バイアグラが効かない主な原因は?効果を最大限引き出す対策も解説
この記事では、バイアグラが効かない主な原因について解説します。実際に服用して効果を最大限に引き出す対策も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
お薬通販部スタッフ[監修]

この記事では、バイアグラが効かない主な原因について解説します。
バイアグラは、ED(勃起不全)の改善に効果的なED治療薬ですが、正しく服用しないと十分な効果を得られない場合があります。
さらに、正しい用法用量を守らないことで、効果を得られないばかりか重篤な健康被害に繋がるおそれもあるでしょう。
バイアグラを服用するときは、効かない原因を見極め、正しく改善していくことが非常に重要です。
バイアグラが効かないときに考えられる原因

バイアグラを服用しても効かない場合、いくつかの原因が考えられます。効果を得るためには、正しい服用方法を守り、自分の体質に合った対策を行うことが重要です。
ここでは、バイアグラが効かないとされる以下の原因を見ていきましょう。
用法・用量が間違っている
バイアグラが効かない原因として一般的なのが、用法用量の間違いです。
バイアグラは健康な成人男性の場合、シルデナフィルとして1日1回、1回25〜50mgを性行為の約1時間前に服用する必要があります。
しかし、服用量が少なすぎたり、服用するタイミングがずれたりすると、効かない場合があるでしょう。
バイアグラの主成分であるシルデナフィルは、服用後約1時間で血中濃度がピークに達します。
性行為のタイミングとお薬の成分がピークに達するタイミングがずれると、思うような効果を得られない場合もあるでしょう。
また、医師の指示どおりの用量で服用することも大切です。
自己判断で用量を変更すると、期待どおりの効果が得られなかったり、副作用のリスクが高まったりするおそれがあります。
服用量が不足している
バイアグラは、シルデナフィルとして1回25〜50mg服用する方法が一般的です。
個人の症状や体質によって適切な用量は異なり、25mgで十分に効果が出る人もいれば、逆に効かないと感じる人もいるでしょう。
バイアグラの効果を感じない場合は医師に相談し、適切な用量に調節してもらうことを推奨します。
この場合も、個人の判断で増量しないでください。
食事のタイミングや内容が影響している
バイアグラは食事の影響を受けやすく、食事とともに服用すると空腹時に服用したときと比べて、効果が出るまでに通常よりも時間がかかることがあります。
特にカレーやラーメン、揚げ物などの高脂肪食を摂取した後に服用すると、吸収が遅れて効果が出づらくなるので注意しましょう。
健康成人男性16例を対象にバイアグラを食後または空腹時に投与したところ、最高血中濃度到達時間(Tmax)は以下のようになりました。
最高血中濃度到達時間(Tmax) | |
食後にバイアグラを投与 | 3.0時間 |
空腹時にバイアグラを投与 | 1.2時間 |
バイアグラの血中濃度がピークに達するまでの時間として、空腹時に投与した場合は1.2時間でしたが、食後に投与した場合は3.0時間まで延長しています。
食後に服用すると効果のピークが後ろ倒しになり、性行為を行うタイミングと合わなくなるでしょう。
過度な飲酒が影響している
アルコールは、バイアグラの効果を減弱させるおそれがあるので注意しましょう。
特に、大量の飲酒はそれ自体が勃起機能を一時的に低下させるため、バイアグラを服用しても十分な効果が得られないことがあります。
また、日常的に大量のアルコールを摂取している人では、薬物代謝酵素であるCYPが増加するため注意しなければなりません。
CYPが増加すると、バイアグラの代謝が促進されて効き目が減弱してしまいます。
この他、バイアグラとアルコールを併用すると血管拡張作用による副作用が出やすくなる点にも注意が必要です。
偽造品や粗悪品を服用しているおそれがある
非正規品のバイアグラは、規定量のシルデナフィルが含有されていなかったり、まったく関係のない成分が入っていたりする場合があります。
中には、有害物質が混入しているケースもあるため、偽造品や粗悪品のバイアグラは購入しないようにしましょう。
万が一、偽物のバイアグラを服用してしまうと、十分な効果を得られないどころか、重篤な健康被害を被るリスクがあります。
現在は、海外だけでなく日本においても数々のED治療薬の偽物が報告されています。
加齢・神経障害などの身体的要因が生じている
年齢を重ねるにつれて、勃起機能に関わる血管や神経の働きが低下します。
全国規模で行われた調査でも、ED患者は年齢とともに上昇するとの結果が出ました。
そのため、年齢によってはバイアグラを服用しても効果が十分に出ない可能性があります。
また、糖尿病や高血圧などの慢性疾患、前立腺の手術後などは神経障害を引き起こし、バイアグラの効果が発揮されないケースも珍しくありません。
身体的要因によるEDは、医師と相談しながら総合的なアプローチで改善を目指すことが重要です。根本的な健康問題への対処がバイアグラの効果を高めることに繋がります。
心因性のストレスやプレッシャーが生じている
心理的な要因も、バイアグラの効果に大きく影響します。
過度のストレス、不安、パートナーとの関係の問題、過去のトラウマなどが原因で、バイアグラを服用しても十分な効果が得られないことがあるでしょう。
心因性EDの場合、バイアグラのようなお薬を使った方法だけでなく、カウンセリングや心理療法などの心理的サポートも併用すると改善する可能性があります。
その他、リラックスした状態でバイアグラを服用し、性行為に臨むことも重要です。
他のお薬との相互作用が生じている
バイアグラは、他のお薬と相互作用を起こすことがあります。
効果が減弱する可能性がある併用薬として知られているのが、ボセンタンやリファンピシンなどのCYP3A4誘導薬です。
併用すると薬物代謝酵素の1つであるCYP3A4が誘導されて代謝が促進し、血中濃度が低下して効果が減弱する場合があります。
血管機能が低下している
バイアグラは、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)という酵素を阻害して勃起に必要な血管拡張をサポートするお薬です。
しかし、血管の状態が悪い場合、バイアグラを服用しても十分な血流増加が得られないことがあります。
動脈硬化、高コレステロール、喫煙、肥満などの要因がある人は、血管機能が低下している可能性があるので注意が必要です。
性的刺激・興奮が不十分である
バイアグラは、服用しただけで勃起するお薬ではありません。
勃起するためには、性的刺激や興奮が必要なため、十分な性的刺激や興奮がない状態で服用しても効かない場合があります。
パートナーとの十分なコミュニケーションや前戯を大切にし、リラックスした環境で性的興奮を高めることが重要です。
バイアグラの効果を最大限に引き出す対策

