ED(勃起不全)は、多くの男性が悩んでいる疾患です。
EDとは、性交時に十分な勃起が得られず、もしくは勃起が維持できず、満足な性交がおこなえない状態を指します。
EDに悩んでいる男性は1,130万人にものぼるという調査報告もあります。
「いつもではなくても時々、性行為ができない」という男性は、4人に1人という割合です。
「加齢だから仕方ない」「仕事のストレスが大きいから仕方ない」と諦める必要はありません。
現在は、さまざまなED治療薬が販売されています。
30代・40代の働き盛りの方はもちろんですが、60代・70代の方で「もっと早くから治療をすれば良かった」と思う方も多くいます。
少しの勇気を持ってEDと向き合い、快適な性生活を実現させましょう。
「EDで悩んでいる」と聞くと、どのような方を思い浮かべるでしょうか。
EDに悩む方はさまざまで、年配の方もいれば働き盛りのサラリーマン、過度にストレスがかかる仕事の方、緊張して萎縮してしまう方、トラウマを持っている方など、一人一人で原因も症状も異なります。
「勃起が持続しない、維持できない」という症状が1回だけで、以降は満足のいく性生活を送れているという方は、必ずしもEDとは言い切れません。
ED=勃起不全の定義は、「性的興奮材料を与えられても勃起状態が得られず、性生活に満足できない状態」とされています。
つまり、男性自身がこのような状態であると自覚されているならEDと診断されます。
勃起は、健康成人なら性的刺激がトリガーとなり起こる生理現象です。
勃起メカニズムの詳細は後述しますが、簡単に書くと勃起は男性器の陰茎海綿体へ血液が大量に流れ込むことで発生します。
原因は多岐にわたりますが、血液の流れが悪くなり勃起しなくなる機能障害を改善するには「血流を良くする」ということが重要なポイントとなります。
個人個人のバックグラウンドやEDの原因に向き合い、おひとりずつに合った治療方法を見つけて、悩みのないナイトライフへの一歩を踏み出しましょう。
EDの症状は、患者さんによってさまざまです。
「性的刺激を受けると興奮状態にはなるけれども、勃起を得られない」「勃起までに時間がかかる」「勃起状態を維持できず、中折れしてしまう」「最後までたどり着かない」「ニンニクやマカ等、自然由来の精力剤を摂取しているが十分に満足できる性交ができない」「性行為に自信が持てない」などがあげられます。
インターネットで個人情報は入力不要な無料のEDセルフチェックなどもありますので、気になる方はお試しください。
EDの原因も、人によってさまざまです。
仕事のストレス、加齢、疲れの方もいれば、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が原因となっている方もいます。
ストレスなどが原因になるEDを、心因性EDといいます。
また高血圧や脂質異常症、糖尿病を放置し動脈硬化が見られ、血液循環が悪くなっていることなどが原因のEDを、器質性EDといいます。
薬剤性EDという、他の疾患で服用しているお薬が原因でEDになっていることもあります。
性的刺激を与えられて勃起状態を得られない、もしくは維持できず、パートナーと満足できる性交をおこなえない状態であれば、上記のEDのどれかに分類されます。
EDの症状を詳しく解説~勃起不全4つのタイプ~ 社会的ストレスやコンプレックスが原因の心因性ED、生活習慣が主な原因でなる器質性ED、内面・外面の両方が合わさった混合型ED、服用している薬が発症もとになる薬剤性EDなどEDの4つの症状と原因について解説しています。
性的刺激が与えられると、脳から神経を通って信号が送られます。
すると、陰茎の海綿体と呼ばれる場所の血管が拡張し血液が流れ込みます。
性的刺激により脳から神経を介して一酸化窒素が放出され、陰茎の中でcGMP(環状グアノシン一リン酸)という血管拡張物質が増えます。
射精を終えるなどして性的興奮が収まると、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素によってcGMPの量が減り陰茎海綿体の血流量が減少し、勃起が収まるという仕組みです。
PDE5という酵素はcGMPを分解する役割を持っています。
PDEにはいくつかの種類があり、アイソザイムといわれるPDE1~11が発見されていますが、陰茎海綿体への血流増加に一番重要なポジションを占めているのがPDE5です。
血管拡張作用を持つcGMP を鎮静化するPDE5が存在しなければ勃起状態がずっと続くことになってしまうため、必要不可欠な物質です。
健常な男性はcGMPとPDE5のバランスがうまく保たれていて、性的刺激を受けた際に正常な勃起ができるようになっています。
ED治療薬はPDE5の働きに注目したお薬で、ストレスや機能的な原因でバランスを崩し勃起不全になっている状態を助ける役目を持っています。
ですが医薬品である以上、禁忌事項(禁止されている条件)もありますので正しい知識をつけましょう。
勃起はなぜ起きるのか?勃起の仕組みやメカニズム 勃起とは満足な性行為をするために欠かせない生理現象の一つです。そのメカニズムや自分の勃起時の硬さが正常か診断できる指標「EHS」、さらに他の人の勃起状態でのサイズを知ることで、EDの早期発見や改善に役立ちます。
勃起を維持するED治療薬と言っても、さまざまな種類があります。
成分別にみると、シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、アバナフィルの4種類があります。
さらに、シルデナフィルを含有する薬剤としては、医療機関でよく耳にするバイアグラ、そのバイアグラのジェネリックなどが存在します。
中でもバイアグラジェネリックには、通常の錠剤に加え水なしで飲めるODというタイプも販売されています。
水なしで飲めるタイプのメリットは、誰にも気づかれずに手軽に服用できることです。
タダラフィルは、シアリスという名前の医療用医薬品として知られています。
有効成分によっては日本で認可されたジェネリック医薬品が存在するものと、そうでないものがあります。
薬剤費を抑えたい方は、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
また、保険が適応になる場合とそうでない場合があります。
糖尿病など生活習慣病が原因のEDであるなど保険がきく場合もありますが、一般的には保険外診療です。
取り扱いのある薬剤も病院やクリニックによって異なりますので、事前に医療機関へご確認ください。
医療機関へ受診する時間のない方は、インターネットでも購入することができます。
個人輸入や個人輸入代行での通販を利用してED治療薬を入手する場合、ご自身が安全に服用できるよう安全性情報も収集しておくことが大切です。
ED(勃起不全)治療薬について詳しく知ろう ED治療薬はその名の通り勃起不全を改善するための薬です。代表的な治療薬の効果・副作用などの特徴、適切な飲み方、どんな症状の人が使うのか、有効性・安全性、ED治療が保険適用外になる理由などを詳しく説明しています。
ED治療薬は、PDE5阻害剤と呼ばれる医薬品です。
勃起のメカニズムの中で、重要な役割をになっている酵素の一つがPDE5(ホスホジエステラーゼ5)です。
健康な男性は性的刺激を受けると脳から神経を通りcGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質が産生され、陰茎の血管が拡張し陰茎海綿体へ流れ込む血流量が増加することで勃起します。
それから性的刺激が解除されると、PDE5が分泌され陰茎海綿体の血管が収縮し陰茎へ流れ込む血流量が減ります。そして陰茎は通常の状態に戻ります。
つまり、PDE5は勃起状態を阻害する役目をになっています。
逆に、PDE5の働きを阻害すると陰茎血流量が増加し勃起状態を維持できるということになります。
ED治療薬の先駆けとして発売されたバイアグラはもともと狭心症のお薬として開発されていましたが、狭心症の薬としては良い結果が得られず開発が中止されました。
開発中止後、被験者の男性にお薬の返却を求めると嫌がるケースが多く散見され、理由を問うと男性機能を高める働きがあることが分かり研究が進められたという経緯があります。
前述のようにED治療薬はPDE5を阻害する薬剤ですので、興奮剤として脳に作用する働きはありません。
あくまでも性的刺激を受けたときのみ、勃起力を高める役割を持ちます。
血流が改善されるとは、一体どういうことでしょうか?血流とは、血管に流れる血液の流れのことです。
ゴムホースをイメージすると分かりやすいでしょう。
ゴムホースが柔らかく太い状態で水が流れやすくなっているイメージが、血流が良い状態です。
一方で、ゴムホースが収縮して細くなり水が流れにくくなっている状態が血流が悪い状態です。
ストレスや緊張などで血管が収縮すると水が流れにくい状態、つまり血流が悪くなっているということになります。
勃起不全の場合、陰茎に血液が流れにくくなっており正常な勃起ができなくなっています。
血行不良が原因のEDは、動脈硬化を罹患している40~50代に多く見られます。
動脈硬化は、血管(ゴムホース)が固くなり内部が狭くなって血液(ゴムホース内の水)の通りが悪い状態です。
血液がドロドロになっていることも血流の妨げになりますので、生活習慣病の方はEDになりやすくなっています。
また昨今は若い患者さんでも、競技用自転車に乗って陰茎部が圧迫され血行不良が原因のEDになっていることもあります。
