ボルタレンカプセルのただしい服用方法とは?服用のルールと注意点をご紹介
ボルタレンカプセルは、炎症や痛みの症状改善に有効性があるお薬ですが、誤った服用方法が原因で体調不良や、効力の低下をきたす場合があります。この記事では、ボルタレンカプセルの適切な服用方法と注意点をご説明します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ボルタレンカプセルは、関節リウマチや変形性関節症などの関節痛や筋肉痛の改善に利用されているお薬です。
ボルタレンカプセルは服用方法を誤ると、本来の効果が得られなかったり、副作用の症状が現れたりする場合があります。
この記事では、ボルタレンカプセルのただしい服用方法や服用する際に守ったほうがよいポイントを解説します。
目次
ボルタレンカプセルのただしい服用方法

ボルタレンカプセルは成人の場合、ジクロフェナクナトリウム37.5mgを1日2回、食後に内服して使用します。
ここではボルタレンカプセルの用法用量が以上のように定められている理由をご説明します。
ボルタレンカプセルの用法用量
成人でボルタレンカプセルを服用する際の用量は、1回あたり有効成分のジクロフェナクナトリウム37.5mgとなっています。
ボルタレンカプセルの服用回数は1日2回となっており、食後に服用することが推奨されています。
ボルタレンカプセルの服用が1日2回で済むのは、お薬の効果が長く持続するためです。ボルタレンカプセルの効果は7時間後に最大になることが臨床試験で報告されています。
服薬における食後は、食事をしてから約30分後を意味します。ボルタレンカプセルの服用が食後に推奨されている理由は、ボルタレンカプセルが胃腸にダメージを与える場合があるためです。
食事により胃の粘膜を守られボルタレンカプセルにより胃腸が荒れにくくなるため、ボルタレンカプセルは食後の服用が望ましいと言われています。
空腹時の服用は禁止されていませんが、胃腸障害があったり体調が良くなかったりする場合は避けたほうが良いでしょう。
ボルタレンカプセルを服用する際のポイント

ボルタレンカプセルは、炎症や痛みを鎮めたり解熱したりする作用がある反面、服用の仕方を誤ると食道や胃を傷つけてしまう場合や、意図しない作用により不利益を被る場合があります。
ここでは、思いがけない事態に陥ることを防ぐために、ボルタレンカプセルの服用で注意したほうがよいポイントをご紹介します。
服用時のルール
ボルタレンカプセルを服用する際には、次の3つに注意しましょう。
服用したボルタレンカプセルが食道から流れずにとどまると、食道の粘膜を傷つけて潰瘍の原因となる場合があります。
とくに眠る前にボルタレンカプセルを服用する際は、お薬が食道にとどまらないように多めの水で服用し、お薬を噛んで飲み込まないように注意しましょう。
ボルタレンカプセルを服用すると、眠気や霧視の症状が見られる場合があります。これらの症状が現れた場合は、運転や危険をともなう機械の操作を控えてください。
関節リウマチや変形性関節症などで服用する場合の注意点
ボルタレンカプセルは関節痛や筋肉痛などの症状改善に効果を発揮しますが、関節リウマチや変形性関節症などの慢性疾患では服用に注意が必要です。
慢性疾患の症状改善では、長期間にわたってボルタレンカプセルを服用してしまう可能性があります。ボルタレンカプセルを長期間服用すると、肝臓や腎臓の機能低下をきたす危険があります。
長期的に服用する際は、定期的な検査(血液検査、尿検査、肝機能検査など)や服薬以外の治療方法も検討してみてください。
まとめ

ボルタレンカプセルの服用は1日2回であり、有効成分のジクロフェナクナトリウム37.5mgを1回で服用します。
長期的な服用は肝臓や腎臓に大きな負担となる場合があります。慢性疾患でボルタレンカプセルを服用している場合は、定期的な検査を受けたり他の治療法に変えたりすることを検討してみてください。
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