ジルテックの有効成分セチリジン塩酸塩について
ジルテックは抗アレルギー薬の一種で、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などにともなう症状を緩和する目的で用いられます。ジルテックの有効成分について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ジルテックはアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎など、アレルギー疾患に効果がある医薬品です。
有効成分のセチリジン塩酸塩はアレルギーの原因であるヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー疾患にともなう症状を抑える点が特徴です。
本記事では、ジルテックの有効成分であるセチリジン塩酸塩について解説します。
目次
セチリジン塩酸塩について

セチリジン塩酸塩の作用について解説する前に、そもそもどのような有効成分なのか知っておきましょう。
特徴
セチリジン塩酸塩は、抗アレルギー薬に用いられる代表的な成分の1つです。
セチリジン塩酸塩を有効成分に配合したジルテックは、ベルギーのブリュッセルに本社をおく製薬会社「UCB(Union chimique belge)」が製造・販売しています。
セチリジン塩酸塩はヒスタミンH1受容体拮抗作用により、アレルギー疾患にともなうかゆみなどの症状を抑えます。
抗アレルギー薬の中では比較的即効性に優れており、効果が長く持続する点も特徴です。
作用時間と適応症状
セチリジン塩酸塩の効果は服用後およそ40分から1時間であらわれ始め、およそ24時間かけてゆっくりと効果が消失します。
効果の持続時間が長いため、1日1回服用すればいい点がセチリジン塩酸塩錠のメリットの1つです。
セチリジン塩酸塩の適応症状は以下の通りです。
![]() ジルテックは、ベルギーのブリュッセルに本社を置くUCBが製造開発している抗アレルギー薬です。主成分としてセチリジンが含有しており、主にアレルギー性鼻炎をはじめ、蕁麻疹や花粉症などの症状の緩和に効果が期待できます。 1箱:1,533円~ |
セチリジン塩酸塩の作用

セチリジン塩酸塩には主に以下3つの作用があります。
それぞれ詳しく解説します。
ヒスタミン抑制作用
セチリジン塩酸塩の作用の1つが、ヒスタミンを抑制することです。
さまざまな臨床試験において、セチリジン塩酸塩が濃度依存的にヒスタミン反応を抑制することが分かっています。
また、セチリジン塩酸塩はヒスタミン誘発皮膚反応、およびヒスタミン誘発鼻症状を速やかにかつ長時間にわたり抑制する点も特徴です。
好酸球に対する作用
セチリジン塩酸塩は試験管内試験および生体内試験において、好酸球遊走抑制を示すことが分かっています。
好酸球の遊走が抑制されると、アレルギー反応にともなう炎症を鎮める作用が期待できます。
メディエーター遊離抑制作用
セチリジン塩酸塩には、メディエーター遊離抑制作用があることも分かっています。
メディエーター遊離抑制作用により、アレルギーの原因となるヒスタミンの放出を妨げる効果が期待できます。
ジルテックを取り扱う際の注意点

ジルテックは高温多湿を避け、室温(1℃〜30℃)で保管してください。錠剤を半分に割って使用する際は、密閉容器に保管して湿気から守るのがおすすめです。
子供の手の届かない場所に保管し、誤飲を避けるようにしましょう。
まとめ

ジルテックの有効成分であるセチリジン塩酸塩には、アレルギーの原因となるヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー疾患にともなう症状を緩和する作用が期待できます。
抗アレルギー薬の中では比較的即効性に優れており、効果が長く持続する点もメリットの1つです。
ジルテックは海外製の医薬品のため、購入の際には信頼できる個人輸入代行サイトを利用してください。
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ジルテックは、ベルギーのブリュッセルに本社を置くUCBが製造開発している抗アレルギー薬です。主成分としてセチリジンが含有しており、主にアレルギー性鼻炎をはじめ、蕁麻疹や花粉症などの症状の緩和に効果が期待できます。
1,533円~
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