ED治療薬の助けを借りて血流を良くすれば、悩みを解決できる可能性があります。
注意事項を守って安全に使用するための知識も身につけましょう。
勃起を維持するED治療薬の効果と知っておくべき血流促進作用 さまざまな陰茎トラブルに効くED治療薬は、PDE5阻害薬とも呼ばれています。中折れの原因にもなるPDE5の働きや、勃起維持をさまたげている原因、勃起薬の効果を最大限発揮する方法を分かりやすく解説しています。
作用機序をご紹介するにあたり、まずは勃起のメカニズムについて説明します。
男性が性的刺激を受けると脳から神経を通り一酸化窒素が産生され、一酸化窒素に反応し、陰茎の中でcGMPが産生されます。cGMPは、血管を拡張する働きを持つ物質です。
このcGMPにより陰茎海綿体に血液が流れ込み、勃起状態になるという仕組みです。
射精などで性的興奮が収まると、今度は勃起を鎮めるためにcGMPを分解する酵素PDE5が放出されます。
健常な男性であればこのバランスがうまくとれているのですが、ED患者さんはcGMPが不足してしまっています。
PDE5は存在し続けているのでPDE5が優位になり、cGMPの分解がさらに進むことで勃起不全になります。
そこで、PDE5の働きを止める薬剤、いわゆるPDE5阻害剤を服用することでcGMPの分解を防ぎます。
PDE5が抑制されると血管が拡張し、陰茎海綿体への血液の流れが良くなり勃起状態を維持することが可能となります。
そして射精などにより性的刺激がおさまると、血管が収縮してすみやかに元の状態に戻ります。
つまり性的刺激が脳内に入ってこなければ作用しないお薬ですので、長時間勃起が続いてしまうということはありません。
あくまでも刺激がトリガーとなって効果を発揮する仕組みです。
ED治療薬の有効成分としては、代表的なものが4つ知られています。
シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、アバナフィルです。
シルデナフィルを含有する治療薬として良く知られている商品が「バイアグラ」です。
アメリカに拠点を置くファイザー社から発売されています。
タダラフィルを含有する成分としてよく知られているのが、「シアリス」です。
こちらはイーライリリー株式会社から発売されています。
バルデナフィルを含有する成分としてよく知られているのが「レビトラ」です。
ドイツに拠点を置くバイエル社から発売されています。
日本国内において、医療機関から処方されるのはこの3成分です。
国内で認可されたジェネリック医薬品が存在するのは、バイアグラとシアリスの2種類です。
病院で購入するほかに、個人輸入という方法もあります。
また、「ステンドラ」という薬剤も第四のED治療薬として耳にされたことがあるかもしれません。
日本では医療機関から処方される薬剤ではありませんが、アメリカのFDAで承認されている成分アバナフィルを含有しています。
こちらはまだ国内で正式に認可されていないため、入手したい場合は個人輸入する必要があります。
ED治療薬の血流をよくすると言われるPDE5阻害薬について詳しく説明 ED治療薬はPDE(ホスホジエステラーゼ)5阻害薬と言われています。その効果と作用機序、ED治療に効果的なPDE5阻害薬と呼ばれる代表的な4種の成分紹介。血流を改善する成分の主な副作用や注意点を説明しています。
EDを治療するためには、ED治療薬やED改善サポートサプリメントなどを服用する方法が一般的です。
ここでは、ED治療薬として知られる医療用医薬品について解説していきます。
EDであるからと言って、誰もが医療用医薬品を服用して良いわけではありません。
ED治療薬には血行を促進する働きがありますので、顔のほてりや頭痛といった副作用があらわれることがあります。
そのため、血流が良くなりすぎてはいけない疾患・持病を持っている方は服用しないほうが良いということになります。
バイアグラの添付文書記載によると、禁忌(絶対に服用してはいけない方)については次のように書かれています。
硝酸剤あるいは一酸化窒素供与剤を服用している方、心血管疾患を有するなど性行為が不適当と考えられる方、重度の肝機能障害のある方、脳梗塞・脳出血の既往歴が半年以内にある方など、一部だけでもこういった注意があります。
最悪の場合、死亡例や重篤な副作用を引き起こす場合がありますので、ご自身が服薬可能なのかどうか、しっかりと確認して使用するようにしましょう。
医療機関にかからずに海外のジェネリック医薬品をインターネットで自己調達する場合には特に、細心の注意を払ってご使用ください。
ED薬として最初に世界で使われ始めたバイアグラとは、どのように開発されたのでしょうか。
バイアグラはお薬の販売名称で、お薬に含まれている有効成分(一般名)は、シルデナフィルと言います。
実は、シルデナフィルは「狭心症治療薬」として治験が進められていました。
バイアグラのインタビューフォームによると、英国での治験では狭心症治療薬としての効能が認められなかったそうです。
一方で初期治験の被験者である健康成人からは、陰茎勃起の発現が報告されていました。
近年になり、PDE5を阻害するシルデナフィルは、陰茎海綿体平滑筋を弛緩させ、血流を高めて陰茎勃起を誘発するというメカニズムも明らかになり、1993年よりED患者さんを対象とした臨床試験が開始されました。
1999年1月、日本国内において有効性・安全性が認められ、「勃起不全(満足な性行為をおこなうに十分な勃起とその維持ができない患者)」の効能効果をもつお薬として承認されました。
追って2016年には、バイアグラの錠剤と全く同じ効果と安全性があるとして「バイアグラODフィルム」が販売開始となりました。
こちらは水なしで飲めるタイプで、患者さんにとっての有用性が期待されています。
思いがけず見つかった勃起促進の適応症~ED治療薬の歴史~ 誰もが知っているED治療薬バイアグラの有効成分シルデナフィルは、狭心症の治療から偶然見つかりました。どのようにして世界初のED治療薬が開発され、その後どのような薬が現れたのか、ED治療薬の歴史を説明しています。
ED治療薬の適応症については、各製剤の添付文書に記載されています。
バイアグラ、シアリス、レビトラの適応症は「勃起不全(満足な性行為をおこなうに十分な勃起とその維持ができない患者)」という文言で書かれており、3剤とも同じ適応症です。
日本ではまだ認可されておらず、個人輸入でのみ入手できる第4のED治療薬ステンドラもアメリカの添付文書には同様の記載がなされています。
添付文書の記載通り、患者さん自身が「勃起不全により満足な性行為をおこなえていない」と感じていれば服用できるお薬ということです。試しやすい服薬治療ですので、一人で悩まずにまずは行動してみましょう。
しかし、ED治療薬を飲んではいけない条件の方もいらっしゃいますのでご注意ください。
詳細は後ほど記載いたしますが、ED治療薬と一緒に飲んではいけないお薬(併用禁忌薬)を服用している方や持病として不整脈や重度の肝障害、心血管疾患をお持ちの方は使用が制限されています。
お薬の効果が必要以上に出てしまったり、持病が悪化してしまったりと安全な使用ができない可能性があるためです。
心配な方は服用前に医師、薬剤師へご相談ください。
製造販売メーカーであるファイザー製薬によると、医薬品の添付文書にはこういった記載がされています。
「本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者」「硝酸剤あるいはNO供与剤を投与中の患者」「重篤な肝障害のある患者」「低血圧症の患者、もしくは治療による管理がなされていない高血圧の患者」「アミオダロン塩酸塩を投与中の患者」「リオシグアトを投与中の患者」など、使用してはいけませんと明確に書かれているケースがあります。
該当される方は、個人輸入代行サイトなどで入手し自己判断で服用することは避けてください。
また高齢者では代謝が落ちているために、お薬が長い間体内に留まってしまいます。
腎機能・肝機能の悪い患者さんも同様で、身体からお薬が排出されにくいので、必要以上に長い時間お薬の影響を受けることになります。
状態によっては医師の判断次第で少量を服用することができるかもしれませんので、かかりつけ医の指示に従ってください。
持続勃起症の恐れのある患者さん(多発性骨髄腫、白血病など)や、陰茎の構造上の欠陥がある患者さんは、身長投与という項に注意書きがあります。
絶対に服用できない訳ではありませんが、安全な使用のために注意が必要です。
ED治療薬の適応症~勃起力を促す薬~ ED治療薬は、勃起不全の症状がでたほとんどの人に適応する薬です。性欲はあるのに勃起しない、勃起しても硬さが足りない、勃起が持続しない、中折れしてしまうことに悩んでいる人は正しい服用で高い勃起力を得られるでしょう。
バイアグラは、大手製薬メーカーファイザー社によって製造された世界で初めての勃起不全改善薬です。
ファイザー社は先発品メーカーとして、治療法がなく困っている患者さんのためにさまざまな分野で研究を重ね、製薬業界のトップを走り続けるアメリカの会社です。
有効性・安全性には定評があります。
バイアグラには有効成分としてシルデナフィルが含有されています。販売以来、たくさんの人々に愛用され続けています。
