イミクアッドはインドのムンバイ市に本拠地を置く「グレンマーク」が製造・販売している医薬品です。

有効成分としてイミキモドを配合しており、性感染症の一種である尖圭コンジローマを改善する効果が期待できます。

イミクアッドとは

イミクアッドの効果について解説する前に、まずはイミクアッドがどのような医薬品なのか知っておきましょう。

イミクアッドは有効成分にイミキモドを配合した免疫調整薬の一種で、ベセルナクリームのジェネリック医薬品でもあります。

イミキモドは1997年にアメリカで承認されたのち、翌年にはヨーロッパで、2007年には日本で承認を受けました。

イミクアッドは、インドのムンバイ市に本拠地を置く医薬品企業の「グレンマーク」が製造・販売しています。

尖圭コンジローマについて

イミクアッドの効果について理解するためには、尖圭コンジローマがどのような病気なのか知っておく必要があります。

症状の特徴

尖圭コンジローマは、陰茎や外陰部など性器の周辺に褐色・黒褐色の扁平隆起性小腫瘍（いぼ）が多発する性感染症の一種です。

男性は陰茎の亀頭部や包皮内、陰嚢（いんのう）が、女性は膣や膣前庭、大陰唇、小陰唇、尿道口が好発部位です。

また、男女に共通して尖圭コンジローマの発症が見られる箇所として、会陰や肛門周囲などが挙げられます。

尖圭コンジローマは無症状であるケースが多いのですが、発症部位や腫瘍（いぼ）の大きさによってはかゆみや痛みを生じるケースもあります。

原因

尖圭コンジローマの直接的な原因はヒトパピローマウイルス（HPV）で、性行為またはその類似行為（オーラルセックスなど）によって感染する点が特徴です。

治療法

尖圭コンジローマの発症が疑われる際には、まず薬物療法で改善を図るのが一般的です。

イミクアッドをはじめとするイミキモドを配合したクリームを患部に塗布し、自己免疫力を高めてウイルスの増殖を抑えます。

外科的治療法としては手術療法やCO2レーザー蒸散法、液体窒素を用いた凍結療法などが挙げられます。

疣贅を取り除いてもウイルスが体内に残っていれば、再び尖圭コンジローマを発症する結果となります。

手術療法だけでは尖圭コンジローマの改善が見られない際には、薬物療法との併用が推奨されます。

イミクアッドはグレンマークが開発した尖圭コンジローマと日光角化症に使用される治療薬です。ウイルスの増殖を抑える効果とウイルスに感染した細胞を破壊する効果によって尖圭コンジローマを治療します。 1箱：2,430円～

イミクアッドの効果

イミクアッドの主な効果は以下の2つです。

尖圭コンジローマの改善

イミクアッドの有効成分であるイミキモドには免疫系を活性化させ、尖圭コンジローマの原因となるウイルスの増殖を抑える効果が期待できます。

日光角化症の改善

イミクアッドによる免疫系活性化作用は、日光角化症にともなう病変部位の細胞を死滅させるサポートとしても働きます。

臨床試験の結果から読み解くイミクアッドの有用性について

イミクアッドは尖圭コンジローマおよび日光角化症の治療薬です。臨床試験の結果に基づいてイミクアッドの有用性について解説します。

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2025.02.04

まとめ

イミクアッドの有効成分であるイミキモドには免疫系を活性化させ、尖圭コンジローマの原因となるウイルスの増殖を抑える作用があります。

ただし、イミクアッドに限らずウイルスを完全に死滅させる医薬品は現在のところ存在しないため、治療薬を用いながら生活習慣を見直すことも重要です。

イミクアッドの有効成分イミキモドについて

尖圭コンジローマの治療薬として用いられるイミクアッドには、有効成分としてイミキモドが配合されています。イミクアッドの有効成分について解説します。

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