ピル休止期間でも安心!マーベロンの避妊効果と仕組み
マーベロンは避妊効果のある低用量ピルです。この記事ではマーベロンの避妊効果の仕組みや、休薬期間中でも避妊効果があるのかどうか、アフターピルとの違いなどに関して解説しています。
お薬通販部スタッフ[監修]

マーベロンは避妊に効果があるって聞いたけど、確実に避妊できるの?
自分に合った避妊法を見つけたい!
といった疑問をお持ちですか?この記事を読めば、マーベロンの効果やマーベロンが自分に合うお薬なのかどうかが分かりますよ。
前半ではマーベロンの避妊効果の仕組みからアフターピルの代用になるのかまで深掘り、後半ではマーベロンの効果を実感できる人について解説しています。
この記事を読んで、自分に合った避妊方法を見つけましょう。
目次
マーベロンを使えば妊娠しないってホント?

マーベロンを正しく服用すれば、99.7%の確率で避妊できます。
臨床試験によると、飲み忘れを含む妊娠率は9%でした。一方で、正しく服用を続けた妊娠率は0.3%、つまり99.7%の人が避妊できています。
注目すべきは、飲み忘れを含む妊娠率 9%は、正しく服用した場合の妊娠率 0.3%に比べて約30倍多い点です。
ピルを服用して、その避妊効果を確実に得るためには、正しい方法での服用が必要になります。
臨床試験とは?【知っておこう】
臨床試験とは、新しい医薬品や治療法が安全で有効であるかどうかを科学的に検証するために行われる研究の一環です。
臨床試験において有効だと判断された医薬品や治療法のみ、広く一般の人々に利用できるようになります。
もちろんマーベロンも臨床試験を経て、避妊効果に有効性が認められたので、医療現場で使用されています。
マーベロンの避妊効果が期待できる期間はいつから?

確実な避妊効果を期待できるのは、服用開始後8日目以降です。
マーベロンの取扱説明書によると、生理初日に開始する予定の服用が遅れた場合、服用開始から7日間は他の避妊法の併用が推奨されています。
服用から7日間は妊娠の可能性があり、8日目から避妊効果が得られるということです。
一方で「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(平成17年12月)」によれば、月経開始後5日目以内に服用を開始した場合は、避妊の必要はないとあります。
また、それ以降に服用を開始した場合は排卵する可能性があるため、服用開始後の7日間は他の避妊法の併用を推奨しています。
このことから、月経初日から服用を開始した場合は当日から、仮に服用開始が遅れた場合は服用開始後8日目以降から避妊効果が得られることが分かります。
赤ちゃんが欲しいと思ったら
低用量ピルの服用で、将来妊娠しづらくなることはありません。
低用量ピルの服用をやめてからの1〜3か月は、体内のホルモンバランスが崩れて月経周期が長くなることが分かっています。
しかしながら、妊娠の確率が下がるといった副作用はありません。安心して服用してください。
ピルの休薬期間でも避妊効果はある?

7日間の休薬期間の後、新たなサイクルで服用を開始するなら、休薬期間中も避妊効果は持続します。
休薬期間中、多くの場合生理が来ます。
服薬開始時のように、生理初日に新しいサイクルをスタートしないように注意してください。
マーベロンでアフターピルの代用はできる?

低用量ピルはアフターピルの代わりとはなりません。
アフターピル(緊急避妊薬)は避妊が十分でなかった性交渉の後に飲まれる、レボノルゲストレル(LNG)単剤のホルモン配合剤です。
作用機序は、LNGによる排卵の抑制あるいは排卵の遅延により受精を回避するものと考えられています。
低用量ピルとは主剤や薬の働きが全く異なり、低用量ピルをアフターピルとしては利用できません。
また、かつて一般的に行われてきたヤッペ法(1970年代に発表)は、50μg のエチニルエストラジオールと 0.5mg の dl-ノルゲストレル(NGR)を含有する、いわゆる中用量経口避妊薬を 2 錠、さらにその 12 時間後に 2 錠服用するものです。
これもまた主剤や薬の働きが異なり、低用量ピルで代用できるものではありません。
低用量ピルを自己判断でアフターピルとして使うのはやめましょう。
緊急避妊薬を入手する方法
2024年2月現在、国内において緊急避妊薬は医師の処方箋なしでは購入できません。
一方で、処方箋なしで緊急避妊薬を利用できる仕組みを検討する調査研究が行われています。
これは、予期せぬ妊娠の可能性が生じた女性が医師の処方箋なしで緊急避妊薬を購入できる仕組みを検討するためのもので、一定の条件を満たす薬局において医師の処方箋なしで緊急避妊薬を購入することができます。
また対面での購入に抵抗がある方や出かけての購入が難しい場合など様々な事情がある場合、海外からの輸入代行という形で購入することが可能です。
検索では多くの業者が見つかりますが、当サイトのように長年の実績があり本物であることを保証しているサービスをお選びいただくことをお勧めします。
マーベロンの休薬期間に生理が来なかったら

