イミクアッドの有効成分イミキモドについて

尖圭コンジローマの治療薬として用いられるイミクアッドには、有効成分としてイミキモドが配合されています。イミクアッドの有効成分について解説します。

お薬通販部スタッフ[監修]

イミクアッドの有効成分イミキモドについて

イミクアッドはインドの製薬会社「グレンマーク」が製造・販売している、ベセルナクリームのジェネリック医薬品です。

有効成分として配合されているイミキモドには、尖圭コンジローマおよび日光角化症の改善効果が期待できます。

本記事では、イミクアッドの有効成分であるイミキモドについて解説します。

イミキモドについて

はじめに、イミクアッドの有効成分であるイミキモドの特徴と歴史、および作用機序について解説します。

特徴

イミキモドは先発医薬品のベセルナクリームに配合されている有効成分で、国内初の尖圭コンジローマ治療薬として知られています。

尖圭コンジローマを発症すると褐色もしくは黒褐色の疣贅(いぼ)ができますが、従来は外科的治療により取り除くのが主流でした。

しかし、尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)への感染により発症するため、外科的治療で疣贅を取り除いても、体内にウイルスが残っていれば再発を繰り返す恐れがあります。

イミキモドにはヒトパピローマウイルスに対する免疫力を高め、ウイルスの増殖を抑制する点が特徴です。

そのため、外科的治療に比べると再発する可能性が低く、身体を傷つけることもないため瘢痕を残さないといったメリットがあります。



歴史

イミキモドは1997年にアメリカで承認されたのち、翌年にはヨーロッパでも承認を受けました。

日本では厚生労働省により2007年に承認を受けており、同年にイミキモドを配合したベセルナクリームが製造・販売されています。


作用機序

イミキモドにはヒト末梢血単球核(PBMC)において、インターフェロンα(IFN-α)をはじめとするサイトカインの産生を促進します。

尖圭コンジローマの発症部位にイミキモドを塗布すると、インターフェロンαの産生促進を介してヒトパピローマウイルスの増殖を抑制し、免疫系を活性化させることで感染細胞の働きを障害します。



イミクアッド 見出し画像

イミクアッドはグレンマークが開発した尖圭コンジローマと日光角化症に使用される治療薬です。ウイルスの増殖を抑える効果とウイルスに感染した細胞を破壊する効果によって尖圭コンジローマを治療します。


1箱:2,430円~


イミキモドの適応症状

イミキモドの適応症状は以下の2つです。

  • 尖圭コンジローマ
  • 日光角化症




尖圭コンジローマ

イミキモドを有効成分として配合した日本初の医薬品がベセルナクリームで、尖圭コンジローマに適応を持つ点が特徴です。

尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルスに感染することで発症しますが、イミキモドはウイルスの増殖を抑制し、感染細胞の働きを障害して症状を改善へと導きます。

ジェネリック医薬品のイミクアッドにも、ベセルナクリームと同じく有効成分としてイミキモドが配合されているため、先発医薬品と同等の効果が期待できます。

日光角化症

イミキモドは日光角化症の改善にも効果的とされています。ただし、現在のところ顔面および禿頭部以外に対する有効性・安全性は確立されていません。




まとめ

まとめの見出し画像

イミクアッドの有効成分は日本初の尖圭コンジローマ治療薬「ベセルナクリーム」にも配合されているイミキモドです。

イミキモドには体内に侵入したヒトパピローマウイルスの増殖を抑制し、感染細胞の働きを障害することで、尖圭コンジローマの症状を改善する効果が期待できます。

外科的治療に比べて侵襲性が少なく、再発リスクも低い点がメリットですが、完治するまで根気よく使い続けるのがポイントです。

イミクアッドは海外製の医薬品のため、購入の際には信頼できる個人輸入代行サイトを利用するのがおすすめです。

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    2,430円~

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