ボルタレンカプセルが肩こりや筋肉痛に本当に効くの？臨床試験結果をもとに回答します！
ボルタレンカプセルは関節痛や筋肉痛などの症状改善に有効であり、幅広く利用されているお薬です。この記事では、ボルタレンカプセルの有効性やお薬が効くまでの時間、持続時間について臨床試験結果をもとに解説します。
肩こり・筋肉痛 
からだ 
は お薬通販部スタッフ[監修]
ボルタレンカプセルは、炎症や痛みを抑える作用があるお薬であり、関節リウマチや変形性関節症などの症状改善に高い有効性があります。
この記事では、ボルタレンカプセルがどれほどの有効性があるのか、臨床試験結果をもとにご説明します。
ボルタレンカプセルで効果が期待できる疾患とは
ボルタレンカプセルが有効な疾患は以下のとおりです。
ボルタレンカプセルは、炎症を鎮めたり、痛みの症状を緩和したり、解熱したりする作用があります。
関節リウマチや変形性関節症などの炎症や痛みの症状をきたしやすい疾患の治療で幅広く利用されているお薬です。
 ボルタレンカプセルは、ノバルティスが製造販売している解熱鎮痛剤です。 炎症を鎮める作用により、腫れや発熱・痛みを緩和させる効果があり、非常に高い解熱鎮痛効果があります。 1箱：4,600円～ |
ボルタレンカプセルの臨床試験結果
ボルタレンカプセルは、炎症や痛みの鎮静作用、解熱作用があることから関節炎や筋肉痛などの症状改善に広く利用されています。
お薬の作用が長く持続することがボルタレンカプセルの特徴であり、1日2回の服用で効果を発揮します。
ここでは、ボルタレンカプセルの有効性やお薬が効くまでの時間、持続時間について臨床試験の結果をもとに解説します。
ボルタレンカプセルの有効性
ボルタレンカプセルは、関節リウマチや変形性関節症などの疾患に有効です。
先に述べた有効な疾患に対して、ボルタレンカプセルがどれほど効くのか、臨床試験の結果をもとに症状が改善される確率を以下の表に示しました。
| 疾患名 | 中等度以上の改善が見られた確率 | 軽度以上の改善が見られた確率 |
| 関節リウマチ | 32.9% | 60.3% |
| 変形性関節症 | 72.0% | 89.4% |
| 腰痛症 | 80.0% | 92.3% |
| 肩関節周囲炎 | 58.4% | 83.2% |
| 頸肩腕症候群 | 63.0% | 83.0％ |
適応となるすべての疾患で症状の改善がみられ、関節リウマチ以外の疾患では服用により8割を超える人で軽度以上の改善、5割を超える人で中等度以上の改善がみられたことが報告されています。
ボルタレンカプセルの有効性は個人差があり、症状が劇的に改善される人もいれば、軽度の改善にとどまる人もいます。
また、ボルタレンカプセルはつらい症状の改善に有効ですが、疾患の根本的治療ではなく対症療法となるため注意が必要です。
ボルタレンカプセルを服用しても症状が改善しなかったり、症状が長くつづいたりする場合は、ほかの疾患が関与している可能性もあるため、医療機関を受診することをおすすめします。
どのくらいで効く？ボルタレンの作用時間
ボルタレンカプセルは、効き目が長く続くお薬です。
ボルタレンカプセルを服用した場合、お薬の効果は7時間後にもっとも高くなることが報告されています。ボルタレンカプセルの血中濃度は服用後から増加しつづけ、7時間後に最大となります。
最大となった血中濃度は、1.5時間が経つごとに半分に減少していき、お薬の効果が低下していきますが、服用してから12時間後でも1時間後と同程度の血中濃度を維持することが報告されており、長時間効果が持続するお薬だといえるでしょう。
まとめ
ボルタレンカプセルは関節リウマチや変形性関節症をはじめとした関節痛や筋肉痛などの症状改善に利用されているお薬です。
ボルタレンカプセルは臨床試験で高い有効性が証明されており、体内に長くとどまることで効果が長く持続します。
痛みの症状がある場合は、健康状態やすでに服用しているお薬を確認したうえでボルタレンカプセルの服用を検討してみてください。
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お薬通販部スタッフ
