デュオビルの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!
お薬通販部スタッフ[監修]
AIDS治療薬のデュオビルにはジドブジンとラミブジンの2つの有効成分が配合されており、HIVの増殖を抑えてAIDSの進行を妨げる作用があります。
デュオビルに限らず医薬品には飲み合わせがあるため、安全に服用を続けるためには併用禁忌や服用上の注意を知っておく必要があります。
今回はデュオビルの併用禁忌、および服用してはいけない人について解説します。
目次
併用禁忌について
デュオビルの飲み合わせや服用してはいけない人について解説する前に、そもそも併用禁忌が何かについて知っておきましょう。
特定の治療薬との併用を禁止されている医薬品
併用禁忌は特定の医薬品と併用することで作用の増強や減弱を招いたり、副作用のリスクを高めたりする医薬品を意味します。
医薬品の添付文書には併用禁忌について記載されているため、事前に確認しておくことが大切です。
併用禁忌を服用した際のリスク
特定の医薬品と併用禁忌薬を一緒に服用すると期待した効果を得られないだけでなく、副作用のリスクを高める恐れがあります。
場合によっては持病を悪化させる恐れもあるため、デュオビルを服用する前に併用禁忌について知っておくことが重要です。
デュオビルの併用禁忌薬
デュオビルの併用禁忌薬はイブプロフェン(ブルフェン)です。
作用機序は不明ですが、デュオビルとイブプロフェン(ブルフェン)を併用した場合、血友病患者において出血傾向が増強する可能性があります。
デュオビルには、抗HIV薬であるジドブジンとラミブジンの成分が配合され、HIVの増殖を抑制します。2つの成分がHIVウイルスの増殖を抑え、免疫機能の低下や日和見感染症といったエイズ関連症の発症や進行を遅らせることができます。 1箱:5,400円~ |
デュオビルを服用してはいけない人
以下に該当する方は、自分の判断でデュオビルを服用しないでください。
過敏症の既往歴をお持ちの人
デュオビルの有効成分であるジドブジンおよびラミブジンに対して過敏症を発症した経験がある方は、原則としてデュオビルを服用しないでください。
好中球数750/mm3未満またはヘモグロビン値が7.5g/dL未満の人
好中球数が750/mm3未満、またはヘモグロビン値が7.5g/dL未満の人がデュオビルを服用すると、好中球数・ヘモグロビン値がさらに減少する恐れがあるため服用禁止です。
ただし、好中球数・ヘモグロビン値の減少が原疾患であるHIV感染症に起因し、デュオビルまたは他のAIDS治療薬を用いた経験が無い方は除きます。
ジドブジンまたはラミブジンの用量調節が必要な人
デュオビルには有効成分としてジドブジンとラミブジンが配合されていますが、それぞれの有効成分に関して用量調節が必要な方は、個別のジドブジン製剤(レトロビル)およびラミブジン製剤(エピビル)を用いる必要があります。
エムトリシタビン製剤を服用中の人
デュオビルの有効成分であるラミブジンとエムトリシタビンは、ウイルス学的特性が類似しているため原則として併用禁止です。
授乳婦・小児
デュオビルの有効成分は乳汁中に移行するため、授乳婦は服用を避けてください。
小児に関してはジドブジンとラミブジンの用量調節が必要なため、個別のジドブジン製剤(レトロビル)およびラミブジン製剤(エピビル)を用いる必要があります。
デュオビルの服用で思わぬ健康被害を起こした場合の対処法
デュオビルの服用で思わぬ健康被害が発生した際には、いったん服用を中断してかかりつけ医の診察を受けてください。
まとめ
デュオビルにはHIVの増殖を抑える作用があるため、AIDSにともなう症状の進行を食い止める働きが期待できます。
デュオビルにはジドブジンとラミブジンの2つの有効成分が配合されているため、個別のジドブジン製剤およびラミブジン製剤よりも慎重に服用する必要があります。
今回の記事を参考にデュオビルの併用禁忌について理解し、AIDSにともなう症状の改善にお役立てください。
おすすめ商品
-
デュオビル
デュオビルには、抗HIV薬であるジドブジンとラミブジンの成分が配合され、HIVの増殖を抑制します。2つの成分がHIVウイルスの増殖を抑え、免疫機能の低下や日和見感染症といったエイズ関連症の発症や進行を遅らせることができます。
5,400円~
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ
関連記事
デュオビルはAIDS治療薬コンビビルのジェネリック医薬品で、2つの先発医薬品の有効成分を配合しています。デュオビルの有用性について、臨床試験結果に基づいて解説します。