この記事では、バイアグラの飲み方（服用方法）について詳細に解説します。

バイアグラはEDの改善に効果が期待できるお薬ですが、服用タイミングや用法用量を守らないと、想定よりも効き目がなかったり、重篤な健康被害に影響するケースもゼロではありません。

この記事では、バイアグラの服用タイミングや注意点なども解説するので、購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

バイアグラの効果的な飲み方（服用方法）

まずは、バイアグラの効果的な飲み方（服用方法）として以下を解説します。

バイアグラの用法用量が誤っていると健康被害を被るおそれがあり、食事の摂り方や服用タイミングによっては、本来の効果を感じにくくなるおそれもあります。

25～50mgを1日1回服用する

バイアグラは、シルデナフィルとして1日1回25〜50mgを服用します。

服用タイミングは、性行為を行う約1時間前です。

1日1回までの服用となっているため、回数は必ず守ってください。

続けて服用する場合は、24時間以上空けてからにしましょう。

なるべく空腹時に服用する

バイアグラは、できるだけ空腹時に服用してください。

食事とともにバイアグラを服用すると、空腹時と比べて効果があらわれるまでの時間が延長することがあるでしょう。

実際に、健康成人男性16例を対象に空腹時または食後にバイアグラを投与した試験では、食後に投与したグループで最高血中濃度到達時間（Tmax）の有意な延長が見られました。

空腹時に投与した場合は1.2時間であったのに対して、食後に投与した場合は3.0時間かかっています。

これらの影響があることから、バイアグラは空腹時の服用が推奨されています。

高齢者は低用量（25mg）から服用を開始する

以下に該当する人は、バイアグラを低用量の25mgから服用を開始してください。

上記に該当する人がバイアグラを服用すると、シルデナフィルの血漿中濃度が通常よりも増加することがあります。

副作用のリスクを高める要因にもなるため、低用量から服用を開始する必要があるでしょう。

バイアグラを服用する最適なタイミング

バイアグラは通常、服用後30分〜40分程度で効果が発現し、約1時間後に血中濃度が最も高くなります。

そのため、バイアグラは性行為の1時間前に服用することで効果が期待できるでしょう。

具体的には、パートナーとの待ち合わせに出かける前、お風呂に入る前などに服用するなどが効果的です。

効果は3〜5時間ほど持続するため、逆算して服用するのがおすすめです。

ただし、バイアグラは1日1回の服用を厳守しましょう。

連続して服用することで、極度の血圧低下状態に陥る危険性があります。

バイアグラを服用するときの注意点

次に、バイアグラを服用するときの注意点として以下を解説します。

油分の多い食事はなるべく避ける

バイアグラを服用するときは、油分の多い食事はできるだけ避けてください。

脂肪分が多い食事はバイアグラの吸収を遅延させ、効果が発現するまでの時間を延長する可能性があります。

空腹時の服用がベストではありますが、どうしても食事を摂る必要がある場合は揚げ物やカレーなどこってりしたものを避け、サラダやさっぱりした麺類などを選ぶようにしましょう。

過度なアルコール摂取は避ける

過度なアルコール摂取は、バイアグラの副作用を増強させるおそれがあります。

アルコールには血管を拡張する作用があり、これがバイアグラの作用と重複してしまうでしょう。

また、アルコールには脳機能や神経伝達を鈍らせる働きもあり、結果的に男性機能の低下を招くことがあります。

ただし、アルコールとバイアグラに相互作用はなく、健康成人男性を対象に行われた試験でも、アルコール併用による薬物動態パラメータへの有意な影響は認められませんでした。

そのため、適量のアルコールと併用する場合に効果が弱まったり強まったりすることはないといえます。

服用後に勃起が4時間以上続く場合は医師の診断を受ける

服用後に勃起が4時間以上続く場合は、すみやかに医師の診察を受けてください。

勃起が4時間以上続くものを持続勃起症といい、性的刺激とは無関係に勃起が起こります。

持続勃起症をそのまま放置しておくと陰茎の壊死を招くことがあるため、症状が出たときはすぐに医療機関を受診してください。

バイアグラの飲み方（服用方法）に関するよくある質問

最後に、バイアグラの飲み方に関するよくある質問にお答えします。

バイアグラを飲む間隔は？

バイアグラを続けて服用するときは、24時間以上空けてからにしてください。

24時間空けずに服用すると、血中濃度が過度に上昇し、副作用が起こりやすくなるおそれがあります。

バイアグラを半分に割って飲んでも大丈夫？

バイアグラを半分に割って飲んでも、基本的には問題ありません。

特殊な剤形ではないため、半分に割ってもお薬の効き方に影響が出ることはないといえます。

バイアグラを水以外で飲んでも大丈夫？

バイアグラは、水かぬるま湯で飲むことが推奨されていて、お茶でも問題ありません。

ただし、グレープフルーツジュースとの併用は避けてください。

グレープフルーツジュースと一緒にバイアグラを服用すると、バイアグラの代謝が阻害されて血中濃度が上がり、副作用のリスクが高まるおそれがあります。

まとめ

バイアグラの効果的な飲み方（服用方法）について解説しました。

バイアグラは、25〜50mgを1日1回服用することが基本です。

正しい用法用量を守らないと、重大な健康被害を伴ったり、効果を十分に感じられなかったりする可能性があります。

この記事で解説した飲み方を参考に、よりバイアグラの効果を得られるようにしましょう。