ロコイド軟膏の効果と強さや副作用!顔や陰部に使える部位を解説
ロコイド軟膏は皮膚炎や湿疹の改善に用いられるステロイド外用薬です。ロコイド軟膏の効果・効能や適応部位、使用上の注意点などについて解説します。

ロコイド軟膏は皮膚炎や湿疹の改善に用いられるステロイド外用薬です。
ステロイド外用薬のなかでは効き目が普通(medium)に分類されており、副作用のリスクが比較的低い点がメリットの1つです。
ロコイド軟膏の効果・効能や適応部位、使用上の注意点などについて解説します。
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目次
ロコイド軟膏とは?成分と効果や効能・適応部位について徹底解説

ロコイド軟膏は鳥居薬品が販売しているステロイド外用薬で、効き目が比較的マイルドな点が特徴です。
はじめに、ロコイド軟膏の有効成分や効果・効能について解説します。
ロコイド軟膏の有効成分ヒドロコルチゾンとは?
ロコイド軟膏の有効成分「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」には、主に以下の特徴があります。
| 強さ | 普通(medium) |
| 特徴 | 皮下に吸収されやすい |
| 主な副作用 | 過敏症 |
| 使用法 | 短期間・少量使用が原則 |
ロコイド軟膏の効果!顔の赤みやあせも・虫刺され
ロコイド軟膏の効果・効能は以下のとおりです。
ロコイド軟膏は使える部位!顔・陰部・目の周り
ロコイド軟膏はステロイド製剤の強さでは5段階のうち下から2番目(普通)のため、皮膚が薄い場所を含む全身に塗布可能です。
ただし、まぶたや目じりなど皮膚が薄い場所への塗布は注意が必要です。
陰部もステロイドの吸収率が高い場所のため、医師の指導下での使用が推奨されています。
ロコイド軟膏の副作用は?顔や陰部に出やすい症状と注意点

化学的に製造された医薬品には副作用のリスクがともないます。
ロコイド軟膏を使用する前に、副作用の可能性を知っておくことが大切です。
ロコイド軟膏の主な副作用とステロイド外用薬の強さ
ロコイド軟膏の主な副作用は以下のとおりです。
| 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 皮膚感染症 | 真菌症(白癬など)、細菌感染症(毛嚢炎など) | 真菌症(カンジダ症)、細菌感染症(伝染性膿痂疹など) | |
| その他皮膚症状 | ざ瘡様疹、乾皮症様皮膚 | 酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎、ステロイド皮膚、接触皮膚炎など | |
| 過敏症 | 発赤、掻痒感、刺激感、皮膚炎など | ||
| 下垂体・ 副腎皮質 系機能 | 下垂体・副腎皮質系機能の抑制 |
副作用が出たときの対処法!塗布を中止すべき症状
ロコイド軟膏の使用にともない副作用が見られる際は、直ちに皮膚科を受診して専門医の指導を仰いでください。
場合によっては抗真菌薬の併用で済むケースもあるため、自分の判断でロコイド軟膏の使用を中断するのは避けましょう。
顔や陰部に塗るときの副作用リスクと注意点
顔や陰部はロコイド軟膏の有効成分が吸収されやすい場所です。
使用の際は用法用量を守り、塗り過ぎには十分に気を付けてください。
ロコイド軟膏は市販薬で買える?薬価やジェネリックも紹介

ロコイド軟膏は効き目がマイルドで、副作用のリスクも比較的低いステロイド外用薬です。
ここでは、ロコイド軟膏の購入法や、通販で買えるステロイド外用薬を紹介します。
ロコイド軟膏に市販薬はある?通販で購入できるのか
ロコイド軟膏は医療用医薬品のため、原則として医師の処方が必要です。
薬局や通販で購入できるロコイド軟膏類似商品は以下のとおりです。
| 商品名 | 有効成分の配合量 |
| ロコイダン軟膏 | 0.05% |
| セロナ軟膏 | 0.05% |
| 新リビメックス軟膏 | 0.03% |
ロコイド軟膏にはヒドロコルチゾン酪酸エステルが0.1%配合されているため、類似商品にまったく同じ効果が期待できるわけではありません。
ロコイド軟膏の薬価はいくら?費用の目安
ロコイド軟膏の薬価および費用の目安は以下のとおりです。
| 薬価 | 14.9円(1g) |
| 費用の目安 | 10gの場合3割負担で44.7円 |
費用の目安は薬剤費のみで、実際には診察料や調剤手数料がプラスされます。
ロコイド軟膏の代用に!通販で買えるステロイド外用薬
ロコイド軟膏と似たはたらきが期待できる以下のステロイド外用薬を通販で購入可能です。
| 商品名 | 有効成分 | 特徴 | 価格 |
| オイラックスHコート | ヒドロコルチゾン | 効き目がマイルドで副作用のリスクが比較的低い | 1,900円(1本) |
| テメテックスクリーム | ジフルコルトロン吉草酸エステル | 効き目がとても強くさまざまな皮膚疾患に効果を発揮 | 2,660円(1本) |
| プロトピック軟膏 | タクロリムス | 世界初のアトピー性皮膚炎治療薬。患部にのみ作用する | 3,750円(1本) |
(2025年11月現在)
まとめ

ロコイド軟膏は効き目がマイルドなステロイド外用薬で、比較的副作用のリスクが低い点がメリットの1つです。
ただし、皮膚に吸収されやすい特徴があるため、短期間の使用が原則です。
今回の記事を参考にロコイド軟膏を正しく使用し、湿疹や皮膚炎の改善にお役立てください。
ロコイド軟膏に関するQ&A

ロコイド軟膏について、以下の質問が多く寄せられています。
ロコイド軟膏は強い薬ですか?
ロコイド軟膏はステロイド外用薬の強さとしては、5段階のうち下から2番目です。
ただし、皮下に吸収されやすい特徴があるため、短期間の使用が原則です。
ロコイド軟膏は薬局で購入できますか?
ロコイド軟膏は医療用医薬品のため、原則として医師の処方が必要です。
同じ有効成分を低用量配合したステロイド外用薬であれば、薬局でも購入可能です。
おすすめ商品
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オイラックスHコート
オイラックスHコートクリームは、有効成分として、ヒドロコルチゾンを含有しています。アトピー性皮膚炎をはじめ、さまざまな炎症や皮膚の感染症を治療できる効果が期待できます。
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3,377円~
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