バイアグラとレビトラを徹底比較!効果から持続時間の違いまで解説!
バイアグラとレビトラは、どちらも勃起不全(ED)の治療薬です。性行為の1時間前までに服用することで、勃起障害の改善が期待できます。この記事では、バイアグラとレビトラの効果や持続時間を比較して解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

この記事では、バイアグラとレビトラの効果と持続時間の違いについて解説します。
バイアグラとレビトラは、どちらも勃起不全(ED)などに効果がある治療薬です。
性行為の1時間前までに服用すると勃起を維持できるという効果がありますが、バイアグラは食事の影響を受けてレビトラは受けないなどの違いがあります。
この記事では、バイアグラとレビトラの違いについて副作用や併用禁忌、価格などからも解説します。
ED治療薬の服用を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
そもそも勃起不全(ED)とはどんな病気?

勃起不全(ED)とは、性行為に十分な勃起が得られない、または勃起を持続できない状態のことです。
多くの男性が勃起できない問題を抱えるおそれはあり、発生すること自体は正常なことだといえます。
勃起には2種類あり、これまで一度も勃起に至らなかった場合は原発性ED、以前は勃起できていた人が勃起できなくなった場合は続発性EDといいます。
勃起不全に悩む男性は多く、アメリカの40〜70歳の男性のうち、勃起不全の発症率は50%程度です。
勃起不全の割合は歳をとるにつれて増加しますが、正常な加齢現象とは見なされておらず、何歳になっても治療の可能性があります。
バイアグラとレビトラの比較

この記事では、バイアグラとレビトラについて以下を比較して解説します。
順番に見ていきましょう。
バイアグラとレビトラのED治療薬としての効果の比較
バイアグラとレビトラは、それぞれ以下のように働きます。
バイアグラ | レビトラ | |
ED治療薬としての効果 | 1. 有効成分であるシルデナフィルが、陰茎海綿体のcGMP分解酵素であるPDE5を選択的に阻害する 2. 神経および海綿体内皮細胞由来のNO刺激によって産生された陰茎海綿体内のcGMP分解を抑制する 3. 陰茎海綿体平滑筋を弛緩させて血流量が増加し、陰茎を勃起・維持させる | 1. cGMPは陰茎海綿体平滑筋とその関連⼩動脈を弛緩させ、陰茎を勃起させる働きを持つ 2. グアニル酸シクラーゼによる合成とPDE5による加⽔分解とのバランスが、cGMPの量を調節している 3. レビトラの主成分であるバルデナフィルがPDE5を阻害し、cGMPの量を増加させ陰茎を勃起させる |
どちらも同様に陰茎海綿体のPDE5を阻害して陰茎海綿体内のcGMP分解を抑制し、陰茎海綿体平滑筋を弛緩させることで陰茎を勃起・維持させるように働きます。
バイアグラとレビトラの服用時間の比較
バイアグラとレビトラの服用時間は以下のとおりです。
バイアグラ | レビトラ | |
服用タイミング | 性行為の約1時間前 | 性行為の約1時間前 |
1日の服用量 | 1回 | 1回 |
食事の影響 | あり ※食事と一緒に服用すると、空腹時に比べて効果の発現が遅れる。 | なし |
服用間隔 | 24時間以上 | 24時間以上 |
服用時間や1日の服用量は双方で変わりませんが、バイアグラが食事の影響を受けるのに対し、レビトラは食事の影響を受けないといった違いがあります。
バイアグラとレビトラの副作用の比較
バイアグラとレビトラは、どちらも以下の副作用が起こるおそれがあります。
バイアグラ | レビトラ | |
副作用(1%以上) | 血管拡張(ほてり・潮紅)・頭痛 | ほてり・動悸・頭痛・めまい・鼻づまり・消化不良・嘔気 |
特に頭痛は11.7%、ほてりは10.6%と副作用のなかでも比較的頻度が高いといえます。
また、発現率が1%未満であるものの、上記で挙げた症状以外にも副作用はいくつか存在します。
気になる症状が発生した場合には、服用量を減らすなどの工夫をしてください。
多くのケースでは、お薬の効果が消失すると同時に副作用の症状もなくなります。
バイアグラとレビトラの併用禁忌の比較
バイアグラやレビトラと併用してはいけないお薬は以下のとおりです。
バイアグラ | レビトラ | |
併用禁忌 | 硝酸剤およびNO供与剤(ニトログリセリン・亜硝酸アミル・硝酸イソソルビド・ニコランジルなど) アミオダロン塩酸塩(アンカロン) sGC刺激剤(リオシグアト)ほてり・潮紅)・頭痛 | 硝酸剤およびNO供与剤(ニトログリセリン・亜硝酸アミル・硝酸イソソルビド・ニコランジルなど) 抗不整脈薬(キニジン・プロカインアミド・アンカロン(経口剤)・ソタロールなど) リオシグアト CYP3A4を阻害する医薬品(リトナビル・アタザナビル・ホスアンプレナビル・ケトコナゾール(※)・イトラコナゾール・エンシトレルビルなど) コビシスタットを含有する製剤 |
バイアグラとレビトラの両方で、硝酸剤およびNO供与剤、アミオダロン塩酸塩やsGC刺激剤リオシグアトが併用禁忌です。
レビトラはその他にも多くの併用禁忌薬があるため、服用の際には十分注意してください。
自分の服用しているお薬の種類が分からない場合には、薬剤師へ相談しましょう。
バイアグラとレビトラの価格
バイアグラとレビトラは、通販などで以下の価格で販売されています。
バイアグラ | レビトラ | |
1日用量 | 25〜50mg | 5〜20mg |
区分 | 先発品 | 先発品 |
価格 | 7,860円〜 | 11,500円〜 |
規格 | 4錠〜 | 4錠〜 |
1錠あたりの金額 | 1,572円〜 | 2,535円〜 |
有効成分 | シルデナフィル | バルデナフィル |
製薬会社 | ヴィアトリス製薬 | バイエル |
どちらも初めて服用する人はピルカッターなどを使用して、少ない用量から服用し始めることがおすすめです。
バイアグラとレビトラ以外にシアリスというED治療薬もある

シアリスは、タダラフィルが有効成分であるED治療薬です。
タダラフィルはバイアグラやレビトラと同様に、選択的なホスホジエステラーゼ タイプ 5(PDE5)阻害作用を持つ化合物です。
食事の影響を受けず、有効性が36時間認められる特徴があります。
金曜日の夜に服用すると日曜日の朝まで効果が持続することから、『ウイークエンド・ピル』という別名もあります。
まとめ

この記事では、バイアグラとレビトラの効果や服用時間などを比較しました。
2つのお薬の効果に大きな違いはありませんが、バイアグラは食事と一緒に服用すると効果を感じにくいのが特徴です。
副作用についても若干の違いがあるほか、レビトラはバイアグラと比べて併用禁忌とされている医薬品が多く定められています。
バイアグラとレビトラの服用に迷った際には、この記事で解説した比較内容を参考に検討してください。
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