エイズの症状は?感染して発症したらどうなる?検査と治療の方法は?

HIVに不安を抱えているあなたへ。本記事では初期症状から末期症状体験談、検査方法について詳しく解説しています。エイズ治療の正しい情報についても紹介していますので、ぜひ参考にされてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

エイズの症状は?感染して発症したらどうなる?検査と治療の方法は?

エイズ(後天性免疫不全症候群)とは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)によって引き起こされる感染症の1つで、体の免疫力を破壊してしまう怖い病気です。

しかし、なかなか身近な感染症として捉えられていないのが実情ではないでしょうか。

実際、世界の先進国ではHIVやAIDS(エイズ)に関する啓発活動や性教育の強化によって、HIV感染者やエイズ患者は減少している傾向です。

しかし日本では、HIVやAIDS(エイズ)は身近なものとして考えられていないため関心が低く、早期発見が大切にもかかわらず検査が普及していません。

性交渉がエイズの代表的な感染経路でもあるように、誰でも感染する危険性が隣り合わせなのです。

では実際にHIV感染したりエイズを発症したらどんな症状が出るのか、気になりますよね?

そこで本記事では、HIV感染の初期症状から末期症状、そして検査方法やエイズ治療についても解説していきます。

「もしかしたらエイズに感染したかも」と不安な方は、早期発見・早期治療が重要ですので、本記事を参考に一刻も早い対策をしてくださいね。



エイズに気づくきっかけは?性感染症の予防と症状

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実はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染しても、すぐにエイズを発症するわけではありません。

HIV感染してからエイズ発症までの経過は、次の3つの時期に分類することができます。

【経過】【症状】
急性感染期感染後2〜4週でHIVウイルスが急激に体内で増殖を始め、発熱・咽頭痛・倦怠感・下痢など、風邪のような症状から、筋肉痛や皮疹などが出る場合もあります。一般的に数日〜数週間で症状が消えます。
無症候期個人差はありますが数年から10年程、症状が出ない期間が続きます。自覚症状がないため、HIV検査を受けない限り感染していることが分かりません。帯状疱疹を繰り返し発症することがあります。
発病期感染によって免疫力が低下すると、寝汗・下痢・急激な体重減少などが起きたり、帯状疱疹・口腔カンジダ症にかかりやすくなったりします。また健康な人ではかからないような、多くの日和見感染を生じ、悪性腫瘍・脳症・精神障害・記憶喪失など、生命に危険が及ぶ症状が出てきます。

またここでは、HIV感染に気づくきっかけや初期症などを解説するとともに、性感染症の1つであるエイズと、他の性病との違いについても調べましたので、確認していきましょう。





女性のエイズ(HIV)の初期症状は?

HIVウイルスに感染して2〜4週間の急性感染期では、先述したように次のような症状が見られるのが一般的です。

  • 発熱
  • リンパの腫れ
  • 咽頭炎
  • 皮疹(ひしん)
  • 筋肉痛
  • だるさ
  • 頭痛
  • 下痢

女性の場合、妊娠中や出産時に母子感染する危険性があるので注意が必要です。

また母乳の中にもHIVウイルスが存在しているので、授乳することで赤ちゃんに感染させてしまう可能性があります。

こういった場合でも、母親がHIVウイルスに対する薬を内服し、授乳しないといった対策をすることで、母子感染を約0.4%以下まで抑えられることから、適切な治療が重要といえるでしょう。





男性のエイズ(HIV)の初期症状は?

男性の場合も、女性のエイズの初期症状と変わりなく、同様の初期症状がみられます。

  • 発熱
  • リンパの腫れ
  • 咽頭炎
  • 皮疹(ひしん)
  • 筋肉痛
  • だるさ
  • 頭痛
  • 下痢

しかし男性同士でのアナルセックスでは出血する可能性が高くなるため、HIVウイルスが侵入しやすく感染リスクが高くなるといわれています。

コンドームの着用によって感染リスクが軽減されるので、性交渉する際にはコンドームの使用をおすすめします。


このようにHIVウイルスに感染しても、男女とも初期症状はインフルエンザや風邪といった症状と似ている上に、数日〜数週間で症状が消えてしまうため、HIVに感染しているか分かりにくいのが難点です。



HIVの初期症状が勘違いの場合はある?他の性病との違い

先述してきたように、HIV感染後の初期症状は発熱や咽頭痛、頭痛、だるさといったように、一般的な風邪の症状と似ていることから、単なる体調不良と勘違いしてしまうケースが多いようです。

