フォシーガは選択的SGLT2阻害剤の一種で、有効成分としてダパグリフロジンを配合しています。

フォシーガは服用することで血糖値をコントロールし、糖尿病の悪化を防ぐ効果が期待できます。

ただし、服用に際してはいくつかの注意点について知っておかなければなりません。

フォシーガの服用方法

フォシーガを服用する際には以下の2点を守ってください。

推奨用量を服用する

フォシーガには以下の病気の改善効果が期待されており、それぞれ推奨用量が異なります。

1型糖尿病および2型糖尿病の治療に関しては1日1回、5mgのフォシーガを服用するのが基本です。

5mgのフォシーガでは十分な効果が得られない場合、経過を注意深く観察しながら10mgまで増量可能です。

慢性腎臓病および慢性心不全の治療に関しては1日1回、10mgのフォシーガを服用してください。

そのため、フォシーガを服用する際に、自分の判断でインスリン製剤の服用を中断するのはNGです。

毎日決まった時間に服用する

フォシーガは食事に関係なくいつ服用しても構いませんが、飲み忘れを防ぐため毎日決まった時間に服用するのがおすすめです。

決まった時間に服用するのを忘れた場合、次回の服用までに12時間以上あるようなら速やかに1錠を服用してください。

フォシーガはアストラゼネカが製造・販売している糖尿病の治療薬です。糖尿病治療だけでなく慢性心不全・慢性腎臓病に対する効果が認められています。SGLT2阻害薬に分類される薬で、尿中に糖を排泄し、ダイエット効果も期待できるため注目されています。 1箱：6,540円～

フォシーガを服用する際の注意点

フォシーガを服用する際には、以下の4点に注意してください。

水分補給を欠かさない

フォシーガには腎臓における糖の吸収を妨げ、排尿を促進する作用があるため、服用に際して水分補給を欠かさないようにしてください。

水分補給時の注意点

清涼飲料水は糖質を多く含んでいるため、フォシーガを服用中の水分補給は水もしくはお茶などで行うのが基本です。

慢性心不全や慢性腎臓病の方が大量の水分を摂取すると、症状の悪化を招く恐れがあります。

排尿・排便後は清潔に保つ

フォシーガの服用中は排尿・排便後に尿路や性器を清潔に保ってください。

不潔にしていると細菌感染を起こし、腎盂腎炎やフルニエ壊疽、敗血症などの重篤な健康被害を引き起こす可能性があります。

低血糖症状に気を付ける

フォシーガには血糖値を下げる作用があるため、低血糖症状には気を付けてください。低血糖状態になると、以下のような症状が出やすくなります。

外出の際はバッグに飴を入れておくなど工夫すると良いでしょう。

ケトアシドーシスについて知っておく

1型糖尿病の方がフォシーガを服用する際に、インスリン製剤の服用をやめるとケトアシドーシスを引き起こす可能性があります。

ケトアシドーシスを引き起こした場合、以下のような症状が出やすくなります。

フォシーガはインスリン製剤の代替薬ではないため、自分の判断でインスリン製剤の服用を中断しないでください。

まとめ

フォシーガは代表的な糖尿病治療薬の1つで、慢性心不全や慢性腎臓病の治療に用いられるケースもあります。

フォシーガは用法用量を守り、毎日決まった時間に服用するのが基本です。