ステロイドクリームとは？効果や使い方や副作用をわかりやすく解説
ステロイドクリームは皮膚の炎症を鎮める際に効果を発揮する医薬品です。どのタイプのステロイド外用薬を選べばいいのか分からない方は参考にしてください。
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ステロイドクリームは皮膚の炎症を鎮める際に効果を発揮する医薬品です。
本記事ではステロイドクリームの特徴や軟膏との違い、正しい塗り方について解説します。
どのタイプのステロイド外用薬を選べばいいのか分からない方は参考にしてください。
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目次
ステロイドクリームの特徴！軟膏と比較したメリット・デメリット
ステロイド外用薬の代表的な商品がステロイド軟膏、およびステロイドクリームです。
両者のメリット・デメリットを紹介します。
軟膏とクリームの違い！油分・水分バランスによる使い分け
ステロイド軟膏とステロイドクリームには主に以下の違いがあります。
| ステロイド軟膏 | ステロイドクリーム | |
| 基剤 | 水を含まない油性 | 水と油が混じった乳剤 |
| 使用感 | ややべたつく | べたつきが少ない |
| 刺激 | やや弱い | やや強い |
| 保湿力 | 高い | 低い |
| メリット | 保湿力が高く刺激が弱い | べたつきが少なく塗りやすい |
| デメリット | べたつきがある | 塗布部位への刺激がやや強い |
ステロイドクリームが向いている部位！顔・手・体幹など
ステロイドクリームが向いている部位は湿疹やただれが目立つ箇所です。
反対に、ステロイド軟膏はカサカサした炎症部位に向いています。
乾燥肌やベタつきやすい肌にクリームが選ばれる理由
ステロイドクリームはべたつきが少ないため、湿疹やただれが目立つ箇所や、ジュクジュクした場所などに向いています。
水分を含むため乾燥肌にも有効ですが、保湿剤との併用でさらに高い効果が得られます。
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ステロイドクリームの正しい塗り方！吸収率を考えた使用方法
ステロイドクリームの効果を最大限に発揮するためには、正しい塗り方を知っておく必要があります。
ステロイドクリームを塗るタイミングや効果を高めるコツ、使用上の注意について解説します。
ステロイドクリームを塗るタイミング！効果を高めるコツ
ステロイドクリームは肌が清潔なタイミングで塗るのが基本です。
お風呂上がりに肌のほてりがおさまったタイミングでの塗布が適しています。
ステロイドクリームの効果を高めるコツは以下のとおりです。
| コツ | ポイント |
| 手をきれいに洗う | ステロイドクリームを塗る前に、手を洗って清潔にしておきましょう。塗布した後も十分に手を洗ってください。 |
| 擦りこまない | ステロイドクリームを患部に擦りこむと刺激が強くなる可能性があります。 |
| 適量を使用する | ステロイドクリームは用法用量を守って正しく使用してください。過剰に塗布すると副作用のリスクが高くなります。 |
顔やデリケートゾーンに塗るときの注意点と安全性
顔やデリケートゾーンはステロイドの吸収率が高いため、必要最小限のクリームを塗布するのが基本です。
医師や薬剤師に相談して、適切な強さのステロイドクリームを使用するのがポイントです。
使用期間の目安！長期使用を避けるための工夫と対策
ステロイドクリームの使用期間の目安は5〜6日程度です。
副作用のリスクを避けるため、効果が感じられない際は漫然と使用せず、専門医に相談することが大切です。
ステロイドクリームの副作用！部位別のリスクと安全な使い方
ステロイドクリームに限らず、化学的に製造された医薬品には副作用のリスクがあります。
ステロイドクリームを安全に使用するためのポイントを解説します。
顔に使うときの副作用リスク！皮膚の薄い部位での注意点
顔はステロイドを吸収しやすい場所の1つです。
とくに目の周りは皮膚が薄いため、原則としてステロイドクリームの使用を避けてください。
頬やあごも吸収率が高い場所のため、少量のステロイドクリームを伸ばして使用するのがポイントです。
全身に広範囲で使うときの副作用！吸収量増加に注意
ステロイドクリームを全身に広範囲で使用する際は、使い過ぎに注意が必要です。
とくに陰嚢や脇の下はステロイドの吸収率が高いため、大量に使用しないでください。
一度に大量のステロイドクリームを使用した場合、局所だけでなく全身の副作用を起こす可能性があります。
全身に見られる副作用の例としては糖尿病や骨粗しょう症、消化器系の障害、精神病、眼圧上昇、副腎抑制などが挙げられます。
副作用を抑える工夫！塗布量を守り正しく使うポイント
ステロイドクリームの大量・長期使用は副作用のリスクを高めます。
副作用のリスクを抑えるためには、1FTU（大人の人差し指の先から第一関節までの長さ）を基本に塗布するのがポイントです。
1FTUで手のひら2枚分が塗れる量のため、場所に応じて使用量を増減してください。
まとめ
ステロイドクリームは軟膏に比べてべたつきが少なく、湿疹やただれ、ジュクジュクした部位に適しています。
保湿力は軟膏に比べて低いため、乾燥した部位に塗布する際は保湿剤を併用するのがおすすめです。
今回の記事を参考にステロイドクリームを正しく使用し、肌トラブルの改善にお役立てください。
ステロイドクリームに関するQ&A
ステロイドクリームについて、以下の質問が多く寄せられています。
ステロイドクリームの特徴はなんですか？
ステロイドクリームは軟膏に比べてべたつきが少なく、湿疹やただれ、ジュクジュクした部位に適しています。
軟膏に比べると刺激が強いため、用法用量を守って正しく使用するのがポイントです。
ステロイドクリームは何日間使用すればいいですか？
ステロイドクリームは5〜6日間の使用が推奨されています。
効果が感じられない場合は漫然と使用せず、皮膚科の専門医に相談してください。
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