プロトピック軟膏の使用方法と注意点について

プロトピック軟膏の使用方法について詳細に解説します。使用に際しての注意点も紹介しているので参考にしてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

プロトピック軟膏の使用方法と注意点について

プロトピック軟膏は東京に本社がある国内大手の製薬会社「アステラス製薬」が製造・販売している免疫抑制剤の一種です。

有効成分のタクロリムスには、炎症を引き起こす原因となるヒスタミンのはたらきを阻害し、アトピー性皮膚炎にともなうかゆみや赤みを緩和する効果が期待できます

本記事ではプロトピック軟膏の使用方法、および使用に際しての注意点について解説します。



プロトピック軟膏の概要

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プロトピック軟膏は東京に本社がある国内大手の製薬会社「アステラス製薬」が製造・販売しています。

有効成分のタクロリムスには、炎症の原因となるヒスタミンのはたらきを阻害し、アトピー性皮膚炎にともなうかゆみや赤みを緩和する効果が期待できます。



プロトピック軟膏の使用方法

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はじめに、プロトピック軟膏の基本的な使用方法、および推奨用量について解説します。


基本的な使用方法

成人の場合、プロトピック軟膏を1日に1回~2回塗布するのが基本です。適量を指にとり、痛みや腫れがある箇所に薄く塗り広げるイメージでまんべんなく塗布してください。


推奨用量

プロトピック軟膏の推奨用量は患部によって異なります

肩や肘、膝などの関節部に塗布する際には、軟膏をチューブから2センチメートル〜3センチメートルほど出して使用してください。

躯幹の広い範囲に塗布する際には、チューブから10センチメートル〜15センチメートルほど出して使用するのが目安です。

症状が出ている箇所や範囲に関わらず、1日の使用上限は5gとなっています


塗り忘れに気づいた際の対処法

プロトピック軟膏の塗り忘れに気づいたら、その段階で1回分を塗布してください。

免疫を抑制する効果が強いため、1度に2回分を塗布することは厳禁です。




プロトピック軟膏はアトピー性皮膚炎に対する外用剤で、免疫抑制作用によってアトピー性皮膚炎を改善させます。薬剤がアトピー性皮膚炎の皮膚状態が悪い部分のみから吸収されるので、正常な肌には影響がありません。

1箱:3,376円~



プロトピック軟膏を使用する際の注意点

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プロトピック軟膏を使用する際には、以下の6点に注意してください。

  • 2週間で改善が見られない場合は使用を中止する
  • 必要に応じて腎機能の検査を受ける
  • 長期にわたり漫然と使用しない
  • 紫外線をなるべく避ける
  • 患部を包帯などで覆わない
  • 適切に管理する



2週間で改善が見られない場合は使用を中止する

アトピー性皮膚炎の症状が増悪している時期は肌のバリア機能が低下し、プロトピック軟膏の有効成分の血中濃度が高くなる傾向にあります。

プロトピック軟膏を使用して2週間が過ぎても症状の改善が見られない、もしくは悪化する際には使用を中断してください。


必要に応じて腎機能の検査を受ける

重度のアトピー性皮膚炎を発症している方や、広範囲にわたり炎症が見られる方がプロトピック軟膏を使用すると、有効成分の血中濃度を高める可能性があります。

プロトピック軟膏の使用を開始した2週間〜4週間後に一度、その後は必要に応じて腎機能の検査を受けてください。


長期にわたり漫然と使用しない

プロトピック軟膏は長期にわたり漫然と使用しないでください。

内服薬に比べれば副作用のリスクは低いですが、長期的に使用すると思わぬ健康被害を招くリスクが増加します。


紫外線をなるべく避ける

プロトピック軟膏に限らず、炎症を抑える外用薬を用いている方は、紫外線をなるべく避けるのが基本です。

アトピー性皮膚炎にともない炎症を起こしている部位が紫外線を浴びると、色素沈着を起こす可能性があります。


患部を包帯などで覆わない

プロトピック軟膏を塗布した箇所を、包帯やガーゼなどで覆うことは避けてください。有効成分のタクロリムスに関して、密封法および重層法での臨床使用経験はありません


適切に管理する

プロトピック軟膏を使い終えたらしっかりとフタをして、雑菌が入ったり乾燥したりするのを避けてください。

冷蔵庫で保管する必要はありませんが、高温多湿を避け15°C〜25℃の室内で保管してください。

また、使用期限を過ぎたプロトピック軟膏の使用は避けましょう。期待した効果が得られないうえ、思わぬ健康被害を招く可能性があります。



まとめ

まとめの見出し画像

プロトピック軟膏の有効成分であるタクロリムスには、炎症の原因となるヒスタミンのはたらきを抑制し、アトピー性皮膚炎にともなうかゆみや赤みを緩和する作用があります。

ステロイド製剤に見られる皮膚の菲薄化リスクが低い点がメリットですが、長期にわたり漫然と使用することは禁止されています。

プロトピック軟膏を購入した際には用法用量を守って正しく使用し、アトピー性皮膚炎の改善にお役立てください。

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