フォシーガはアストラゼネカが製造・販売している糖尿病治療薬の一種で、有効成分としてダパグリフロジンを配合しています。

ダパグリフロジンにはSGLT2受容体の働きを阻害し、ブドウ糖が体内へと再吸収されるのを防ぐ作用があるため、糖尿病の改善はもちろん、ダイエットにも効果的です。

フォシーガとは

フォシーガはイギリスのケンブリッジに本拠地を置く「アストラゼネカ」が製造・販売している糖尿病治療薬の一種です。

フォシーガは糖尿病治療薬の中でもSGLT2阻害薬に分類されており、糖の代謝に関わるインスリンには関与しないため、低血糖症状を引き起こしにくい点が特徴です。

糖尿病とは

糖尿病は糖の代謝に関わるインスリンが正常に働かないため、血糖値が慢性的に高くなってしまう病気です。

放置すると次第に症状が悪化し、最悪の場合には足などを切断しなければならなくなる恐れもあるため早期の対処が必要です。

糖尿病の原因

糖尿病は大きく1型と2型に分けられます。

1型糖尿病は何らかの原因によって膵臓の細胞が破壊され、インスリンが正常に分泌されなくなった結果として発症します。

主に自己の免疫異常によって発症するのが特徴で、子どもや若い方に多く見られます。

一般的に糖尿病といった場合、主に生活習慣が原因となって起こる2型糖尿病を指すケースが多くなっています。

2型糖尿病の原因としては脂質の過剰摂取や運動不足、肥満、ストレスなどが挙げられています。

糖尿病の症状

糖尿病を発症すると、以下のような症状があらわれやすくなります。

しかし、初期の糖尿病では自覚症状をともなわないケースも多く、発症に気づくのが遅れることも珍しくありません。

糖尿病が進行すると「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」の三大合併症を発症するリスクが増加します。

フォシーガはアストラゼネカが製造・販売している糖尿病の治療薬です。糖尿病治療だけでなく慢性心不全・慢性腎臓病に対する効果が認められています。SGLT2阻害薬に分類される薬で、尿中に糖を排泄し、ダイエット効果も期待できるため注目されています。 1箱：6,540円～

フォシーガの効果

糖尿病治療薬のフォシーガには、主に以下3つの効果が期待できます。

血糖を下げる

フォシーガはSGLT2阻害薬に分類される糖尿病治療薬です。

SGLT2には尿細管から血管内へと糖を運ぶ働きがあります。

フォシーガにはSGLT2を選択的に阻害する作用があるため、尿中の糖の再吸収を妨げ、血糖を下げる効果が期待できます。

排尿を促す

フォシーガには利尿作用があるため、排尿を促す効果が期待できます。

排尿が促されると尿中の糖の再吸収リスクが減少するため、糖尿病の改善に効果的です。

ダイエット効果

フォシーガを服用すると糖の再吸収が妨げられるため、糖質制限ダイエットと似たような効果が得られます。

実際に、美容クリニックの中にはダイエット目的でフォシーガを利用している所もあります。

フォシーガの作用時間

10mgのフォシーガを服用すると、およそ1時間から1時間半で効果が最大になり、およそ12時間で効果が半減します。

服用するタイミングに関して決まりはありませんが、通常は朝食の後に1錠を服用するのが一般的です。

まとめ

フォシーガの有効成分であるダパグリフロジンには、尿中の糖の再吸収を妨げ、血糖を下げる働きがあります。

糖質制限に似た効果も得られるため、ダイエット目的でも使用されています。