バイアグラが効かないと感じる場合は、以下の対策を講じることが重要です。
空腹時に服用する
バイアグラは、食事の影響を受けやすいお薬です。
特に、高脂質の食べ物を摂取した後に服用すると、吸収が遅れて効果の発現が遅くなったり、効果が弱まったりすることがあります。
バイアグラの効果を最大限に引き出すためには、空腹時に服用することが大切です。
どうしても食事と一緒に服用する必要がある場合は、脂肪分が少ないサラダなどの軽食にとどめ、消化に負担がかかる重い食事は避けてください。
十分な性的刺激を与える
バイアグラは、自動的に勃起を促すものではないので、性的刺激がない状態では効果が発揮されません。
自然な性的興奮による勃起を増強するお薬であるため、性的刺激が欠かせません。
そのため、パートナーとの十分な前戯や愛撫を通じて性的刺激を高めることが重要です。
リラックスした環境でパートナーとのコミュニケーションを大切にし、性的興奮が十分に得られる状態を作ることで、バイアグラの効果がより発揮されやすくなるでしょう。
生活習慣を整える
日常の生活習慣もバイアグラの効果に大きく影響します。
特に運動不足、睡眠不足、喫煙、不健康な食生活などは勃起機能に悪影響を及ぼし、バイアグラの効果を減弱させる要因となるので十分に注意しましょう。
ペルーにある大学で18~30歳の男性を対象に行われた研究では、50.9%が睡眠の質が悪く、そのうち72.7%が軽度のED、20.6%は軽度から中等度のEDを発症していたことがわかっています。
勃起機能を高めるためには、生活習慣の見直しを行うことも重要です。
普段の生活で血管の健康を保ち、バイアグラの効果が出やすい環境を作りましょう。
服用前の過度な飲酒を避ける
アルコールは一時的に勃起機能を低下させる作用があり、バイアグラの効果を妨げる原因となります。特に大量の飲酒は避けるべきです。
アルコールは、それ自体が血管を拡張する働きがあるため、バイアグラと併用すると過度に血圧低下を引き起こすリスクがあることにも注意が必要です。
バイアグラを服用する予定があるときは、アルコールの摂取を控えるか、少量にとどめるようにしましょう。
性行為の約1時間前に服用する
バイアグラの効果が最も高まるのは、服用後の約1時間です。
このタイミングで血中濃度が最大となり、効果が得られやすくなります。
服用タイミングが早すぎたり、遅すぎたりすると効果のピークを逃してしまうため、必ず性行為の約1時間前に服用してください。
効果が乏しい場合は別のED治療薬を検討する
バイアグラを正しく服用していても効果が得られない場合、別のED治療薬を検討するのも選択肢の1つです。
現在、主に処方・販売されているED治療薬には、バイアグラの他にシアリス(タダラフィル)、レビトラ(バルデナフィル)などがあります。
これらのお薬も、バイアグラと同じようにホスホジエステラーゼ5(PDE5)を阻害するものです。
しかし、有効成分が異なるため、効果の出方や食事との影響などに違いがあります。
たとえば、シアリスは作用時間が長く、食事の影響を受けにくいことが特徴です。
自分の生活スタイルや体質に合ったお薬を選ぶことで、効果を実感しやすくなるでしょう。
通販サイトを利用する場合は正規品保証の有無を確認する
インターネットなどでバイアグラを購入する場合、偽造医薬品や粗悪品を購入してしまうリスクがあります。
偽物のお薬は効果がないだけでなく、有害な成分が含まれていることもあり危険です。
通販サイトを利用する場合は、必ず信頼できる業者であることを確認し、正規品保証があるかどうかを調べましょう。
なお、お薬通販部で取り扱っているお薬は、すべて正規品保証です。
安心・安全に購入いただけますので、ぜひご利用ください。
改善されない場合は医療機関を受診する
バイアグラを適切に使用しても効かない場合は、健康上の問題が別にある可能性があります。
EDは、心臓病や糖尿病など慢性疾患の初期症状としてあらわれることもあるため、バイアグラが効かないと感じたら、念のため専門医による診察を受けましょう。
また、心理的要因が強い場合は、カウンセリングの受診が効果的なこともあります。
自己判断で対処せず、医療機関を受診して専門家の指導を受けることで、原因に応じた適切な治療を受けられるようになります。
まとめ

この記事では、バイアグラが効かない主な原因について解説しました。
バイアグラが効かない原因として、主に以下が挙げられます。
効果を最大限に発揮させるためには、空腹時に服用する、十分な性的刺激を与える、生活習慣を整えるなどの対策を講じましょう。
十分な対策を行ったにもかかわらず効かない場合は、思わぬ病気が隠れていたり、そもそもお薬が合っていなかったりする可能性があるため、医師に相談することを推奨します。
おすすめ商品
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