イミクアッドは日本初の尖圭コンジローマ治療薬、ベセルナクリームのジェネリック医薬品です。

皮膚に塗布するタイプの医薬品のため比較的安全に使用できますが、使用前に併用注意について知っておくことは重要です。

イミクアッドの商品詳細

イミクアッドはインドのムンバイにある製薬会社「グレンマーク」が製造・開発している尖圭コンジローマの治療薬です。

先発医薬品のベセルナクリームと同様に有効成分イミキモドを配合しており、ヒトパピローマウイルス（HPV)の増殖を抑制し、感染細胞の働きを阻害する点が特徴です。

イミクアッドの有効成分イミキモドについて

尖圭コンジローマの治療薬として用いられるイミクアッドには、有効成分としてイミキモドが配合されています。イミクアッドの有効成分について解説します。

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2025.02.04

イミクアッドの併用注意薬

イミクアッドに関しては原則として併用注意薬がありません。

しかし、他の塗り薬と併用する際には、病変部位以外にイミクアッドが付着しないよう注意する必要があります。

すでに何らかの塗り薬を使用している方は、イミクアッドの使用前にかかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。

イミクアッドはグレンマークが開発した尖圭コンジローマと日光角化症に使用される治療薬です。ウイルスの増殖を抑える効果とウイルスに感染した細胞を破壊する効果によって尖圭コンジローマを治療します。 1箱：2,430円～

イミクアッドの使用に際して注意が必要な人

以下に該当する方は自分の判断でイミクアッドを使用せず、専門医や薬剤師などに相談することが重要です。

過去にイミクアッドの使用により過敏症を発症した経験がある人

イミクアッドの使用により過敏症を発症した経験がある方は、自分の判断でイミクアッドを使用しないで下さい。

合併症・既往歴をお持ちの人

以下で紹介する合併症をお持ちの方や服用中の医薬品がある方は、イミクアッドの使用にあたって注意が必要です。

慢性移植片対宿主病・自己免疫疾患をお持ちの人

移植片対宿主病はドナーの細胞が移植先の患者の身体を異物と認識して起こる免疫反応の一種です。

急性移植片対宿主病では主に皮膚や肝臓、消化管に障害が見られるのに対し、慢性移植片対宿主病ではより多くの臓器に影響をおよぼす点が特徴です。

骨髄移植など同種造血幹細胞移植の手術を受けた方は、イミクアッドを使用する前にかかりつけ医に相談してください。

免疫抑制薬を服用中の人

イミクアッドの適応症状である尖圭コンジローマの発症には、自己免疫が深く関わっていると考えられています。

免疫抑制薬を服用している方は、イミクアッドを使用しても十分な効果を得られない可能性があるため、事前にかかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。

泌尿器・生殖器付近に疣贅がある女性

イミクアッドは尿道や膣内、子宮頚部、直腸および肛門内への使用が禁止されています。

また、尖圭コンジローマの発症にともない、泌尿器・生殖器付近に疣贅（いぼ）が見られる場合、塗布する際に薬剤が周囲に付着しないよう注意してください。

泌尿器や生殖器の周囲にイミクアッドの有効成分が付着すると、痛みやむくみが生じて排尿困難となる恐れがあります。

妊婦

動物実験においてイミクアッドの使用による催奇形性は認められていませんが、胎児の体重減少や骨化遅延が認められています。

人間でも同様の現象が起こるかは現在のところ不明ですが、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ、イミクアッドを使用するべきとされています。

小児など

イミクアッドの有効成分であるイミキモドの安全性および有益性に関して、小児を対象とした臨床試験は行われていません。

臨床試験の結果から読み解くイミクアッドの有用性について

イミクアッドは尖圭コンジローマおよび日光角化症の治療薬です。臨床試験の結果に基づいてイミクアッドの有用性について解説します。

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2025.02.04

まとめ

イミクアッドは皮膚に塗布するタイプの医薬品のため、比較的副作用のリスクが低く、併用注意薬もありません。

しかし、免疫に関する病気をお持ちの方や、服用中の治療薬がある方は、イミクアッドを使用する前にかかりつけ医や薬剤師に相談することが重要です。