低用量ピル服用者のうち 1%未満の方において、休薬期間中の生理(消退出血)が見られなくなります。
なぜなら、低用量ピルの服用中は子宮内膜が薄くなり、月経量が減少します。
この作用が強く出ると、生理が来ていないと感じやすいです。
また、ピルの服用期間中に性交渉があった場合は、妊娠の可能性もあります。
低用量ピル服用中に消退出血が見られなくなった場合には、服用を継続しながら妊娠の有無を確認する必要があります。
妊娠検査薬または産婦人科の超音波検査で妊娠の有無を確認しましょう。
妊娠していなければ、そのまま低用量ピルの服用を続けて問題ありません。
通常、消退出血が見られないケースは稀です。
そのため、市販の妊娠検査薬で妊娠していないことが確認されれば、消退出血が見られなくても問題はありませんが、不安なく服用を続けるために、一度産婦人科を受診することをおすすめします。
なぜ妊娠しない?マーベロンに避妊効果がある理由

マーベロンに避妊効果がある一番の理由は、排卵を抑制するからです。
マーベロンを飲むことで、体の中ではホルモンバランスが変わり、排卵の抑制、子宮頸管粘液・子宮内膜に変化が起こり、避妊効果を高めます。
それでは、詳しく見てみましょう。
1.脳下垂体からのホルモン分泌抑制
はじめに、マーベロンは脳下垂体から分泌され、卵胞の成長と排卵を促すホルモンの分泌を抑制します。
これらのホルモンの分泌が抑制されると、卵胞の成長が止まり、排卵も止まります。
2. 子宮頸管粘液の変化
さらに、マーベロンは、子宮頸管粘液の性状を濃くてネバネバしたものに変えます。
これにより、精子が子宮内へ侵入することが阻害されるので、避妊効果が高まります。
3. 子宮内膜の変化
また、マーベロンには子宮内膜を薄くする働きがあるので、仮に受精したとしても受精卵が着床しにくく、妊娠を防ぐ役割を果たします。
以上3つの機序により、マーベロンは高い避妊効果を発揮します。
マーベロンが向いている人

避妊方法としてマーベロンが向いている人は次の2つのような人です。
現代の生活は多様化して、個々のライフスタイルによって適した避妊法が異なります。
妊娠出産は女性はもちろん、男性にとっても人生の大きなイベントです。
自分に合った避妊法をみつけて自分らしい人生を送りましょう。
安定した生活リズムを持つ人
生活リズムが整っていて、毎日の生活が繰り返しの連続である人には、マーベロンはおすすめです。
なぜなら、「寝る前」や「起床後すぐ」といった日常生活の中に服薬のタイミングを入れると、毎日同じ時間に薬を飲めるからです。
手軽さを重視する人
今やピルはネットで購入できる時代になりました。
また男性の意思が介在することなく、女性自らの意思で避妊を選択できます。
急な予定にも柔軟に対応でき、手軽で主体的に望まない妊娠から自分を守れます。
利用者の口コミ

実際にマーベロンを服用しているユーザーの感想を集めてみました。
避妊効果を実感している口コミや、生理周期の安定、月経痛やニキビの改善に関する口コミが寄せられています。
中には吐き気や眠気といった副作用が出ているという口コミもありました。
10代の頃から生理の周期が不安定。ある程度の年になれば落ち着くだろうと理由もなく、楽観的に考えていました。20代になっても相変わらずで、腹痛がとにかくひどい。マーベロンを飲んでから、かなり安定しました。
半年以上飲んでいますが、副作用もなく、私にはとても合っていると思います。マーベロンを飲み始めてから、ニキビもできなくなった気がするので嬉しいです。
たまに体調によるのか、吐き気があるときがありますがそこまで重くないので様子を見ています。他のピルだと頭痛や吐き気がひどかったので、マーベロンは使いやすく気に入っています。
マーベロンに期待できる効果の解説 まとめ

ここまで、マーベロンに期待できる効果などについて解説してきました。
低用量経口避妊薬マーベロンには、避妊効果以外にもニキビ改善、月経困難症、PMS、生理周期の管理、がんリスクの軽減といった効果が医学的に認められています。
これは、体内のホルモン量をコントロールして、卵子の成熟・排卵を抑制することにより引き起こされます。
マーベロンは海外の輸入代行業者からもネットで購入できる手軽さや、女性が主体的に避妊を選択できることから、手軽さを重視する人に多く利用されています。
また、定期的に継続して服用する必要があることから、飲み忘れをしにくい、安定した生活リズムを持った人におすすめできます。
この記事で解説したことを参考に、用法・用量を守り、副作用や併用注意・禁忌などの情報を確認してください。
マーベロンの効果に関するよくある質問

低用量経口避妊薬に関するよくある質問をまとめました。
質問を参考に、疑問を解消しましょう。
マーベロンを飲むと太る?
経口避妊薬を服用している女性の中には、体液の貯留または食欲が増すことにより体重が増える人もいます。
こうした副作用の多くは、通常の生理と同じ作用であり、低用量の経口避妊薬ではあまり見られません。
授乳中もピルで避妊できますか?
授乳中は経口避妊薬を服用できません。
出産したばかりの女性で、母乳のみで授乳をしており月経がない人は、避妊をしていなくても、出産後6カ月間は妊娠の可能性が低くなります。
しかし、分娩後3カ月以内の避妊開始が推奨されており、その際は母乳への影響を考慮してピルは選択できません。
専門家・医師への相談方法
ピルに関してのご相談は、主治医または産婦人科(避妊)、皮膚科(ニキビ)へ行き診療を受けてください。
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