臨床試験の結果から読み解くハイプロンの有用性について
ハイプロンは安価で購入できる睡眠薬として人気です。臨床試験の結果に基づいてハイプロンの有用性について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ハイプロンはインドを代表する製薬会社の1つ「コンサーンファーマ」が製造・販売している睡眠薬です。
有効成分のザレプロンはベンゾジアゼピン受容体ω1に作用し、自然な眠気を引き起こす点が特徴です。
本記事ではハイプロンの有用性について、臨床試験の結果を基に解説します。
目次
ハイプロンの概要

ハイプロンはインドを代表する製薬会社の1つ「コンサーンファーマ」が製造・販売している医薬品です。
有効成分にザレプロンを配合しており、不眠症のなかでも特に入眠障害や中途覚醒の改善効果が期待できます。
臨床試験の結果からハイプロンの効果を読み解く前に、まずはハイプロンがどのような医薬品なのかについて解説します。
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の一種
ハイプロンは2000年代に入り登場した非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の一種です。
従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べて依存性が弱く、副作用のリスクも低い点がメリットとなっています。
催眠作用に特化
ハイプロンをはじめとする非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬とは異なり催眠作用に特化している点が特徴です。
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は筋弛緩に関わるベンゾジアゼピン受容体ω2には作用しないため、ふらつきや転倒のリスクが低く高齢者の方にも用いやすくなりました。
![]() ハイプロンは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、海外で用いられているソナタ(sonata)のジェネリック医薬品です。作用時間が短い点が特徴で、入眠障害や中途覚醒といった睡眠障害をお持ちの方に適応があります。 1箱:4,050円 |
臨床試験の結果から読み解くハイプロンの有用性

ハイプロンの有用性について、先発医薬品ソナタの添付文書および海外の臨床試験結果をもとに解説します。
ハイプロンの臨床試験結果・1
慢性不眠症の高齢外来患者を対象に2週間ザレプロン(5mg・10mg)を投与する二重盲検並行群間外来試験が行われました。
その結果、ザレプロン投与群ではプラセボ群に比べ、入眠までに要する時間が有意に短縮しました。
一時的な不眠症に対しては、ザレプロン5mgよりも10mgの方が有効である旨も報告されています。
ハイプロンの臨床試験結果・2
549 人の高齢外来患者を対象にザレプロン5mgまたは10mg、ゾルピデム5mgを投与するプラセボ対照二重盲検比較試験が行われました。
その結果、プラセボ群と比べてザレプロンとゾルピデム投与群では総睡眠時間の延長、および入眠時間の有意な短縮が確認されています。
また、ザレプロン投与群ではプラセボ群に比べ、入眠までに要する時間が15〜20分短縮し、総睡眠時間がおよそ40分増加しました。
ハイプロンの臨床試験結果・3
615人の成人不眠症患者に対して4週にわたりザレプロン(5mg・10mg・20mg)およびゾルピデム10mgを投与する長期のプラセボ対照二重盲検比較試験が行われました。
ザレプロン投与群では4週間すべてにおいて入眠潜時の大幅な改善が見られ、最高用量では総睡眠時間も大幅に延長しました。
2番目の研究でも同様の所見が報告されており、ザレプロンによる睡眠の質の向上および総睡眠時間の延長が、長期治療においても持続することが示唆されています。
まとめ

ハイプロンは海外製の睡眠薬「ソナタ」のジェネリック医薬品で、即効性が高く持続時間が短いため、入眠障害や中途覚醒の改善に効果的です。
臨床試験の結果からハイプロンの服用により睡眠時間の増加、および睡眠の質の向上が期待できると分かりました。
今回の記事を参考にハイプロンを正しく服用し、入眠障害や中途覚醒などの不眠症の改善にお役立てください。
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