イミクアッドの副作用とは?症状の種類や発現頻度についてご紹介!
イミクアッドの副作用は、尖圭コンジローマを治療中の方にとって気になる情報の1つです。イミクアッドの副作用について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

イミクアッドは有効成分にイミキモドを配合した尖圭コンジローマの治療薬で、ベセルナクリームのジェネリック医薬品でもあります。
化学的に製造された医薬品には副作用がともなうため、イミクアッドの使用前・使用中を問わずリスクについて知っておかなければなりません。
本記事ではイミクアッドの使用で起こり得る副作用の種類や発現頻度について解説します。
イミクアッドの基本情報

イミクアッドはベセルナクリームのジェネリック医薬品で、インドのムンバイに本拠地を置く「グレンマーク」が製造・販売しています。
有効成分としてイミキモドを配合しており、尖圭コンジローマおよび日光角化症の改善に効果的です。
イミクアッドは皮膚に塗布して使用する医薬品のため内服薬ほどのリスクはありませんが、主に皮膚障害の副作用を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
また、イミクアッドの適応対象である尖圭コンジローマには免疫力が深く関わっているため、副作用と思われる症状が免疫力の低下により起こる可能性もあります。
頻度不明の全身症状などが見られる際には、免疫力低下が原因で起こっている可能性もあると知っておいてください。
![]() イミクアッドはグレンマークが開発した尖圭コンジローマと日光角化症に使用される治療薬です。ウイルスの増殖を抑える効果とウイルスに感染した細胞を破壊する効果によって尖圭コンジローマを治療します。 1箱:2,430円~ |
イミクアッドの副作用

イミクアッドの副作用について、重大な症例とその他とに分けて紹介します。
イミクアッドの重大な副作用
イミクアッドの重大な副作用としては以下の2つが挙げられています。
皮膚障害
イミクアッドの使用で起こり得る重大な副作用の1つが皮膚障害です。
イミクアッドを塗布した箇所やその周囲に重篤な潰瘍やびらん、紅斑、浮腫、表皮剥離を引き起こす可能性があります。発現頻度に関してはいずれも不明となっています。
排尿困難
女性が尿道口および膣口の周囲にイミクアッドを塗布した場合、疼痛や浮腫を生じて排尿困難となるケースがあります。
排尿困難の副作用を避けるため、尿道口や膣口の疣贅(いぼ)に対してイミクアッドを使用する際には、ピンポイントで塗布するよう意識してください。
その他の副作用
イミクアッドのその他の副作用について、先発医薬品のベセルナクリームの添付文書をもとに、発現頻度別に紹介します。
5%以上 | 5%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 湿疹 | ||
皮膚(適用部位) | 紅斑、びらん | 表皮剥離、小水疱、色素沈着など | ピリピリ感、つっぱり感、疣贅(ゆうぜい)の淡色化など |
その他 | 単純ヘルペス、アトピー性皮膚炎の悪化、倦怠感など | 関節痛、疲労、悪寒など |
副作用が強く見られる際の対処法

イミクアッドの使用にともない皮膚障害や排尿困難など重篤な副作用を招いた際には、直ちに医師や薬剤師に相談することが重要です。
その他の副作用が見られた方は塗布した箇所をせっけんと水、もしくはお湯で丁寧に洗い流し、イミクアッドを携行してかかりつけ医などの診察を受けてください。
まとめ

イミクアッドは表皮に塗布するタイプの医薬品のため、内服薬に比べると副作用のリスクが低いと考えられます。
しかし、適切に使用しないと適用部位がただれたり、紅斑が出たりする可能性があるため注意が必要です。
イミクアッドの適応対象である尖圭コンジローマの発症には、自己免疫力が深く関わっています。
イミクアッドの副作用と思われる症状が、免疫力の低下により引き起こされる可能性もあると知っておきましょう。
イミクアッドの使用にともない副作用が強く出る方は、使用をいったん中断して医師の判断を仰ぐようにしてください。
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