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ステロイド軟膏強さ一覧表!5段階ランクと使い分け・副作用を徹底解説

ステロイド軟膏は皮膚に見られる炎症を抑える際に効果的な医薬品の1つです。ステロイド軟膏の5段階ランク分類や代表的な薬剤、副作用のリスクを避ける使い方のポイントを解説します。

美容・スキンケア からだ アトピー性皮膚炎

記事公開日:2025年12月18日

最終更新日:2025年12月18日

お薬通販部医療監修チーム

ステロイド軟膏強さ一覧表!5段階ランクと使い分け・副作用を徹底解説

ステロイド軟膏は皮膚に見られる炎症を抑える際に効果的な医薬品の1つです。

ステロイド軟膏は強さが5段階に分けられているため、症状の程度に応じて使い分けるのがポイントです。

ステロイド軟膏の5段階ランク分類や代表的な薬剤、副作用のリスクを避ける使い方のポイントを解説します。

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ステロイド軟膏の種類!剤形ごとの特徴と使い分け方

ステロイド軟膏の種類!剤形ごとの特徴と使い分け方

ステロイド外用薬にはいくつかの剤型があり、症状や塗布部位により使い分けると効果的です。

軟膏・クリーム・ローション!それぞれの特徴と選び方

ステロイド外用薬は主に以下3つの剤型に分類されます。

それぞれの特徴や推奨部位と併せて紹介します。

剤型使用感推奨部位
軟膏ややべたつきがある頭皮以外のどこでも
クリーム軟膏より刺激性が強いカサカサした患部
ローションサラサラした使用感頭皮



使用部位ごとのおすすめ!顔・体・デリケートゾーンでの違い

ステロイド外用薬は基本的にどの剤型をどこに使用してもかまいません。

しかし、ローションタイプは液状のため、軟膏やクリームが塗りにくい頭皮に塗るのに適しています。

デリケートゾーンは有効成分の吸収率が高いため、剤型ではなくステロイドの強さで選ぶのがポイントです。

効果の違い!かゆみ・赤み・湿疹など症状別の使い分け

ステロイド外用薬には抗炎症作用や免疫抑制作用、血管収縮作用などがありますが、剤型によって以下のように使い分けるのがおすすめです。

塗布部位の状態おすすめの剤型
カサカサしている保湿効果が高いステロイド軟膏
ジュクジュクしているべたつきが少ないステロイドクリーム
手が届きにくい場所塗りやすいステロイドローション



ステロイド軟膏の強さ一覧!5段階ランク分類と代表的な薬剤

ステロイド軟膏の強さ一覧!5段階ランク分類と代表的な薬剤

ステロイド軟膏は強さにより「弱い(weak)」から「もっとも強い(strongest)」の5段階に分類されます。

代表的な治療薬と合わせて解説します。

弱いステロイド(Ⅴ群/Weak)と市販薬での使用例

強さが「弱い(weak)」に分類される主な市販薬および使用例は以下のとおりです。

薬品名有効成分使用例
テラ・コートリル軟膏aオキシテトラサイクリン塩酸塩化膿した部位にも効果を発揮
コートfMD軟膏プレドニゾロン赤ちゃんにも使用可


中等度〜強いステロイド(Ⅳ〜Ⅲ群)の特徴と適応部位

強さが「中等度(medium)〜強い(strong)」に分類される主な市販薬および使用例は以下のとおりです。

薬品名有効成分使用例
ロコイダン軟膏ヒドロコルチゾン酪酸エステル乾燥している部位にもジュクジュクしている部位にも適している
リビメックスコーワ軟膏プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル患部で高い効果を発揮した後、体内で低活性物質に変化


非常に強い〜最強(Ⅰ〜Ⅱ群)!リンデロンVGなど代表例

強さが「非常に強い(very strong)〜最強(strongest)」に分類される主な市販薬および使用例は以下のとおりです。

薬品名有効成分使用例
リンデロンVSシリーズベタメタゾン吉草酸エステル強い抗炎症作用を発揮
フルコースfフルオシノロンアセトニド掻き崩した箇所や化膿した箇所にも使用可能





オイラックスHコートクリームは、有効成分として、ヒドロコルチゾンを含有しています。アトピー性皮膚炎をはじめ、さまざまな炎症や皮膚の感染症を治療できる効果が期待できます。

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ステロイド軟膏の副作用と注意点!安全に使うためのポイント

ステロイド軟膏の副作用と注意点!安全に使うためのポイントの見出し画像

ステロイド軟膏には副作用のリスクがあるため、以下を参考に安全に使うためのポイントを押さえておきましょう。

ステロイド軟膏の副作用一覧!出やすい症状と発生部位

ステロイド軟膏の副作用一覧は以下のとおりです。

塗布した部位に見られる副作用
  • 皮膚の菲薄化
  • 毛細血管拡張
  • 多毛
  • ざ瘡
  • 酒さ様皮膚炎
  • 色素脱失
  • 感染症
  • ステロイド依存性皮膚炎


全身に見られる副作用
  • 糖尿病
  • 骨粗しょう症
  • 消化器系の障害
  • 精神病
  • 眼圧上昇
  • 副腎抑制



副作用を防ぐ塗り方のコツ!FTUを守った適切な使用方法

ステロイド軟膏の副作用を防ぐためには、FTU(フィンガー・チップス・ユニット)を守り、適切に使用する必要があります。

1FTUは成人の人差し指の先から第一関節までの長さで、手のひら2枚分が塗れる計算です。

1FTUを基本に塗布する部位に応じて使用量を増減してください。

顔や陰部に使うときの注意点!吸収率とリスクを解説

腕にステロイド軟膏を塗った際の吸収率を1とすると顔は13、陰嚢は42と吸収率が高いのが特徴です。

そのため、顔や陰嚢にステロイド軟膏を塗る際は用量を守り、正しく使用することが重要です。

副作用が強く見られる際は医師に相談し、効き目の弱いステロイド軟膏に切り替える必要があります。

まとめ

まとめの見出し画像

ステロイド軟膏は強さにより5つのランクに分類されています。

効き目が強いほど高い抗炎症作用を発揮しますが、副作用のリスクも高くなるため注意が必要です。

今回の記事を参考に、自分に合ったステロイド軟膏選びにお役立てください。



ステロイド軟膏の強さに関するQ&A

ステロイド軟膏の強さに関するQ&Aの見出し画像

ステロイド軟膏の強さについて、以下の質問が多く寄せられています。

ステロイド軟膏は強いほど効き目がありますか?

ステロイド軟膏は強いほど高い効果を発揮しますが、一方で副作用のリスクも高くなります。

塗布する部位や肌質、患部の状態に応じてステロイド軟膏を使い分けることが大切です。

ステロイド軟膏は薬局で購入できますか?

ステロイド軟膏は薬局やドラッグストアでも購入可能です。

ただし、はじめて使用する際は皮膚科の診察を受け、自分に合ったステロイド軟膏を処方してもらうのがおすすめです。

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