フルナーゼ点鼻薬の併用注意薬とは?服用に気をつけたい人も詳しく解説!
代表的なアレルギー治療薬「フルナーゼ点鼻薬」には、同時使用にて効果の減弱及び増強、副作用の発現につながる併用注意薬があります。こちらのページではフルナーゼ点鼻薬にどのような併用注意薬があるのか、主な種類と服用に気をつけたい人を合わせて解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

フルナーゼ点鼻薬は、アレルギー反応や炎症、鼻のさまざまな症状が出ている部位に作用し、鼻水や鼻詰まりの原因となるヒスタミン受容体の合成を抑える治療薬です。
効果の高さが認められているフルナーゼ点鼻薬ですが、同時に使用してしまうとさまざまな影響が出る、併用注意薬があります。
本記事ではフルナーゼ点鼻薬の併用注意薬と、服用に気をつけたいケースを解説します。
目次
フルナーゼ点鼻薬の併用注意薬について

フルナーゼ点鼻薬にはどのような併用注意薬があるのでしょうか?
ここではフルナーゼ点鼻薬と同時使用に注意が必要な併用注意薬を詳しく見ていきましょう。
そもそも併用注意薬とは?
フルナーゼ点鼻薬をはじめ、ほとんどの医薬品にある「併用注意薬」は、以下のような特徴のある種類のことを言います。
フルナーゼ点鼻薬と併用注意薬を同時に使用してしまうと上記のような影響から十分な薬効が実感できず、症状改善・予防までに時間がかかるおそれがあるため注意が必要です。
フルナーゼ点鼻薬の併用注意薬と同時使用の影響
フルナーゼ点鼻薬の併用注意薬は「リトナビル等のCYP3A4阻害作用を有する薬剤」があります。
リトナビル等のCYP3A4阻害作用を有する薬剤とフルナーゼ点鼻薬を併用してしまうと、以下のような影響が出るとの注意喚起があります。
上記のような副作用は、リトナビル等とフルナーゼ点鼻薬の併用において、有効成分フルチカゾンプロピオン酸エステルの血中濃度が高まることが原因と考えられています。
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フルナーゼ点鼻薬の使用に気をつけたい人とは?

フルナーゼ点鼻薬には、併用注意薬以外にも使用に気をつけたいケースが複数あります。
ここではフルナーゼ点鼻薬の使用に注意しておきたい人と、使用による影響を詳しく見ていきましょう。
鼻咽喉感染症の方
鼻咽喉感染症の方がフルナーゼ点鼻薬を使用してしまうと、症状が悪化するとの注意喚起があります。
反復性鼻出血の方
反復性鼻出血の方がフルナーゼ点鼻薬を使用すると、出血の増悪が認められるケースがあります。
重症な肥厚性鼻炎や鼻茸の方
重症な肥厚性鼻炎や鼻茸の方によるフルナーゼ点鼻薬の使用は、鼻腔内での作用が弱まるおそれがあります。
上記のような影響を避けるためにも、重症な肥厚性鼻炎や鼻茸の方がフルナーゼ点鼻薬を使用する場合は、他の治療法を併用することが推奨されています。
長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている方
長期または大量の全身性ステロイド療法を受けている方のフルナーゼ点鼻薬の使用は、副腎皮質機能不全を防ぐためにも、定期的な検査や使用量の調整が推奨されています。
妊婦
妊婦のフルナーゼ点鼻薬の使用は、動物実験にて退治の発育抑制が見られたとの報告があります。
そのため、治療の有効性が母体への危険性を上回る場合にのみ使用することが推奨されています。
授乳婦
授乳婦のフルナーゼ点鼻薬の使用は、母乳栄養の有益性を考慮し、治療の有効性が危険性を上回る場合にのみ使用が推奨されています。
小児等
小児等における、フルナーゼ点鼻薬の安全性及び有効性の臨床試験が実施されていません。
そのため小児等の使用はかかりつけ医や薬剤師に相談したり、他の治療法を検討することが望ましいでしょう。
高齢者
高齢者のフルナーゼ点鼻薬の使用では、生理機能の低下が報告されています。
高齢者の方のフルナーゼ点鼻薬の使用は、かかりつけ医や薬剤師に相談し、慎重に判断しましょう。
まとめ

フルナーゼ点鼻薬は他の治療薬に比べて併用注意薬が少ないため、比較的手軽に使用できます。
ただ、フルナーゼ点鼻薬の使用に気をつけたいケースが複数あることから、本記事を参考に詳細を早めに把握しておくようにしましょう。
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