デュオビルの服用方法は?服用する際の注意点も紹介
お薬通販部スタッフ[監修]
デュオビルはインドの大手ジェネリック医薬品メーカー「シプラ社」が製造・販売しているAIDS治療薬です。
有効成分のジドブジンとラミブジンはAIDSの原因となるウイルスの増殖を抑制し、症状の進行を食い止める作用があります。
本記事ではデュオビルの服用方法や注意点について解説します。
目次
デュオビルの基本的な服用方法
デュオビルの服用方法について、先発医薬品であるコンビビルの添付文書を参考に紹介します。
デュオビルを服用する際には以下の2点を守ってください。
1日2回12時間おきに服用する
デュオビルは1日に2回、12時間おきに服用するのが基本です。
飲み忘れを避けるためにも朝食後に1錠、夕食後に1錠服用する習慣を身につけておくのがおすすめです。
その他のAIDS治療薬と併用する
AIDS治療薬は大きく以下のタイプに分類されており、数種類の医薬品を組み合わせて症状の改善を図るのが原則です。
デュオビルは上記のうち、核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)に分類されます。
代表的な組み合わせ例としては核酸系逆転写酵素阻害薬2剤+インテグラーゼ阻害薬1剤、核酸系逆転写酵素阻害薬2剤+非核酸系逆転写酵素阻害薬などが挙げられます。
デュオビルには、抗HIV薬であるジドブジンとラミブジンの成分が配合され、HIVの増殖を抑制します。2つの成分がHIVウイルスの増殖を抑え、免疫機能の低下や日和見感染症といったエイズ関連症の発症や進行を遅らせることができます。 1箱:5,400円~ |
デュオビルを服用する際の注意点
デュオビルを服用する際には、以下の5点に注意する必要があります。
飲み忘れに注意する
デュオビルの効果は服用後およそ1時間前後であらわれ始め、6時間から12時間で消失に向かいます。
そのため、12時間おきに1錠服用するのを忘れないようにしてください。
定期的に血液検査を受ける
デュオビルに限らず何らかの治療薬を服用している方は、定期的に血液検査を受け医薬品の効果や副作用の有無を確認する必要があります。
特に腎機能障害をお持ちの方は頻繁に血液検査を受け、身体の状態を慎重に観察することが求められています。
性交渉の際には避妊具を使用する
HIVへの感染を予防するためには、性交渉の際に避妊具を使用することが大切です。
また、口腔性交であっても傷口からHIVに感染する恐れがあるため、男性器に対してはコンドームを使用してください。
健康管理も怠らない
AIDSは「後天性免疫不全症候群」と呼ばれていることからも分かるように、免疫不全が原因でさまざまな健康被害を招く点が特徴です。
そのため、デュオビルを服用しているから大丈夫と決めつけずに、自分でも体調管理に気を配るようにしてください。
自分の判断で服用を中止しない
AIDSはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することで発症しますが、現在のところウイルスを死滅させる治療薬はありません。
AIDS治療薬はあくまでもHIVの増殖を抑制し、自己免疫機能を維持するための治療薬のため、自分の判断で服用を中止しないでください。
まとめ
デュオビル1日2回12時間おきに、その他のAIDS治療薬と併用するのが基本です。
服用の際には定期的に血液検査を受けて効果や副作用の有無を確認し、性交渉の際には避妊具を使用してください。
今回の記事を参考にデュオビルを正しく服用し、免疫力を下げないよう健康管理にも気を配りましょう。
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5,400円~
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