・授乳婦
妊婦もしくは妊娠している可能性がある女性は、ジルテックの有益性がデメリットを上回る場合のみ服用が認められています。
ジルテックの有効成分は乳汁中に移行する可能性があるため、授乳婦の方は授乳の中断を検討する必要があります。
65歳以上の人
65歳以上の人は一般的に腎機能が低下しているため、ジルテックの有効成分の血中濃度が高くなりすぎる可能性があります。
ジルテックの服用で何らかの異常が見られる場合は減薬、もしくは休薬を検討しなければなりません。
![]() ジルテックは、ベルギーのブリュッセルに本社を置くUCBが製造開発している抗アレルギー薬です。主成分としてセチリジンが含有しており、主にアレルギー性鼻炎をはじめ、蕁麻疹や花粉症などの症状の緩和に効果が期待できます。 1箱:1,533円~ |
併用注意薬を服用した際の対処法

ジルテックと一緒に併用注意薬を服用した場合は、すぐに服用を中断してかかりつけ医の診察を受けてください。
まとめ

ジルテックはアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎にともなう症状を緩和する際に有益な医薬品です。
即効性に優れており、効果の持続時間が長い点がメリットの1つですが、服用するにあたっては併用注意を知っておく必要があります。
今回の記事を参考にジルテックの併用注意を理解し、アレルギー疾患の改善にお役立てください。
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