HIV感染してもHIV特有の症状が発現するわけはないため、感染したかを自己判断するのは難しいといえるでしょう。

そのためHIV感染に心当たりがあったり、不安を感じていたりする場合には、HIV検査を受けることをおすすめします。

また、主な性病に感染した場合、下記のように性器になんらかの異常が出ることが多くなります。

【性病名】【性器に見られる症状】
梅毒しこり・ただれ
淋病男性:排尿時痛・膿尿 女性:おりもの異常・不正出血
性器クラミジア男性:排尿時痛・尿道搔痒感女性:おりもの異常・不正出血
性器ヘルペス不快感・かゆみ・痛み・水疱・びらん



一方でHIV感染の初期症状は、風邪に似た症状が出るだけで、性器に症状や異常が出ることがないため、性病と間違う可能性は低いと考えられます。



エイズの感染経路が知りたい!免疫はどうなる?感染者状況は?

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エイズとはHIVに感染して免疫力が落ち、普段ならば感染しないような病原体に感染し、さまざまな病気に罹患することです。

指定されている23の疾患(エイズ指標疾患)のうち1つでも発症すると、エイズと診断されます。

ここでは、エイズの感染経路や感染すると免疫はどうなるのか、そして日本における感染者状況などについても解説していきますので、一緒に見ていきましょう。



AIDSに感染する確率は?セックスで移る?

HIVの主な感染経路は、性行為による感染・血液による感染・母子感染の3つになります。

血液による感染とは、輸血やHIVに感染した人が用いた注射針を非感染者に再使用することで、付着していた血液を介して起こる感染です。

日本における2022年の新規HIV感染者は632名(男性609名・女性23名)、エイズ発症患者は252名(男性237名・女性15名)でした。

2020年には4年ぶりに前年度よりも感染者数が増加しましたが、近年では新規感染者数の報告は減少傾向となっています。

厚生労働省エイズ動向委員会が発表したHIV感染経路別内訳を見ると、下記のような結果になっています。

  • 同性間の性的接触 (70.1%)
  • 異性間の性的接触 (15.8%)
  • 母子感染     (0.2%)
  • 静注薬物使用   (0.0%)
  • その他      (5.1%)
  • 不明       (8.9%)

この中で最も多い感染報告数は、同性間の性行為による感染で、男性同士での割合が高いのが特徴です。


また、HIVの感染確率は下記のような報告があがっています。

【感染ケース】【感染確率】
輸血90%
注射針の使い回し0.67%
アナルセックス(受け入れ側)0.5%
アナルセックス(挿入側)0.067%
膣のセックス(男性)0.05%
膣のセックス(女性)0.1%
男性同士のフェラチオ(受け入れ側)0.01%
男性同士のフェラチオ(挿入側)0.005%
医療従事者の針刺し事故0.3%



HIVウイルスは、血液・精液・膣分泌液などに含まれているため、粘膜や傷のある皮膚に触れないようにしましょう。

またHIV感染を防ぐには、必ずコンドームを使用することが重要です。

しかしHIV感染は、性行為以外の通常の生活で感染する可能性はほとんどありません。

例えば、咳・くしゃみ・風呂やプール・トイレ・食器の共用などでは感染しないといわれています。

そのため日常生活においては、過度に心配する必要はありませんので安心してくださいね。





潜伏期間と検査の方法

エイズはHIVに感染しても症状が出ない、比較的長い潜伏期間があることが特徴といえるでしょう。

感染者の状態によって異なりますが、潜伏期間は短くて6ヶ月、長いと15年以上も無症状のままのケースもあり、このように症状がない感染者は無症候性キャリアとも呼ばれています。

一般的に、HIV感染してから何も対処せずに未治療でいると、半数が約10年でエイズを発症するといわれています。

このようにHIVに感染しても無症状なことが多いため、感染しているかどうかを知るには、HIV検査を受けるしかありません。

検査の種類としては、血液中にHIVへの抗体があるかどうかを調べる抗体検査が一般的ですが、この他にも核酸増幅検査(NAT検査)や抗原検査、抗原抗体同時検査があります。

このHIV検査は居住地に関係なく、全国の保健所で無料かつ匿名で受けることができます。

また有料になりますが、医療機関でも検査を受けることが可能で、自費診療の検査代金は5,000〜10,000円くらいが一般的です。

一昔前までは、エイズといえば恐ろしい病気でしたが、今は早期発見・早期治療でエイズ発症を遅らせたり、HIVウイルスの増殖を抑え免疫力を維持したりすることが可能になっています。