「パートナーとともに諦めていた」「加齢のせいだと諦めていた」「子供が欲しいとは思っていても性行為が困難だった」「性行為が楽しくなくプレッシャーを感じる」という悩みを抱えていた患者さんがたくさんいた過去、バイアグラの登場は歴史を大きく変えました。
なんといっても使用経験が豊富で、エビデンスが蓄積されており信頼性の高いお薬であると認識されています。
性行為の1時間前に服用すれば良いという手軽さも、当時は話題を呼んだようです。
空腹時に飲むことでしっかりと効果を発揮しますので、満腹の状態、また泥酔の状態で服用することは避けてください。
薬の効果が出ない恐れがあります。
PDE5阻害剤としての作用機序は、別項にて解説していますのでご確認ください。
バイアグラは、1998年にアメリカに拠点を置く大手製薬会社ファイザー社から発売されたPDE5阻害剤でサプリや強壮剤などとは機序が異なる医療用医薬品です。
当時は狭心症治療薬として開発されていましたが、開発途中で勃起不全を改善できることが分かりED治療薬として治験が始まりました。
世界初のED治療薬として注目され、現在に至るまで愛用され続けています。
歴史がもっとも長いED治療薬であり信頼度の高い大手製薬会社が発売しているという安心感がある製剤です。
他の薬剤と比べると、比較的食事の影響を受けやすい製剤であるようですが、個人差があります。
空腹時に服用できなければ食事内容を工夫するなど、対策をとることもできます。
あっさりした食事にする、食事量を腹八分目以下にとどめるなど、ご自身に合った対策を心がけることでより良い効果を得ることが可能です。
どうしても食事を摂らなければいけないのであれば、服用後30~40分経ってお薬が体に吸収されてから食べるようにしてください。
アルコールについては、少量であればリラックス効果が期待できるので控える必要はありません。
他剤と同様、大量の飲酒は避けることが推奨されています。
PDE5を阻害し、陰茎への血流量を高めることで勃起を促し維持できる薬です。
バイアグラ25mgには有効成分としてシルデナフィル25mgが、バイアグラ50mgには有効成分としてシルデナフィル50mgが含まれます。
シルデナフィルは、1998年にアメリカで勃起不全改善薬として販売が開始され、夢の薬として脚光を浴びました。世界中で使用され、データも蓄積されてきました。
ニトログリセリン(硝酸エステル)を服用している患者さんが自己判断で個人輸入し、服用した結果、心停止するという事件も発生しましたが、現在は「禁忌」「併用禁忌」として記載されており、そういった患者さんには服用が禁止されています。
シルデナフィルを含有している薬剤には、さまざまな剤形が用意されていることも特徴です。
水なしで飲めるOD錠、ODフィルムタイプや、日本で認可されたジェネリックもあります。
効果が得られるまで30~60分、持続時間は25mgで4時間、50mgで8時間ほどです。
シルデナフィルには、陰茎に限らずさまざまな部位の血管拡張作用があることから、ED以外の疾患にも開発が進められています。
バイアグラを筆頭にさまざまな種類のシルデナフィル製剤がありますので、自分に合ったものを見つけやすいかもしれません。
バイアグラとは~効果・副作用、有効成分、通販での購入方法など全てを説明~ 世界で初めて承認されたED治療薬バイアグラの効果・副作用・有効成分シルデナフィル・服用方法・ジェネリック医薬品・通販など全てを説明しています。バイアグラの全てを理解して勃起不全を改善しましょう。
レビトラは、バイアグラに次いで世界で2番目に開発された勃起不全改善薬です。
ドイツのバイエル薬品が販売しているお薬で、一般名はバルデナフィルといいます。
バイエル薬品は世界でもとても有名な製薬会社で、アンメットメディカルニーズに対応すべく次々と新薬を世に送り出しています。
作用機序はバイアグラと同じで、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素を阻害することで陰茎へ流れ込む血流量を確保し、勃起状態を作ります。
性的刺激を受けたときにのみ効果を発揮します。
バイアグラを追うようにして開発された成分ですが、バイアグラと比較して食事の影響を受けにくいといわれています。
あっさりしたものを少量食べる程度であれば、食後であっても効果を実感できるでしょう。
そして、一番の特徴は即効性が非常に高いことです。
バルデナフィルという成分は、他のPDE5阻害剤に比べて水に溶けやすい性質を持っていて、体内に素早く吸収されていくことが、高い即効性の理由とされています。
どれくらいの時間で効果があらわれるかというと、服用後15分程度です。
「たとえ服薬を忘れていても、性行為直前に飲めばよいお薬ですので焦らなくて済む」とおっしゃる方も多く、リピートされる方が増えています。
レビトラは、ドイツに拠点を置くバイエル薬品から発売されている薬です。
日本ではバイアグラに継いで2番目に販売されました。
特徴は、バイアグラ、シアリスと比較して即効性があるということです。
レビトラは服用後15~30分で効いてきますが、バイアグラ、シアリスは30~60分程度で効いてきます。
すぐに効果を得たい場合にはレビトラが選択されるケースが多いようです。
個人差はありますが、食事の影響を全く受けないわけではありません。
食事の影響はバイアグラよりも少なく、シアリスよりは受けやすいという位置づけです。
よって空腹時に服用することがベストですが、バイアグラよりは服用時間の自由度が高いお薬です。
あっさりしたものを腹八分目にとどめておくという程度の食事なら問題なく効果があるとおっしゃる患者さんもいらっしゃいますが、個人差がありますので、自身の体と相談しながら目安を決めていきましょう。
即効性が高い理由は、有効成分として含有されている物質がそのほかのED治療薬よりも水に溶けやすい成分バルデナフィルであるためです。
市販の精力増強剤では効果が遅いと感じられる方にはおすすめです。基本的な副作用や注意事項は他のED治療薬と同様です。
バルデナフィルの開発が進められた背景には、既に存在していたPDE5阻害薬よりもPDE5阻害の選択性を高め、高い効果を狙った製剤を開発が求められていたという状況がありました。
作用機序はバイアグラ等と同様、PDE5を阻害することにより陰茎への血流を増加させ勃起を得るメカニズムです。
レビトラ錠医薬品インタビューフォームに記載されていますが、2004年に国内で発売が開始されました。20mg錠のみ、2007年から発売が開始されています。
レビトラには2種類の規格があり、10mgと20mgがあります。それぞれ、有効成分としてバルデナフィル10mg、20mgを含有しています。
持続時間は、10mgで4時間、20mgで8時間とされています。
通常はバルデナフィル10mgを服用しますが、副作用がなく、効果も得られていない場合は医師の判断で20mgに増量されることもあります。
65歳以上の患者さんや、肝障害がある患者さんは1日1回5mgから処方されることがあります。
このような患者さんは、最大で飲める量が10mgに制限されています。
小さい錠剤であるので飲みやすく、財布などにも入れやすいこともメリットです。
他のED治療薬と同様、レビトラジェネリックも多数製造販売されていますので、他の精力剤で効果発現が遅いと感じる場合には、一度試す価値があるかもしれません。
シアリスは、勃起不全改善薬の市場の中でシェアNO1を獲得したことのある商品です。シアリスに含有されている有効成分は、タダラフィルという物質です。
バイアグラ・レビトラと同様に、PDE5を阻害することで血流を良くし、勃起を誘発させるED治療薬です。
シアリスの大きな特徴は、持続時間の長さにあります。タダラフィルという物質の構造上、体内にゆっくりと吸収されるので長く効くという仕組みを持ちます。
個人差はありますが、長い方で36時間ほど持続します。
もちろん性的刺激を受けたときにのみ勃起状態へと導くお薬ですので、日常生活に支障をきたすことはありません。安心してご使用ください。
ただし効果が出始めるまでの時間はバイアグラ・レビトラと比べると長くなってしまいますので、とにかく即効性を求めるという方には不向きです。
逆に、性行為の2、3時間前に飲んでも効果があると言い換えることもできます。
食事の影響を受けるのは服用後30~40分ですので、シアリスを服用し40分以上経っていれば食事をしても問題ありません。
デートの前に飲んでしまえば、その後は何も気にすることなく一日を楽しめます。
こういった利便性の高さが人気となり、シェアNO1になった薬剤です。
シアリスは、アメリカのイーライリリー社から発売された勃起不全改善薬です。
日本では2007年に発売され、イーライリリー社から日本新薬社へ販売移管されました。5mg、10mg、20mgの3つの規格が販売されています。
勃起の効果と副作用のバランスを見ながら個人個人に合わせて飲む量を決定できるお薬であるといえます。
シアリスの特徴は2つあります。バイアグラ、レビトラと比べて作用時間が36時間と最も長く、食事の影響を受けにくい薬剤なので食前に服用することも可能であるということです。
遅効性で持続時間が長い薬剤なので、ライフスタイルに合わせて服用することができることがメリットです。
ゆっくり吸収されるので、服用は性行為3時間前が推奨されています。
バイアグラは性行為30分前空腹時、レビトラについては性行為15~30分前の空腹時に服用することがすすめられていますが、シアリスだけは3時間前に服用することにご留意ください。
