代表的なアレルギー治療薬「フルナーゼ点鼻薬」!臨床試験の結果から見る有効性を解説!
イギリスのグローバル製薬会社「GSKファーマ」にて開発・販売されている「フルナーゼ点鼻薬」は、臨床試験の結果から見ても優れた効果があるアレルギー治療薬です。こちらのページではフルナーゼ点鼻薬について、臨床試験結果からわかる有効性を詳細に解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

アレルギー治療薬の「フルナーゼ点鼻薬」にどの程度の効果があるのか疑問に感じた際は、臨床試験の結果が役に立ちます。
本記事ではフルナーゼ点鼻薬の効果や安全性の把握につながる、臨床試験の結果を詳細に解説します。
目次
フルナーゼ点鼻薬の臨床試験結果からわかる有効性について

代表的なアレルギー治療薬・フルナーゼ点鼻薬は、通年性鼻アレルギーや血管運動性鼻炎を対象とした臨床試験が数多く実施されています。
ここではフルナーゼ点鼻薬の臨床試験結果について、症状別に見る有効性をご紹介します。
国内第Ⅱ相試験結果による有効性
通年性鼻アレルギーの患者における、国内第Ⅱ相試験結果によるフルナーゼ点鼻薬の有効性を以下にまとめてみました。
フルチカゾンプロピオン酸エステルの投与群(μg/日) | 投与方法 | 対象症例数 | 中等度改善以上の症例数と有効率 |
100 | 各鼻腔に25μgを1日2回噴霧 | 47例 | 40例・85.1% |
200 | 各鼻腔に50μgを1日2回噴霧 | 46例 | 38例・84.4% |
400 | 各鼻腔に100μgを1日2回噴霧 | 45例 | 36例・78.3% |
200 | 各鼻腔に100μgを1日1回噴霧 | 39例 | 27例・69.2% |
通年性鼻アレルギー患者における、国内第Ⅲ相試験結果
通年性鼻アレルギー患者における、フルナーゼ点鼻薬の点鼻薬の国内第Ⅲ相試験では、以下のような結果が報告されています。
血管運動性鼻炎患者における、国内第Ⅲ相試験結果
血管運動性鼻炎患者における、フルナーゼ点鼻薬の国内第Ⅲ相試験では、以下のような結果が報告されています。
スギ花粉症患者における、国内第Ⅲ相試験結果
スギ花粉症患者における、フルナーゼ点鼻薬の200μ・1日2回、またはプラセボを花粉飛散期直前から8〜9週間鼻腔内投与した国内第Ⅲ相試験結果では、以下のような有効性が報告されています。
判定の時期 | 投与群 | 投与の症例数 | 中途度以上の有効性における、例数と有効率 |
花粉の飛散初期 | フルナーゼ点鼻薬本剤 | 69 | 50例・72.5% |
花粉の飛散中期 | ・フルナーゼ点鼻薬本剤→フルナーゼ点鼻薬本剤 ・プラセボ→本剤 | 61 59 | 52例・85.2% 46例・78.0% |
花粉の飛散後期 | フルナーゼ点鼻薬本剤→フルナーゼ点鼻薬本剤 プラセボ→本剤 | 63 60 | 56例・88.9% 56例・93.3% |
![]() フルナーゼ点鼻薬は、ステロイドの点鼻薬で、抗炎症作用、抗アレルギー作用を示し、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの鼻炎の症状を改善します。噴霧した場所だけに作用するため、免疫低下などの全身への副作用を心配する必要はありません。 1箱:2,680円~ |
フルナーゼ点鼻薬の薬効薬理

前項までにご紹介したように、フルナーゼ点鼻薬は数多くの臨床試験結果において、優れた有効性を発揮していることがわかりました。
フルナーゼ点鼻薬の効果の高いのは、鼻炎やアレルギー症状への免疫を高める、グルココルチコイド受容体を刺激するためです。
ここではフルナーゼ点鼻薬の具体的な薬効薬理を以下にまとめてみました。
ヒト皮膚血管収縮作用 | 一般的なステロイド剤よりも1.9~2.6倍の血管収縮作用 |
カラゲニン浮腫抑制作用 | ラットにおけるカラゲニン足蹠浮腫抑制作用の強さでは他ステロイドよりも効果が高い |
アレルギー性鼻炎抑制作用 | ラット鼻炎モデルにおいて鼻粘膜の血管透過性亢進反応を効果的に抑制する |
抗アレルギー作用 | ラット研究において、他ステロイド剤よりも抗アレルギー作用が高い |
まとめ

フルナーゼ点鼻薬は、臨床試験結果・薬効薬理を見ても優れた効果を発揮するアレルギー治療薬です。
風邪による鼻水や鼻詰まり、花粉における鼻のつらい症状にフルナーゼ点鼻薬を正しく使用し、早期の効果実感につなげていきましょう。
おすすめ商品
-
フルナーゼ点鼻薬
フルナーゼ点鼻薬は、ステロイドの点鼻薬で、抗炎症作用、抗アレルギー作用を示し、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの鼻炎の症状を改善します。噴霧した場所だけに作用するため、免疫低下などの全身への副作用を心配する必要はありません。
2,680円~
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