ハイプロンの服用方法は?服用に際しての注意点も紹介

ハイプロンの服用方法について詳細に解説します。服用に際しての注意点も紹介しているので参考にしてください。

睡眠薬 その他 睡眠薬

記事公開日:2025.03.06

最終更新日:2025.03.06

お薬通販部スタッフ[監修]

ハイプロンの服用方法は?服用に際しての注意点も紹介

ハイプロンはインドの大手製薬会社「コンサーンファーマ」が製造・販売している不眠症の治療薬です。

有効成分のザレプロンはベンゾジアゼピン受容体ω1に作用し、リラックスした気分で自然な睡眠へと誘う効果が期待できます。

本記事ではハイプロンの服用方法と注意点について解説します。

ハイプロンの基本的な服用方法

ハイプロンの基本的な服用方法は以下の通りです。

  • コップ一杯の水かぬるま湯で服用する
  • 就寝直前もしくは寝つきが悪くなった直後に服用する




コップ一杯の水かぬるま湯で服用する

ハイプロンはコップ一杯の水もしくはぬるま湯で服用してください。

例えば、牛乳などの乳製品でハイプロンを服用すると、胃や腸に膜が張られて有効成分の吸収を妨げやすくなります。

ハイプロンに限らず医薬品は原則として水もしくはぬるま湯で服用するのがルールだと覚えておいて下さい。

就寝直前もしくは寝つきが悪くなった直後に服用する

ハイプロンの先発医薬品である「ソナタ」の添付文書には、就寝直前もしくは寝つきが悪くなった直後に服用する旨が記載されています。

睡眠薬にはさまざまな種類がありますが、ハイプロンの有効成分であるザレプロンは作用持続時間が非常に短く、正しく服用すれば翌日の身体的・精神的活動に支障を来すことはありません

ただし、ハイプロンに限らず睡眠薬や鎮静剤を起きているべき時間帯に服用すると、めまいやふらつき、短期記憶障害、協調運動障害などのリスクが増加します。






ハイプロンは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、海外で用いられているソナタ(sonata)のジェネリック医薬品です。作用時間が短い点が特徴で、入眠障害や中途覚醒といった睡眠障害をお持ちの方に適応があります。


1箱:4,050円


ハイプロンを服用する際の注意点

ハイプロンを服用する際には以下の4点に注意してください。

  • アルコールの摂取を避ける
  • 食後すぐの服用を避ける
  • 服用後に完全な精神覚醒が必要な行為・労働を行わない
  • 65歳以上の方は5mgから服用を開始する

ここでは、ハイプロンを服用する際の注意点について、先発医薬品ソナタの添付文書をもとに解説します。




アルコールの摂取を避ける

ハイプロンを服用する際には、アルコールの摂取を避けてください。

アルコールとの併用は中枢神経抑制のリスクを高め、翌日の精神運動障害を引き起こす可能性が高くなります。

また、アルコールとハイプロンを併用した場合、有効成分の作用が強く出すぎたり、副作用のリスクを高めたりする可能性があります。

食後すぐの服用を避ける

ハイプロンは食後すぐの服用を避け、就寝する直前に服用するのが原則です。

脂質の多い食事を摂取したり、食べ過ぎたりした後にハイプロンを服用すると、催眠作用を減弱させる恐れがあります。

服用後に完全な精神覚醒が必要な行為・労働を行わない

ハイプロンを服用した後に、車の運転など完全な精神覚醒が必要な行為・労働を行わないでください。

脳が覚醒していない状態で車の運転を行うと自分がケガを負うだけでなく、他人に重傷を負わせる恐れがあります。

最低でも4時間以上は布団に入っていられるタイミングでハイプロンを服用してください。

65歳以上の方は5mgから服用を開始する

65歳以上の方は一般的に生理機能が低下しているため、副作用のリスクを下げるためにもザレプロンで5mgの投与量が推奨されています。

ハイプロンはめまいやふらつきのリスクが低い睡眠薬ですが、高用量を摂取すると眠気や意識レベルの低下により転倒するリスクが高くなります。




まとめ

まとめの見出し画像

ハイプロンは作用時間が非常に短いタイプの睡眠薬で、正しく服用すれば翌日まで作用が残存する可能性は低いです。

しかし、布団に入っていられる時間が4時間未満と短い場合、起床後に精神運動機能の低下を引き起こす可能性があります。

ハイプロンは4時間以上の睡眠を確保できるタイミングで服用し、アルコールや乳製品との併用を避けるのがポイントです。

今回の記事を参考にハイプロンを正しく服用し、入眠障害や中途覚醒の早期改善にお役立てください。

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