アルコールについては他剤と同様、少量であれば可能です。
シアリスは100ヶ国以上で発売され、2013年にはED治療薬のシェア40%以上を獲得したお薬です。
さまざまな製薬会社からシアリスジェネリックが販売され世界中で使用経験が蓄積されている、信頼性の高いED治療薬といっても過言ではありません。
シアリス5mgには有効成分としてタダラフィル5mgが、シアリス10mgには有効成分としてタダラフィル10mgが、シアリス20mgには有効成分としてタダラフィル20mgが含有されたPDE5阻害薬です。
シルデナフィル等と同様の作用機序です。
1点異なるところは、タダラフィルはブロックのような大きな構造をしているためゆっくりと体内に吸収されるため36時間という長い持続時間を誇るという点です。
タダラフィルは、ED治療薬以外にも適応症を有しています。
肺動脈性肺高血圧症、前立腺肥大症に伴う排尿障害、そしてED治療薬の3つの適応があります。
肺動脈性肺高血圧症の薬としては「アドシルカ」、前立腺肥大症に伴う排尿障害の薬としては「ザルディア」という名称で認可されています。
有効成分は同じタダラフィルが含まれているのですが、それぞれの疾患で服用方法や一緒に飲んではいけない薬などが異なりますので注意が必要です。
お薬が体内から消失するまでの時間が長いので、腎臓に負担がかかる場合があります。
腎臓に障害のある患者さんは、1回に飲める量が5mgまでに制限されたり10mgを服用した場合には48時間空けるように指示されたりする場合があります。
ステンドラは、バイアグラ・レビトラ・シアリスに次ぐ「第4のED治療薬」と呼ばれています。
アメリカのVIVUS社が開発した成分で、アバナフィルという有効成分を含有しています。
日本では医療用医薬品として厚生労働省から認められていないため、病院やクリニックから入手することはできません。
欲しい場合は、海外商品の輸入代行サイト等から通販で入手することになります。
そのためEDの治療をしたことのない方が自己判断で最初に使用するには、少しハードルが高いかもしれません。
アメリカで発表されている添付文書には、併用に気を付けなければいけないお薬がたくさん記載されているので、しっかりとした知識を身につけなければいけません。
ステンドラは、即効性が高いことと、体内からの消失速度が早いことが特徴です。
早い方ですと飲んでから15分で効果があらわれ始めます。
持続時間は3~6時間で、食事の影響は受けにくいと記載されている商品もありますので、お一人お一人のライフスタイルに合わせて服用しやすいED治療薬です。
日本での副作用報告などは公表されていませんので、他のED治療薬同様、頭痛等いつもと違う症状があらわれた場合は医療機関へご相談ください。
ステンドラは、日本ではまだ認可されていない第4のED治療薬として登場しました。
アメリカのヴィヴス社により開発されたお薬で、有効成分としてアバナフィルを含有しています。
日本では、医療機関から処方してもらえないお薬で、個人輸入などで対応することになります。
バイアグラ、シアリス、レビトラと同様、PDE5を阻害することで血流量を増やし、勃起状態へ導く薬剤です。
服用後、早い方では15分後、通常でも30分後には効き始めるお薬で、即効性があることが特徴です。
持続時間は3~6時間です。
早く効いて早く代謝され、体内から消失しますのでライフスタイルによってはピタリとはまることもあるかもしれません。
食事の影響は受けにくく、副作用も比較的少ないといわれていますが、先行している3剤と明確な比較がおこなわれている訳ではありません。
頭痛や鼻づまり、ほてりといった副作用報告は同様になされています。
併用禁忌のお薬(一緒に飲んではいけない薬剤)が一番多く記載されていますので、服用の際は十分に注意してください。ほてり、頭痛、持続勃起症など副作用の確率は、日本ではデータ化されていません。
シアリスに続くED治療薬として期待が高いためステンドラジェネリックも少しずつ製造されていますが、入手の際は輸入代行業者とのトラブルにもご注意ください。
アバナフィルという成分は、元々日本の大手製薬メーカーが開発を進めていたのですが、2001年に日本とアジア地域の一部を除く世界中での製造・販売権をヴィヴス社にゆだねました。
2012年、アメリカで承認され、販売されています。
アメリカでは「SPADERA」という商品名で販売されました。日本で開発された成分が安心だとこだわりを持つ患者さんもいます。
アバナフィルの含有量は50mg、100mg、200mgの3種類が販売されています。
100mgから服用し、個人個人の体格差や副作用の発現状況、効果があるかどうかを見極め、50mg~200mgの間で薬の飲み方を調整します。
200mgを購入し、薬局で売っている錠剤カッターで2つに割って100mgから服用してみるのも一つの方法です。
何度も同じ薬の規格違いを買わずに済みます。
即効性が一番の特徴ですが、アバナフィル含有商品によっては「空腹時に飲まなくてもよい」と書かれていることもあります。
ただ効果は個人差や食事内容に影響されますので、ベストなパフォーマンスを発揮したい場合は他のED治療薬と同様、空腹時に飲まれることをおすすめします。
バイアグラの場合は25mgで1,000~1,300円、50mgで1,500~2,000円で設定されている医療機関が多いです。
バイアグラジェネリックは50mgが1,000円ほどで販売されていますので、1錠あたり500円ほど安くなる計算です。
バイアグラ50mgを1週間に1回服用する場合、500円/日×4回分(4週分)=2,000円/月お得になります。
ご自身の場合はいくらお得になるか、医療機関へお問い合わせください。
安価なジェネリック医薬品に変更した場合、お財布には優しいですが、気になるのは安全性とおっしゃる方も多くいます。
「新薬だから副作用が起きない、ジェネリック医薬品だから副作用が起きる」といったことはありません。
新薬もジェネリック医薬品も同じように用法用量をしっかりと守って使用すれば、国に認可されている薬剤ですので適正に効果を発揮し安全に使用できます。
1点違いをあげるとすれば、新薬は長い年月をかけて開発され何度もヒトでの臨床試験がおこなわれており、発売されてからの使用経験も豊富であるということですが、新薬もジェネリック医薬品も共に、世界的に厳しい水準である日本の認可基準をクリアしていますので安心して使用できることに変わりはありません。
お薬は大きく2種類に大別され、病院で処方してもらう「医療用医薬品」と、ドラッグストアで購入できる「一般医薬品」があります。
さらに医療用医薬品は「新薬(先発医薬品)」と「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」の2つに分けられます。
新薬は、先発医薬品、ピカ新とも呼ばれています。
新薬が開発されるまでには長い開発期間と莫大な労力、資金が必要です。
私たち人類は、医療の進歩によってさまざまな疾患と闘ってきました。
現在も希少疾病とよばれる患者さんの数が少ない難病や根本的治療ができず対症療法だけの病気など、お薬の開発が望まれている病気がたくさんあります。
そういったお薬の開発には、何十年という歳月がかかります。
有効である物質を見つけ出し、試験管内の実験、動物実験、製剤の安定性試験、ヒトでの治験などをクリアし、有効性と安全性が認められてからようやく患者さんの手元に届くことになります。
新薬の特許を取得した新薬メーカーは、10~20年ほどの間、独占的に製造販売をすることができます。
この期間が終了するとそのお薬の有効成分はどの製薬会社でも製造販売が認められ、ジェネリック医薬品と呼ばれるお薬として販売されます。
ジェネリック医薬品は、後発医薬品とも呼ばれています。
新薬と全く同じ有効成分を、全く同じ量含んでいるお薬のことです。
違う点はお薬の味、形、色、添加物などです。
添加物と聞くとマイナスイメージになるかもしれませんが、新薬にも添加物が使われています。
お薬の添加物は食品添加物とは違い、それぞれのお薬が割れたり劣化したりすることを防ぎ安定性を保つために使われています。
同じ成分を同じ量含みますが、飲みやすい味をつける、飲みやすい形に変えるといった工夫もなされています。
効き目や安全性が新薬と同様であることを証明し、国に認められるために、さまざまな試験をおこなっています。
新薬に比べて、研究開発にかかる期間も短く3~5年ほどです。
開発の労力、費用が安く済むので新薬と同じ有効成分を含みながらも新薬よりも安い価格で患者さんの元へ届けられます。
医療機関からもらうお薬の全てにジェネリック医薬品が存在するわけではありませんが、薬剤費を抑えたい方は医師や薬剤師へご相談ください。
日本国内では増え続ける医療費を抑えるために、ジェネリック医薬品の普及を目指す動きが活発化しています。
治療費用を抑えたい場合、ジェネリック医薬品を選択することで一体いくら抑えられるのでしょうか。
患者さんによって服用している新薬も量も違い、どのメーカーのジェネリック医薬品に変更するのかも異なりますので全員一律いくら、という計算はできません。
一般的に、ジェネリック医薬品の価格は新薬の価格の3~7割ほど安く設定されています。
保険が効く疾患である高血圧や糖尿病などのお薬は、薬剤費の3割(もしくは高齢者等の場合2割、1割)を患者さんが負担します。1錠100円の薬価設定のお薬であれば、30円を負担します。
