ハイプロンの副作用とは?症状が強く見られる際の対処法も紹介

ハイプロンの副作用は睡眠障害のお悩みがある方にとって気になる情報の1つです。ハイプロンの副作用について解説します。

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記事公開日:2025.03.06

最終更新日:2025.03.07

お薬通販部スタッフ[監修]

ハイプロンの副作用とは?症状が強く見られる際の対処法も紹介

ハイプロンはインドのパンジャーブ州に本拠地を置く「コンサーンファーマ」が製造・販売している睡眠薬です。

有効成分のザレプロンはベンゾジアゼピン受容体ω1に作用し、自然な眠気を引き起こす点が特徴です。

しかし、ハイプロンに限らず化学的に製造された医薬品には必ず副作用のリスクがともないます。

本記事ではハイプロンの服用で起こり得る副作用の種類や、症状が強く見られる際の対処法について解説します。

ハイプロンの重大な副作用

ハイプロンは海外で販売されている「ソナタ」のジェネリック医薬品です。

そこで、ソナタの添付文書を参考に、ハイプロン(ザレプロン錠)の重大な副作用について解説します。

ハイプロンの重大な副作用としては以下の4例が挙げられています。




複雑な睡眠行動

ハイプロンの服用で起こり得る重大な副作用としての1つが複雑な睡眠行動です。

服用後に脳が完全に覚醒していない状態で何らかの活動を行うと、複雑な睡眠行動を起こす可能性があります。

複雑な睡眠行動を起こすと服用者が重傷を負ったり、他人にケガを負わせたりする可能性があるため注意が必要です。

翌日の精神運動障害のリスク

十分な睡眠時間(7〜8時間)を確保できない場合にハイプロンを服用したり、推奨用量を超えて服用したりすると、翌日に精神運動障害を引き起こす可能性があります。

例えば翌朝の眠気や反応時間の延長、めまい、眠気、かすみ目・複視、注意力の低下、運転能力の低下などを引き起こす可能性があるため注意が必要です。

重度のアナフィラキシー反応およびアナフィラキシー様反応

まれなケースではありますが、ハイプロンなどの睡眠薬をはじめて服用した方に舌や声門、喉頭に血管性浮腫を生じた例があります。

また、呼吸困難や喉の閉塞、吐き気・嘔吐など、アナフィラキシーを示唆する追加症状がみられた方もいます。

異常思考・行動変化

ハイプロンに限らず鎮静睡眠薬の服用にともないさまざまな異常思考、および行動変化が起こる可能性が報告されています。

報告されている行動変化の例としては奇怪な行動、興奮、幻覚、離人感などが挙げられています。





ハイプロンは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、海外で用いられているソナタ(sonata)のジェネリック医薬品です。作用時間が短い点が特徴で、入眠障害や中途覚醒といった睡眠障害をお持ちの方に適応があります。


1箱:4,050円


ハイプロンの主な副作用

ハイプロンの主な副作用について、先発医薬品ソナタの添付文書をもとに解説します。




感覚器

ハイプロンを服用した1〜4%の方に、視覚異常や耳・眼の痛み、聴覚過敏、異臭などの副作用が見られます。

プラセボ群と発現率に大きな差はありませんが、耳の痛みに関してはハイプロン服用群にのみ見られる副作用となっています。



精神神経系

ハイプロンの服用にともなう主な副作用が頭痛で、発現頻度は30〜42%とされています。しかし、プラセボ群でも35%が頭痛を訴えており、必ずしもハイプロンの副作用とは断定できません。

めまいや健忘症、眠気、混乱、幻覚などの副作用もわずかながら見られますが、プラセボ群と大差ない発現率となっています。



消化器

ハイプロンを服用した場合、6〜8%に吐き気の副作用が見られます。ただし、プラセボ群も7%が吐き気を訴えており、ハイプロンだけが原因とは断定できません



皮膚

ハイプロンを服用すると知覚過敏や知覚鈍麻を引き起こす可能性があります。知覚異常に関してはプラセボ群が1%の発現率であるのに対し、ハイプロン服用群では3%とやや高い発現率となっています。



その他

ハイプロンのその他の副作用としては倦怠感や無力症、光過敏反応、鼻血、月経困難症、筋緊張亢進、抹消浮腫などさまざまな症状が挙げられています。

ただし、それ以外の副作用と同様プラセボ群と発現率に大きな差はありません




副作用が強く見られる際の対処法

ハイプロンの服用にともなって副作用が強くみられる際には、一時的に服用を中断してかかりつけ医の診察を受けてください。

ハイプロンの副作用にはさまざまな種類がありますが、いずれもプラセボ群と発現率に大きな差はありません

そのため、まずは医療機関で診察および検査を行い、症状の原因を突き止めることが重要です。




まとめ

まとめの見出し画像

ハイプロンは即効性が高く効果の持続時間が短いため、翌日に影響しにくい点がメリットの1つです。

ハイプロンの副作用に関してはプラセボ群と大きな差がないため、まずは症状の原因を突き止めることが重要です。

ハイプロンの服用にともない何らかの症状が強く出る方は、服用をいったん中断して医師の判断を仰ぐようにしてください。

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