「気づいたらエイズを発症していた」ということを避けるためにも、少しでもHIV感染の疑いや不安がある場合には、HIV検査を受けましょう。

お薬通販部では、自宅にいながらHIV検査を自分で行えるHIV検査キットを販売しております。


病院や保健所での検査に抵抗がある方は、ぜひ検討してみてくださいね。



エイズの末期症状の事例

HIV感染後も治療をせずにいると免疫細胞(CD4陽性細胞)が減少し、免疫力が徐々に弱まっていくのが特徴です。

この免疫細胞が減少するにつれて、健康体であれば感染しない病気に罹患する日和見感染症や日和見腫瘍が引き起こされて、カリニ肺炎・サイトメガロウイルス感染症・非定型抗酸菌症・中枢神経系の悪性リンパ腫などを発症します。

また最終段階で発症するHIV脳炎になると、認知症や亜急性脳炎を引き起こし、運動機能・認知障害・精神障害も出現し、さらに悪化すると脳が植物状態になる可能性もあるのです。

そしてエイズを発症してから治療を受けなかった場合、余命は2〜3年といわれています。


しかし現在は適切な治療を行えばエイズ発症を抑えられることからも、HIV感染の早期発見が重要なのです。



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エイズ治療は感染症の進行を抑えることができる

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先述してきたように、HIVに感染しても早めに治療を受けることで、エイズの進行を抑えることが可能です。

そこでここでは、エイズ治療にはどのような治療薬があるのか、そして気になる治療費についても解説していきます。



抗HIV薬について

現在HIV感染症の治療には、3〜4種類の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法が行われており、主な治療薬は下記の5剤です。

  • 核酸系逆転写酵素阻害剤
  • 非核酸系逆転写酵素阻害剤
  • プロテアーゼ阻害剤
  • インテグラーゼ阻害剤
  • 侵入阻害薬

最近ではこれらの 2〜3種類の成分が含まれる合剤が開発され、1日1錠を内服するだけでいい治療法も出てきています。

しかし残念ながらこうした治療薬でも、HIV感染を根治・完治することは難しく、基本的に抗HIV薬は一生継続しての服用が必要です。



治療費はどれくらい?

HIV感染症の主流となる治療方法は、抗HIV薬の多剤併用療法になりますが、全額自己負担となると毎月15万〜20万円かかるといわれています。

健康保険証を使用しても、抗HIV薬だけで月5〜8万円もかかり、この他にも医療機関を受診する診察料・検査料なども必要になるため、負担が大きくなるでしょう。

しかし高額療養費制度や傷病手当金、生活保護などの所得保障制度を利用することで、自己負担学を減らすことが可能です。





通販で進行抑制の治療薬を購入する方法

抗HIV薬を購入するには、医療機関を受診して医師の処方箋が必要です。

しかし海外医薬品の個人輸入代行を行っているお薬通販部では、医師の処方箋なしで進行を抑制するHIV感染症の治療薬を購入していただけます。

お薬通販部では、下記のHIV治療薬を取り扱っていますので参考にしてください。

【商品名】【販売価格】【商品説明】
テンビルEM(30錠)8,500円HIV感染症の治療と予防に用いられる抗HIV薬で、1日1錠の服用でHIV感染リスクを予防します。
デュオビル(60錠)6,500円抗HIV薬であるジドブジンとラミブジンの成分が配合され、HIVウイルスの増殖を抑え、免疫機能の低下やエイズ関連症の発症や進行を遅らせます。
ジオビルEM(30錠)7,700円抗ウイルス化学療法剤で、HIVの進行が抑えられ、感染した人のQOL向上や生命予後の延長が期待できます。
(価格はそれぞれ2025年5月時点のものになります)

仕事で忙しく通院する時間がない方や医療機関の受診に抵抗がある方、受診料・処方代などを節約したい方は、ぜひお薬通販部での通販をご検討ください。

ただし、持病などがあり常用薬がある方は、HIV治療薬との併用禁忌(飲み合わせ)があることが考えられるため、必ず医師と相談の上で服用することをおすすめします。



まとめ

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これまでお話ししてきた通り、AIDS(エイズ)とはHIVウイルスに感染して、23種のエイズ指標疾患のどれかを発症した場合を指しています。

HIVは感染すると免疫力を低下させてしまう怖いウイルスですが、早期治療でエイズ発症を抑えることが可能です。

そのためには何よりも早期発見が大切ですので、心当たりがある方は症状がなくてもHIV検査を受けてみましょう。

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