これを1錠50円のジェネリック医薬品へ変更すると、負担額は15円となり、1錠あたりの差額が15円になります。
仮に1日1錠飲むお薬だとすれば、15円/日×30日分=450円/月お得であるということです。
ただED治療に限っては、保険が効く場合と効かない場合がありますので、医療機関に確認をされることがベストです。
生活習慣病やその他疾病が原因のEDである場合は保険が効くのですが、それ以外は自費診療でED治療薬も全額自費で購入します。
クリニックによってお薬の値段設定も異なります。
医療機関ごとに初診料や再診料もかかりますので、受診前に確認をされることをおすすめします。
薬の費用を抑えてED治療する方法~ED治療薬も自分で選ぶ時代~ ED治療薬にもジェネリック医薬品が出ていることをご存知ですか?ジェネリック医薬品は新薬と同じ成分・効果を持ちながら低価格で買えるため、通販で安く購入することで保険のきかないED治療の費用を抑えることができます。【お薬通販部】メディカルガイド
ED治療薬には、錠剤タイプと、OD錠、ODフィルムのタイプが存在します。
錠剤タイプは、水で服用する一般的なものです。
バイアグラは青色、レビトラはオレンジ色、シアリスは黄色の錠剤です。
OD錠とは、口腔内崩壊錠のことで、水なしで口の中で溶けるお薬のタイプです。
バイアグラには、錠剤とOD錠とODフィルムの3つの剤形があります。
ODフィルムもOD錠と同様に、口の中でスッと溶けてくれるフィルムです。
錠剤と比べるとかなり薄いので財布等にも入れやすいことが特徴です。
ODタイプであれば、薬を飲んでいることを気付かれずにいつでもサッと服用することができます。
EDに悩む患者さんは仕事でお忙しい方が多く、手軽に飲めるODタイプを希望されることも少なくありません。
ODタイプを服用する場合、錠剤と違う点が1つあります。
個包装から取り出したら、そのまま放置せずすぐに服用しましょう。
錠剤と比べてすぐ溶けるようになっている分、安定性が悪くなりますのでOD錠・ODフィルムが空気に触れている状態で保管してはいけません。
バイアグラ錠、バイアグラOD錠、バイアグラODフィルムは3製剤ともアメリカのファイザー社から発売されていますので、大手老舗製薬メーカー品という安心感もあります。
ED治療薬の形状と剤形 ED治療薬にはさまざまな剤型があり、3大ED治療薬の形状や錠剤、口中錠(トローチ)、口腔内崩壊錠(チュアブル)、発泡錠、体内浸透しやすく即効性のあるODフィルムやオーラルゼリーなどの種類と特徴を説明しています。
お薬は用法用量をきちんと守って使用することが大切ですが、ED治療薬も同様です。
バイアグラは発売当初、「夢の薬」「ブルーダイヤモンド」などと呼ばれ、用法用量を守らずに乱用する方が多くいたために、過剰服用による重篤な副作用例や、併用禁忌薬と一緒に飲んでしまったがための死亡例も報告されました。
正しく服用すれば何の問題もありませんので、用法用量は厳守してください。
用量はお薬によってさまざまで、たとえばバイアグラは25mgもしくは50mgを1回1錠、レビトラは10mgもしくは20mgを1回1錠、いずれも服用後24時間空けて次の服用をします。
PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬全般においては、グレープフルーツジュースを一緒に飲むことは好ましくありませんので避ける必要があります。
グレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリン酸という成分が、お薬の代謝経路と拮抗してしまうので、体内に悪影響がある恐れがあるためです。
また、アルコールは少量であれば逆にリラックス効果を得られますので適量に抑えましょう。
ED治療薬によって効果発現までの時間が異なりますので、性行為の何分前に服用すれば良いのか、確認しておきましょう。
4種類の服用方法を簡潔にまとめます。
まず、バイアグラは、性行為30分前の空腹時に服用します。
持続時間は長い方で6時間程度です。食事の影響を受けやすいので空腹時に服用します。
レビトラは性行為15~30分前に服用します。持続時間は短い方で4時間、長い方で8時間程度ですが個人差があります。
食事の影響は受けにくいですが、満腹まで食べるか脂分の多い食事内容であると吸収が遅くなり効きが遅くなる可能性があります。
シアリスは性行為1~2時間前に服用します。
早い効果発現を求められる方は、空腹時での服用が効果的で、持続時間は24~36時間程度と長いです。
食事の影響は受けにくいとされていますが、確実な効果、早い効果発現を狙うには空腹時服用がベストというドクターもいますので、自身の体調やその日の状況に合わせて調整できるといえます。
ステンドラは、性行為15~30分前に服用します。
持続時間は3~6時間とされています。
空腹時服用の指示はありませんのでシアリスと同じく食事の影響を受けにくいお薬という位置づけです。
全てのED治療薬に共通して言えることですが、アルコールは少量にとどめ、泥酔するまで飲まないようにしましょう。
ED治療薬は、基本的に1回服用したら次回服用までには24時間以上空けることが望ましいとされています。
むやみに短い間隔で服用すると、副作用である頭痛、顔のほてり、頻脈などが出やすくなる場合があります。
医師からバイアグラ25mgを処方されていた場合、土曜日の夜9時に服用して効果があってもなくても翌日曜日の9時までは追加で服用しないようにしましょう。
ED治療薬の効果を正しく得るには薬の飲み方も肝心です ED治療薬の勃起効果を得るには薬の飲み方が肝心です。ED治療薬の正しい飲み方5項目をチェックし、次に飲むまでの服用間隔を必ず守りましょう。ED治療薬は正しい服用方法をすることで満足感のある勃起力を持続できます。
ED治療薬の副作用としては、ほてり、めまい、頭痛があげられます。
血管を拡張することで血流が良くなるため、こういった症状が現れることがあります。
バイアグラの添付文書によると、臨床試験では頭痛発生率は約10%です。
ほてりなどの血管拡張も10%程度確認されています。
その他の副作用としては、血流が良くなることで鼻づまりが起きる方もいれば、平常時より多くの血液を送り出すことになる心臓に負荷がかかり頻脈を訴える方もいます。
ほとんどが一過性のもので、薬剤が体内から消失すると症状も治まります。
頭痛がひどい場合には一般的な頭痛薬で対処することもできますので、医師や薬剤師にご相談ください。
また、体格やその日の食事内容、体調によっても副作用が出やすくなることがあります。
その場合は服用している薬剤の量を減らす、通常は空腹時に飲んでいるところを食後30分経ってから服用するなどの対処が有効です。
空腹時は吸収が良くなっていますので、食後服用では多少ゆるやかに薬剤が吸収されます。
勃起薬の種類を変えたり、用量を変えたり、飲み方を工夫することで副作用を回避できることもあります。
一般的に、ED治療薬の持続時間は4時間といわれています。
各薬剤の成分にもより一概には言えませんが、個人差を加味しても3~6時間です。
ED治療薬の働きとしては前述のとおり、性的興奮を促す薬剤ではなく性的刺激を受けた場合にのみ陰茎への血流を増加させる薬剤で、興奮剤としての作用はありません。
したがって、1日以上勃起状態が持続する場合は異常です。
この症状がでた場合、できる限り早く泌尿器科を受診しましょう。
この勃起が続き過ぎる状態をプリアピズムといいます。
陰茎海綿体へ送り込まれた血液の戻りが悪く、血のめぐりが悪くなって次第に組織が壊死してしまう静脈性持続勃起症と、陰茎海綿体の動脈が破れ新しい血液がどんどん陰茎へ流入し続ける動脈性持続勃起症があります。
とくに静脈性勃起持続症の場合は、発症後、半分が勃起障害になるというデータもあり緊急治療が必要ですので可能な限り早く医療機関を受診してください。
固い勃起で痛みをともなう場合、静脈性持続勃起症を疑う症状です。
一方、柔らかい勃起で痛みをともなわない場合は動脈性持続勃起症であることが考えられ緊急性は低いことがほとんどですが、医師または薬剤師へご相談されることを推奨します。
ED治療薬を飲む前に知っておきたい副作用について ED治療薬は効果もある反面、副作用も出ることがあります。頭痛やほてり、鼻づまりなど主な副作用や、稀に出る「勃起がおさまらない」持続勃起症(プリアピズム)の原因と対処法を勃起薬を飲む前に知っておくことが大事です。
ED治療薬だけではなく、さまざまなお薬に多くの注意事項が設定されています。
せっかくEDの治療を開始されるのですから、安全に使用する為に注意すべき点を知っておくことはとても重要です。
DE5阻害剤とよばれるED治療薬に共通する注意事項として、硝酸剤等を飲んでいる方の服用は禁止されています。
のちに併用禁忌として詳細を述べますのでご確認ください。
心血管障害や脳梗塞の経験がある方、腎機能障害・肝機能障害の方、水虫のお薬を飲んでいる方も医師の判断により安全性が担保できなければED治療薬を飲めないことがあります。
お酒はリラックス効果が得られるので少量の飲酒は問題ありませんが、大量に飲酒すると効果が得られなくなりますのでやめましょう。
食事の注意事項としては、グレープフルーツジュースなど柑橘系の果肉や果実を摂取しないことがあげられます。
グレープフルーツジュースが含まれたチューハイ、カクテル類にも注意してください。
