フルナーゼ点鼻薬は、風邪や花粉症などの諸症状に効果を発揮するアレルギー治療薬ですが、いくつかの副作用があります。

本記事ではフルナーゼ点鼻薬にどのような副作用があるのか、具体的な症状や発現頻度をわかりやすく解説します。

フルナーゼ点鼻薬で副作用が出てしまった際の対処法も合わせてお伝えしますので、安心安全に使用するための参考に役立てていきましょう。

フルナーゼ点鼻薬の副作用について

フルナーゼ点鼻薬の副作用について、主な症状や発現頻度を具体的に見ていきましょう。

フルナーゼ点鼻薬の0.1％未満の副作用について

フルナーゼ点鼻薬の使用後には、0.1％未満の以下のような副作用が報告されています。

鼻腔	刺激感 疼痛 乾燥感 不快臭などの鼻症状鼻出血不快臭

フルナーゼ点鼻薬の0.1～1％未満の副作用について

フルナーゼ点鼻薬の使用後に出やすい、0.1～1％未満の副作用は以下になります。

口腔ならびに呼吸器	刺激感 乾燥間などの咽喉頭症状不快な味
精神神経系	頭痛

フルナーゼ点鼻薬の頻度不明の副作用について

フルナーゼ点鼻薬には、使用後に以下のような頻度不明の副作用が報告されています。

過敏症	発疹 浮腫
鼻腔	鼻中隔穿孔 鼻潰瘍
精神神経系	振戦 睡眠障害
その他	眼圧上昇

フルナーゼ点鼻薬の重大な副作用とは？

フルナーゼ点鼻薬は前項までにご紹介したように、一般的な他の医薬品に比べて副作用が少ない傾向にあります。

ただ、フルナーゼ点鼻薬の使用後には、重大な副作用が出るケースが少なくはありません。

ここではフルナーゼ点鼻薬の使用後に気をつけておきたい、重大な副作用について解説します。

アナフィラキシー

フルナーゼ点鼻薬の使用では、以下のようなアナフィラキシーの症状が出るおそれがあります。

臨床使用に基づく副作用について

フルナーゼ点鼻薬の臨床使用に基づく副作用では、レセルピン系製剤やα-メチルドパ製剤等の降圧剤との併用において、鼻閉の症状が出やすくなったり、本剤の効果の減弱が出るとの報告があります。

降圧剤を服用している時のフルナーゼ点鼻薬の使用は、上記のような影響から十分な臨床的観察を行うことが推奨されています。

フルナーゼ点鼻薬は、ステロイドの点鼻薬で、抗炎症作用、抗アレルギー作用を示し、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの鼻炎の症状を改善します。噴霧した場所だけに作用するため、免疫低下などの全身への副作用を心配する必要はありません。 1箱：2,680円～

フルナーゼ点鼻薬の使用後に副作用が出てしまったら？正しい対処法

フルナーゼ点鼻薬は副作用が少ないものの、症状の中には日常生活の支障になるおそれが否定できません。ここではフルナーゼ点鼻薬の使用後に副作用が見られた場合の、正しい対処法をご紹介します。

かかりつけ医や薬剤師に相談する

フルナーゼ点鼻薬の副作用が出てしまった場合は、かかりつけ医や薬剤師に早めに相談しましょう。

自己判断は副作用の症状が長引いたり、本来の効果が実感できなくなるおそれがあるため、かかりつけ医や薬剤師のサポートを受けることが最適です。

症状別に正しい対処をする

フルナーゼ点鼻薬の副作用が出た際は、症状にかかわらずに活発な行動を避け、安静に過ごすことが大切です。以下に、フルナーゼ点鼻薬の使用で出やすい副作用別の対処法をまとめてみました。

頭痛の対処法	患部を一時的に冷やし、静かな場所で安静に過ごす
発疹や浮腫	発疹：患部を一時的に冷やす浮腫：マッサージや入浴
鼻症状	保湿をする、患部に刺激や摩擦を与えない

まとめ

本記事ではフルナーゼ点鼻薬について、主な副作用や症状別の発現頻度を解説してきました。

フルナーゼ点鼻薬の副作用を防ぐためにも正しい使い方や対処法を理解し、安心安全な使用につなげていきましょう。