ラシックスの服用の主な効果を解説｜効果が期待できる疾患とは？
ラシックスは尿の排泄を促し、血圧を低下させるお薬です。強い利尿作用をもつラシックスは、さまざまな疾患による症状の改善に有効性があり、あらゆる疾患の治療で使用されています。この記事では、ラシックスの主な効果や改善が期待できる疾患についてご説明します。
むくみ・利尿剤 
胸・呼吸器 
は お薬通販部スタッフ[監修]
ラシックスは、尿の排泄を促したり、血圧を下げたりする作用があるお薬です。
むくみによって生じる疾患や高血圧症などのさまざまな疾患に有効性があります。
この記事では、ラシックスの服用により期待される効果や改善が期待できる疾患について解説いたします。
ラシックスの効果は利尿作用と降圧作用
ラシックスの主な効果には、利尿作用（尿の排泄をうながす）や降圧作用（血圧を低下させる）があります。
ラシックスの利尿作用により、体内の水分が排泄されます。
尿の排泄により体内における水分量や血管壁に含まれるナトリウムの量が減少して、降圧作用をもたらします。
ラシックスの利尿作用は他の利尿薬と比較して強く、体内の水分が異常に増えていてむくみの症状が強い状態で使用されることが多いです。
降圧作用は、高血圧患者における症状改善が期待されます。
ただし、過度なラシックスの服用は、過度な排尿や電解質異常（血液中のナトリウムやカリウムなどのバランスがくずれる）による低血圧や急性腎障害（腎臓の機能が急激に低下する）などをきたす可能性があります。
年齢や症状によって用法用量は異なります。
服用の際は医師に相談して、適切に服用しましょう。
 ラシックスは有効成分フロセミドを含み、腎臓に作用することで利尿作用が発生します。心臓病や腎臓病が原因のむくみ、生理前のむくみ、慢性的なむくみ改善などに役立つ医薬品です。ラシックスはインド・ムンバイに本部を置くアベンティスファーマが開発した先発医薬品です。 1箱：825円～ |
効果が期待できる疾患
ラシックスは、体内に水分がたまった状態の疾患の症状改善に有効です。
有効性がある主な疾患は次のとおりです。
順番に見ていきましょう。
高血圧症
高血圧症は、血圧が高い値を維持している状態のことであり、一般的に上の血圧（最高血圧）が140mmHg以上であるか、下の血圧（最低血圧）が90mmHg以上の状態を指します。
高血圧症になると動脈硬化（血管が硬くなって弾力を失った状態）につながり、心不全や心筋梗塞などの心疾患や脳梗塞や脳出血などの脳の疾患を発症しやすくなります。
ラシックスは、高血圧症の症状改善に効果を発揮し、血圧を低下させる作用があります。
悪性高血圧
悪性高血圧は、高血圧の進行によりきわめて高い血圧状態を維持する状態のことであり、治療をしないと臓器の機能不全をきたす緊急性の高い疾患です。
悪性高血圧の主な症状は、視力障害やけだるい感覚、頭痛などが挙げられます。
一般的な悪性高血圧では、下の血圧（最低血圧）が130mmHgを超えることが多いと言われています。
ラシックスは悪性高血圧に対して降圧作用を示します。
ただし緊急性が高いことから、通常は他の降圧剤と併用して使用されます。
浮腫性の疾患
ラシックスは、浮腫をきたす病変の症状改善に効果があります。
浮腫とは水がたまってむくんでいる状態のことであり、次のような疾患があります。
ラシックスは、体内の余分な水分を体外に排出させるため、むくみをきたす疾患の改善に効果があります。
尿路結石の排出促進
尿路結石は、尿の通り道である腎臓から尿道までに石が形成される疾患であり、一般的に30～60代の男性が発症しやすいと言われています。
尿路結石の主な症状には、背中から腰にかけて激しい痛みや血尿などがあり、腎臓の炎症をともなうことで発熱をきたす場合もあります。
ラシックスの利尿作用には、尿管に留まった結石を体外へ排出する効果があります。
まとめ
ラシックスは、利尿作用や降圧作用を有するお薬です。
浮腫をきたす疾患の症状改善や尿路結石の排出促進、高血圧症の改善に効果が期待できます。
強い利尿作用による症状改善が期待できますが、過度な服用は、過度な排尿や低血圧、腎機能障害をきたす原因となる場合があります。
使用の際は、適切な用法用量を医師に相談してみてください。
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825円～
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