グレープフルーツに含まれるフラノクマリン酸がお薬の代謝を阻害し、お薬の副作用が強くなり、頭痛やほてりなどを感じる可能性があります。
入手経路もさまざまですが、自己判断で薬の通販を利用する場合には注意事項をしっかり把握し自分の身を守りましょう。
お薬によって保管の条件はさまざまです。
きちんと保管しなければ、効果が出にくくなり、場合によっては副作用が起こることもあります。
お薬に添付の説明書に記載されている保管方法、使用期限については必ず守ってください。
内容物が劣化すると健康上の被害が出る恐れがあります。
使用期限はお薬が入っているシート(PTPシート)の後ろに記載されていることが多いですが、不明であれば医療機関に問い合わせることをおすすめします。
たとえば、PDE5阻害薬のバイアグラやシアリスなどは室温(1~30℃)で保管するよう記載されています。
他に、直射日光を避けて保存と記載のあるものもあります。
また、錠剤をピルカッターなどで切って半錠服用している場合は残りの半分の錠剤はできるだけ早く服用します。
高温多湿を避け、直射日光が当たらない場所で保管しておきます。
錠剤をポケットの中に入れっぱなしにすることは避けましょう。
服用後、次回服用まで24時間空けるとしている薬剤が多いので、服用間隔にもご注意ください。
後述の尿道に注入するタイプのお薬の中には、冷蔵庫での保存(2~8℃)を義務付けている商品も存在します。
各薬剤の保管方法をしっかり守って服用しましょう。
ED治療薬の注意事項 ED治療薬を飲む前に気をつけなければならない注意事項や使用上の注意を厳守すれば服用できる併用注意薬、併用してはいけない禁忌薬を事前に確認しましょう。治療薬は媚薬ではありません。安全かつ効果的に服用しましょう。
お薬には、使用の際の説明書として「添付文書」というものがあります。
ED治療薬にも勿論添付されていますし、インターネットでも確認できます。
添付文書の中に「併用禁忌」と書かれた項目があります。
「併用禁忌」とは、「【絶対に】当該医薬品と一緒に飲んでは(もしくは、食べては)いけません」と決められているお薬や食品のことです。
添付文書の冒頭「禁忌」の中に記載されますが、「相互作用の項参照」と書かれ「相互作用」の項目にも二重に書かれます。
何度も書かれるほど、注意が必要ということです。
これはお薬を開発した製薬会社が臨床試験をおこなう際に危険性を予想し、併用禁忌薬を決定し厚生労働省もそれらの危険性を認めているものです。
併用禁忌とは別に「併用注意」という項目もありますが、こちらは「【絶対に】一緒に服用してはいけない」という厳しい項目ではありません。
しかし併用には注意が必要で、患者さんの状態やお薬を併用しなければ生死にかかわるといった状況下で医療関係者が熟考のうえ併用されることもあります。
お薬が発売されてから数年経ってから併用注意が併用禁忌に変更されるような場合もありますので、情報は常に最新のものを知っておくことが大切です。
シアリスの添付文書によると、硝酸剤および一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド)、sGC刺激剤リオシグアト(アデムパス)が併用禁忌にあげられています。
硝酸剤および一酸化窒素供与剤については降圧作用を増強し、めまいふらつきなどが現れる危険性があるため絶対に一緒に飲んではいけません。
バイアグラの添付文書には、シアリスに書かれている薬剤に加え、アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)と記載があります。
アミオダロン塩酸塩によるQTc延長作用、つまり不整脈がでて、心臓に負担がかかってしまう可能性があります。
EDの改善作用だけに注目しているとこういった落とし穴があります。
レビトラの添付文書には、シアリスに書かれている薬剤に加え、CYP3A4を阻害する働きを持つ薬剤は併用禁忌と書かれています。
簡単に言うと、お薬を代謝して体内から排出する役割を持つ大事な酵素の働きを妨げるお薬です。
一緒に飲むと体内からの排出が滞り、お薬が体に溜まってしまうため危険で身近な水虫のお薬であるイトラコナゾールの禁忌として、抗不整脈薬などにも該当するものがあります。
もし何か持病でお薬を飲まれている場合は、ED治療薬服用の前に医療機関へご相談ください。
ED治療薬の併用禁忌薬~バイアグラ・レビトラ・シアリス~ ED治療薬にはさまざまな剤型があり、3大ED治療薬の形状や錠剤、口中錠(トローチ)、口腔内崩壊錠(チュアブル)、発泡錠、体内浸透しやすく即効性のあるODフィルムやオーラルゼリーなどの種類と特徴を説明しています。
ED治療薬の服用に当たり、よくある疑問について解説します。
まず、副作用として報告されることのある頭痛症状の緩和についてです。
ED治療薬を服用すると陰茎だけでなく脳血管も拡張され、頭痛が起こることは珍しくありません。
この場合、消炎鎮痛剤であるロキソプロフェンなど(一般的な痛み止め)を服用します。
併用による悪影響の可能性は低いとされているので、痛いと感じたら1錠飲む程度なら問題ありません。
他疾患があり他剤を服用されている方は、かかりつけ医の指示通りに服用してください。
胃が弱い方は一緒に胃薬を処方してもらった方がよろしいでしょう。
次に、お酒の影響についてです。
結論からいうと、ED治療薬を飲んでいてもお酒を飲むことはできますが、大事なポイントは「量」です。
少しの飲酒であればリラックス効果が得られますので、ED治療薬との相乗効果が期待できます。
飲みすぎてしまうとお薬の効果がなくなるため注意してください。
最後に、胎児への影響についてです。
お薬の有効成分が精子へと移行する割合は極めて低く、動物実験では異常がなかったという報告もあります。
データを公開している商品とそうでない商品がありますので、気になる方は医療機関へお尋ねください。
ED治療薬に関する素朴な疑問 ED治療薬は毎日使っても平気なのか、副作用をおさえる頭痛薬を飲んでも大丈夫か、飲酒して服用してもいいのか、妊活に有効か、グレープフルーツの具体的な影響は何かなど、素朴だけど他人には聞きづらい疑問をまとめました
PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬であるバイアグラ・シアリス・レビトラ・ステンドラ以外にも、ED治療薬として使われているお薬が存在します。
第5のPDE5阻害薬と呼ばれるウデナフィルもその一つです。韓国で開発されたお薬なので、PDE5阻害薬の中では一番アジア人に合うのではないかと期待されている成分です。
現在、日本では認可されていなく、通販でのみ入手可能です。
そのほかに、持病などでPDE5阻害薬を服用できない男性には希望の光となる選択肢も多数あります。
尿道に直接注入するタイプのお薬や、陰茎に直接塗るタイプのサプリメント、交感神経系に働いてα受容体をブロックすることで血流量を増やす経口薬など、さまざまな商品が販売されています。
勃起不全という共通の悩みを抱えておられる方々でも、お薬に求めることはさまざまです。
安全性が第一なのか、即効性を求めるのか、持続時間が長いものが良いのか、安さを求めるのか、それとも経口薬を体内に摂取することに抵抗があるのか、いろいろなニーズがあってしかるべきです。
昔と違い現代はさまざまなニーズに対応でき、さまざまな種類のお薬が入手できる時代です。
悩んでいるだけではなく一歩前に進めるように、まずは正しい知識を持って試してみましょう。
ズデナは、ED治療薬である「ザイデナ」のジェネリック医薬品で、サンライズレメディーズ社が販売しています。
ザイデナ、ズデナともに有効成分としてウデナフィルを含有しています。
ウデナフィルは、勃起不全を改善する効果があり、効果持続時間は12時間程度と比較的長いお薬です。
第5のED治療薬とも呼ばれているウデナフィルの作用機序は、シルデナフィル(バイアグラの主成分)などと同様です。
PDE5という酵素を阻害し、男性器の陰茎海綿体への血流量を増加させ、勃起力を高める働きがあります。
ザイデナを開発したメーカーは韓国の東亞製薬で、元々は前立腺肥大症のお薬として開発がおこなわれていました。
その後、勃起不全改善効果が確認され、有効性と安全性が認められたお薬です。
韓国人と日本人は体格や体内環境が似ていることから、昨今、日本国内でも人気が高まっています。
副作用についてもバイアグラなどのPDE5阻害薬と類似していますが、韓国で開発された成分なので日本人にとっては安心して使用できる可能性があり期待されています。
さらに、ウデナフィルのジェネリック医薬品ズデナを選択することで安く治療ができますので、有効な選択肢の1つと言えるでしょう。
メシル酸フェントラミンは、江蘇省の中央製薬によって販売されている勃起不全治療薬です。
バイアグラやシアリスとは全く異なる作用機序でED改善へと導きます。
交感神経に作用してα受容体をブロックすることでアドレナリン反射を抑制し、陰茎海綿体の平滑筋を緩め、陰茎への血流を促進して勃起不全を改善します。
女性が服用することも可能という特徴があり、その場合は不感症を改善するお薬として使用されます。
バイアグラやシアリスは心臓への負担がかかるために、服用が制限される男性もおられますが、メシル酸フェントラミンはそういった方でも使用できます。
効果の立ち上がりが早く、服用後15分~30分で効いてきます。
「性行為直前の服用でも効果が実感できる」と、ユーザーから喜ばれていて、持続時間は5~7時間です。
日本では医療用医薬品として販売されていませんので、体格や体質によっては用量が多すぎるケースがあります。
その場合は薬局などで購入できる「ピルカッター」という器具を使って半分に割って服用することもご検討ください。
また、有効かつ安全に使用するために、持病のある方や他のお薬を飲んでいる方は特に、服用前には医療機関へご相談ください。
ミューズは、尿道に直接薬剤を入れるタイプの勃起不全治療薬です。
効き目は飲むタイプのED治療薬と同等で、併用禁忌薬や持病により、飲むタイプのお薬が服用できない方から支持されています。
有効成分はアルプロスタジルで、血管を拡張させることで陰茎への血の巡りを良くし、勃起を促します。
中折れでお悩みの方にも効果的なお薬です。
アメリカのニュージャージー州に拠点を置くメダ社から販売されて、アメリカのFDAで認可を受けているので安心して使用できます。
直接尿道に入れるので即効性が高く、強い効果を実感するという感想も多く寄せられています。
個人差はありますが、塗布後5~10分で効果が現れ、持続時間は約1時間です。
他の飲むタイプのお薬と比べて立ち上がりが早く、身体から抜けるのも早いことが特徴です。
使用方法は、排尿を済ませた状態で尿道を開き薬剤を注入します。
ミューズ使用後15分ほどは排尿すると薬剤が流れ出てしまう恐れがあるのでお気を付けください。
副作用として男性器の赤みや熱感があらわれることがあります。
一時的なものですが、収まらない場合は医療機関へご相談ください。本剤は冷蔵庫での保管をしなければいけません。
ヒムコリンは、ヒマラヤハーバルズ社が製造販売する、塗るタイプの精力増強サプリメントです。
陰茎に直接塗布して使用します。
ベタつかない使用感で、飲むタイプのお薬やサプリメントと併用することが可能です。
また、パートナーに塗ってもらうこともできますし、即効性もありますので性行為前にこっそり塗布することもできます。
個人差はありますが、効果発揮時間の目安としては、性行為10分前に塗布し、3時間ほど持続します。
有効成分は、スタッフツリークライミングとジャコウアオイです。
血流を良くする成分であるスタッフツリークライミングにより、陰茎に十分な量の血液が届けられ力強い勃起をサポートします。
媚薬の役割を果たすジャコウアオイは、ロマンティックな気分を高め性的興奮を増強する働きを持っています。
ヒマラヤハーバルズ社は、インドのアーユルヴェーダ医学に基づき先人に培われた経験と知恵から天然由来の成分でサプリメントを製造していますので、医療用医薬品の使用が制限されている方にも使っていただけます。
経皮吸収のお薬ですので、食事やアルコールによる体内吸収の影響を考えずに使用できることもメリットで、ディナーを楽しむことも可能です。
個々のニーズに合わせたED治療薬 代表的なED治療薬だけが全てではありません。他にもザイデナやメシル酸フェントラミンなどの経口薬やミューズやカバージェクトなどの注入剤、ヒムコリンなど塗布剤といった勃起薬があり自分のニーズに合った薬が選べます。
ED治療薬の服用を検討したけれども、「持病があり飲めなかった」「ほてりがひどく、飲むことを断念した」「医療用医薬品を服用するのは怖い」「病院には行きたくないが、個人輸入もハードルが高い」といった意見は、実は多く聞かれます。
このような方は、精力剤やEDサプリから始めてみることもおすすめです。
さまざまなサプリメントが販売されていますので、自分に合ったものを見つけましょう。
天然由来成分のサプリメントなど、大昔から使われ続けている成分を使った商品や、飲むタイプではなく陰茎に直接塗るタイプのサプリメントなど、個人個人のニーズに対応できる商品ラインナップが存在しています。
海外商品を購入する際には、各サプリメントに含有されている成分表示をしっかりと確認し、使用方法を守ってお使いください。
精力剤と書かれた商品には、「滋養強壮剤」「疲労回復剤」を間接的に精力剤として販売しているものもあります。
現在通院中の方は、ご自身の健康を守るために、サプリメントを使用していることを医師へ伝えてください。
効果発現までの時間は、医薬品と比べて長いものが多いので、表示を確認してから購入されることをおすすめいたします。
精力増強剤としてのサプリメントについてご紹介します。
既にご紹介したED治療薬の作用メカニズムとは全く異なる点にお気をつけください。
精力増強剤サプリメントには、有効成分として含まれるものも様々にあります。
中には、ビタミンやマカ、スッポンエキス、ニンニクエキスなど疲労回復を促す成分だけを含み、精力剤として販売されているサプリメントもあります。
医療用医薬品のように、陰茎への血流量を増やし、勃起を促すといった直接的な作用機序ではありません。
間接的に勃起の補助をする役割を担うものが多くなっています。
医療用医薬品も同様ですが、効果にはかなり個人差があるので注意が必要です。
アルギニンや亜鉛、シトルリンといった成分を含むサプリメントは、血行促進作用があるとの報告もあります。
自身のライフスタイルや体調に合ったEDサプリであれば、医療用医薬品ではなく100%自然由来の食べ物でEDの治療をおこないたい方、医療用医薬品の服用を制限されている方などにとっては、サプリメントも有効な場合があります。
また、海外輸入品の購入を検討されている場合には、どんな環境で製造されているか、どんな成分がどれだけ含まれているか、健康被害報告はないか等、十分に情報収集することが大切です。
精力剤(サプリメント)にはどんな成分が含まれているのでしょうか?
通販ではEDジェネリックと記載されていることもありますが、ジェネリック医薬品ではありません。
マムシ、サソリ、スッポン、ニンニク、マカ、高麗人参、亜鉛など一度は耳にしたことのある成分があげられます。
マムシは中国では反鼻と呼ばれる漢方薬にもなっており、血行促進、滋養強壮効果があります。
マムシに含まれる成分は、タウリン、チロシン、グルタミン酸等です。
サソリはアミノ酸が含有されています。
その他特別な成分は含まれていませんが、猛烈な毒を持つことから古来より精力が高まるイメージがあったのではないかという説があります。
マカは、元々はペルーの野菜です。
ミネラルが豊富で滋養強壮に良いとされ、昔からペルーの男性に愛用されてきた歴史があります。
亜鉛は性ホルモンを生成する際に必要なミネラルで、亜鉛を規定値以上含む食品は栄養機能食品として販売することができます。
自然由来の食品でED治療に臨みたい方、医療用医薬品の使用が制限されている方には、サプリメントの選択肢も用意されています。
用法用量をしっかりと守り、異変を感じたら医療機関へ相談しましょう。
ED治療薬と精力増強剤・サプリメントは何が違うのか ED治療薬と精力増強剤やサプリメントは何が違うのかを説明しています。精力増強剤やサプリメントの勃起促進効果や主な成分とその効果作用・作用機序を理解して、自分に合った勃起不全の改善方法を見つけることが大切です。
勃起しない、中折れする・・・といった悩みを改善しようと勉強を進めていくと、実にさまざまな製品・食品などが出てきます。
どんな種類の治療薬があるのだろう?と思われる方もいらっしゃることと思います。
よく耳にする言葉である「ED治療薬」「勃起薬」「精力剤」の違いを説明いたします。
「ED治療薬」とは、陰部に血流を増加させ、勃起を促す医薬品のことです。
「勃起薬」も「ED治療薬」と同義として使用される言葉です。
バイアグラ、シアリス、レビトラなどが知られていますが、価格が安くトライしやすいジェネリック医薬品や、個人個人で用量を調整できる輸入品などが該当します。
一方で、「精力剤」とは、広い意味で使われる言葉です。
性機能増強のために使われる薬剤、一般食品の俗称で、医薬品とそれ以外(食品など)に分類されます。
上述した治療薬の他に、性ホルモンの分泌抑制もしくは分泌促進させる医薬品や、滋養強壮剤や疲労回復剤のことを間接的に精力増強効果があると謳う商品もあります。
テストステロンというホルモン剤や、スッポンやマカやニンニクといった食品、前述のED治療薬、これらすべてを合わせた総称が「精力剤」です。
自分に合った治療を見つけて、快適な性生活を送りましょう。
ED治療薬と精力剤・勃起サプリの比較 ED治療薬と精力剤、勃起サプリの違いをご存知でしょうか?これらはそれぞれ定義や用途、作用効果が異なり、根本治療はED治療薬、精力増強は精力剤、体質改善はサプリというように目的によって選ぶことが可能です。
これまでに様々なED治療薬について触れてきました。
それぞれに特徴があり、即効性に優れたもの、ゆっくりと効いて持続力が長いもの、食事の影響を受けにくいもの、水なしで飲めるもの、先発品、後発品などさまざまです。
腎機能、肝機能障害やその他高血圧などの持病によっても処方される医薬品は異なります。
用量についても、患者さんの体格や好みの食事によっては多く服用したり減らしたりすることもありますし、副作用がきつくあらわれる患者さんであれば量を減らしたり、食後に飲むなど服薬タイミングを調整することもあります。
ED治療薬は自由診療であることが一般的なので、月々の薬剤費も医療機関と相談してジェネリック医薬品に変更するなど、折り合いを付けていくことが可能です。
治療の決意をされ、快適な性生活への第一歩を踏み出されるのですから、自分自身にピッタリ合ったお薬を見つけ、ピッタリ合った用量、服薬タイミングを知り安全で有効なEDの治療をおこなっていきましょう。
何か気になる点があれば、医療機関へご相談されることをおすすめいたします。
現在はスタッフが男性のみのクリニックや、夜遅くまで開いているクリニックもありますので、恥ずかしがらずに相談できる環境が整いつつあります。
ED治療薬の紹介 EDには複数の治療薬が開発されています。勃起に硬さが蘇るPDE5阻害薬の種類と効果、3大ED治療薬と第4の勃起薬、それらジェネリック医薬品の国内外での処方について知り、自分にあったED治療薬を見つけましょう。
ED治療薬を入手するにはどういった方法があるのでしょうか。
大きく分けて2つの方法があります。
一つ目は、病院やクリニックなどの医療機関で処方してもらう方法です。
基本的にED治療は保険外診療ですので、クリニックの中でお薬をもらう「院内処方」でお薬をもらうことになります。
クリニックによって価格設定がまちまちですので、受診の前には必要金額を事前に確認されることをおすすめいたします。
保険外診療は基本的に保険証の提示は必須ではありません。
プライバシーに配慮した受付をしているクリニックも多くなっています。
二つ目は、通販で海外商品の輸入代行サイトなどから購入する方法です。
忙しくてクリニックに行く時間がない方、既にクリニックでED治療薬を貰っているがいつものお薬だけ手軽に欲しい方におススメです。
医療機関からの処方ではなく自己責任で使用することになりますので、薬剤の特徴や副作用・使用方法をしっかり理解したうえで注文することが大切です。
家に届くと都合が悪いという方も、コンビニ受け取りを利用することでプライバシーを守ることができます。
ネットで購入する場合、支払いのトラブルが無いよう、また偽物商品・類似品に細心の注意を払ってください。
治療にあたり、薬剤を入手する方法として、医療機関で処方してもらうという方法があります。
この場合、医療機関によって診察代、お薬の値段設定が異なることがあります。
インターネットや電話で事前に確認をしておくと安心です。
EDの原因によっては保険適応となる場合があります。
この場合には、保険証が必要となりますので忘れずにお持ちください。
一般的にED治療をおこなっているクリニックでは、保険診療ではなく自由診療(自費診療)で処方されることが大半です。
この場合は保険証の提出は必要なく、個人情報も守られますので、一人で悩まず、恥ずかしがらず、まず受診してみることです。
さらに、患者さんによっては、働き盛りの40~50代は高血圧、糖尿病などの生活習慣病を患っていたり、60~70代は心筋梗塞、不整脈、脳梗塞の経験があるなど、治療薬を制限される方もいます。
自分の状態を医師へ事前に相談できることは大きな安心につながります。
もし、服用後に頭痛や顔のほてりなどの副作用様症状を感じた場合にも、すぐに相談でき量を減らす・服用タイミングの変更・服用時の食事内容の変更などの対策を提案してもらえるというメリットがあります。
薬局やドラッグストアで「ED治療薬はありますか」と聞いたことがある方は少ないでしょう。
日本では医療用医薬品としてバイアグラ・シアリス・レビトラが認められていますが、医師の指示なしには入手できないようになっています。
もし薬局・ドラッグストアで問い合わせたとすれば、精力剤とされる成分が入ったサプリメントや、滋養強壮に効くドリンク剤などを提案されるかもしれません。
それらはすべてED治療薬ではなくあくまでもサプリメントの位置づけですので、即効性が期待できるものは少ないようです。
ドラッグストアに売っているサプリメントは、誰もが聞いたことのある「マカ」や「すっぽんエキス」「高麗人参」などが含まれた栄養補助食品なので、長い目で見て、継続して服用したうえで効果を見極める必要が出てきます。
ED治療薬は、頭痛や紅潮などの副作用が起こったり、心血管疾患や高血圧症の方は安全に使用できなかったりと、医師の判断が必要になる局面も多々ありますので、薬局やドラッグストアでは入手できないようになっています。
インターネット上で開局している薬局(大手チェーン調剤薬局・ドラッグストアではない薬局)は、この限りではありません。
ED治療薬を手に入れる方法として、国内通販を希望される方も多いでしょう。
わざわざ病院に行かずとも、気軽に手に入れられるなら通販が良いという意見は多く聞かれます。
通販で大きな市場を獲得しており誰もが知っている楽天やAmazonで購入したい、ポイントを貯めているしお得だろう、と考える方もいることでしょう。
しかし、現段階においては楽天やAmazonで検索してもヒットせず、取り扱いがない状況です。
この分野は、ジェネリックとは言えないお薬や偽物もたくさん出回っているので、十分な注意が必要です。
検索結果ではサプリメントもヒットすることがありますが、こちらも注意してください。
清潔な環境で製造されているか不明である商品もありますし、含有されている成分が間接的な効果しか持たないにもかかわらず、有効性を謳っているサプリメントも多数見受けられます。
ED治療をして理想的な性生活を実現するどころか、体調を崩してしまう恐れもあります。
メルカリやヤフオクに至っては、偽物の特定も難しくいたちごっこで全商品の検証が不可能です。
正しい知識を持ち自分に合った商品を正しく使用することで、前向きにED治療に立ち向かい素敵なナイトライフを実現しましょう。
忙しくて時間が無い方、遠方の方でなかなか医療機関受診できないという場合には、インターネットの個人輸入代行サイトでの通販で入手するという方法もあります。
この場合は、バイアグラ、シアリス、レビトラ、国内認可のジェネリックという選択肢ではなく、日本でまだ認可されていないステンドラやその他ジェネリック医薬品という選択肢があり、さらに有効成分の含有量が多い商品も選ぶことができます。
「今まで病院で処方してもらっていたが、お薬が足りなくなったので購入する」「診察代、薬代を極力安く抑えるために購入する」など、さまざまな理由で個人輸入代行業者からの購入を選択する患者さんがいます。
有効成分の含有量、剤形、製造メーカー等をしっかりと把握し、自分に合った商品を見つけましょう。
お薬の種類によっては水虫のお薬や不整脈のお薬、グレープフルーツジュースとの飲み合わせが悪いものもあります。
現在飲んでいるお薬との飲み合わせや、自身が過去にどんな病気になったか、その病気はED治療薬の禁忌ではないかなど、正しく情報収集をした上で服用しなければなりませんので、十分な注意が必要です。
ED治療薬を入手するためには 勃起不全は人に話しづらいこととED治療薬が薬局で市販されていないことから悩む人も少なくありません。病院での処方と、個人輸入代行サイトでの通販のメリット・デメリットを知って、自分にあった入手方法で購入しましょう。
海外の個人輸入代行サイトを利用する場合は特に、偽物に注意が必要です。
見た目はバイアグラと同じ青い菱形で同じ大きさでも、効果や安全性に大きな違いがあります。
個人輸入代行サイトを利用した方から、「品質管理の行き届いていない不潔な場所で製造されている」「効かないので成分を分析したら、不純物が多く含まれ有効成分含有量が少なかった」「個人輸入代行業者に振込をしたら連絡が取れなくなった」「個人情報が流出した」など、トラブルを耳にされる事があるかもしれません。
快適な性生活を送るどころか、健康被害を被ってしまう恐れもある為に注意が必要です。
偽物と本物を並べてみると、製造元の「ファイザー」の刻印が違っていたり、大きさが若干異なっていたり、錠剤のシートの文字が違ったりと異なる点を見つけやすいですが、偽物だけを見ると分かりにくいので慎重に購入しましょう。
インターネット上で「効果絶大、お買い得、海外製のジェネリック医薬品」などのセールス文句がある場合、気を付けて購入されることをおすすめします。
医療費を抑えたい方、医療機関へ受診できない方にとっては有益な入手経路のひとつといえるでしょう。
ED治療薬のニセモノに注意~正規品を見分ける方法~ ED治療薬の悪質な偽物は流通製品の半数を占めていて、病院にも出回ることがあります。自分の身を守りEDを改善するために、飲む前に良い病院や正規品保証サイトを選んで形状・剤型を確かめて購入するようにしましょう。
ED治療薬はたくさんの種類が販売されており、昔のように「もう若くないから」と諦める必要はなくなりました。
正しい知識を習得し、用法用量を守って正しく服用すれば、安全かつ快適な性生活を送ることができます。
しかしながら先発品の特許切れやインターネットの普及等により、入手できるお薬の種類も格段に増えています。
自分自身の体やライフスタイルに合った製品、用量を見つけることができる一方で、禁忌事項を無視して無理矢理お薬を購入したり偽物の服用で健康被害にあったりすることも少なくない状況です。
満足のできる性生活を実現する為に、正しい知識を持って治療法・ED治療薬を選びましょう。
医薬品情報サイト
MSDマニュアル
MSD社の医療関連情報サイトで、世界中の医療専門家や査読者で構成される独立編集委員会、また医師やメディカルライターで構成されるスタッフの共同作業により編集された医療や福祉、健康に関するさまざまな情報の検索が可能となっています。
EDケアサポート
日本新薬株式会社の運営するサイトで、ED(勃起不全)の原因や症状、セルフチェックの方法、治療の流れ、ED治療薬などの基礎知識から、ED治療によくある誤解と正しい情報が掲載されています。