バイアグラとお酒(アルコール)は併用しても大丈夫?体質別の飲み方も解説

この記事では、バイアグラをお酒(アルコール)と併用しても問題ないか解説します。バイアグラの服用を検討していて、お酒を普段から飲んでいる人はぜひ参考にしてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

バイアグラとお酒(アルコール)は併用しても大丈夫?体質別の飲み方も解説

この記事では、バイアグラをお酒(アルコール)と併用しても問題ないか解説します。

バイアグラの購入を検討している人の中には、「お酒を一緒に飲んでも大丈夫なのだろうか?」「お酒の影響でバイアグラの副作用が出やすくなるのでは?」という不安を抱いている人は少なくありません。

バイアグラは、勃起を促すためのED治療薬です。

性行為前にお酒を飲んでから服用するケースもあるでしょう。

しかし、一般的にお薬は水かぬるま湯で飲むことが推奨されています。

事前知識がないまま、むやみにお酒とバイアグラを併用してしまうと、人によっては重篤な副作用や健康被害が生じてしまうケースもゼロではありません。

この記事では、バイアグラとお酒の併用について医学的根拠をもとに解説します。

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バイアグラとお酒(アルコール)は併用しても大丈夫?

結論として、バイアグラとお酒を併用しても問題ありません。

バイアグラの主成分であるシルデナフィルとお酒が薬物相互作用を起こすことはなく、適量であれば併用できます。

ここからは、バイアグラとお酒の併用について以下の観点から解説します。

  • 直接的な薬物相互作用が「ほぼない」科学的根拠
  • 過度な飲酒で血行動態が変わるメカニズム
  • 適度な飲酒量の目安



直接的な薬物相互作用が「ほぼない」科学的根拠

まず重要な点は、バイアグラとお酒に直接的な薬物相互作用はないことです。

バイアグラの有効成分であるシルデナフィルとアルコールは、体内での代謝経路が異なり、お互いの効果を直接的に阻害することはありません。

シルデナフィルは、主にCYP3A4と呼ばれる薬物代謝酵素によって代謝を受けます。

一方、アルコールを代謝するのはアルコール脱水素酵素です。

そのため、代謝過程において競合が起こることはほとんどおこりません。

また、外国の健康成人男性12例を対象に行った研究でも、シルデナフィルとアルコールの併用による薬物動態パラメータの大きな変化は見られませんでした。

併用薬シルデナフィルの薬物動態パラメータ
Tmax(hr)Cmax(ng/mL)AUC∞ (ng・hr/mL)t1/2(hr)
シルデナフィルとプラセボを併用1.58±0.85145±54552±243.046 
シルデナフィルとアルコールを併用1.42±0.42 157±78542±1472.989
※Tmax=最高血中濃度到達時間
※Cmax=最高血中濃度
※AUC=血中濃度-時間曲線下面積
※t1/2=血中濃度半減期






過度な飲酒で血行動態が変わるメカニズム

バイアグラは、基本的にお酒と併用しても薬物動態パラメータに大きな影響はありません。

しかし、過度な飲酒をした場合は影響が出るおそれがあります。

お酒を飲むと、摂取量の90~95%が肝臓で代謝されてアセトアルデヒドになります。

この反応には、以下3つの経路があるのです。

  • アルコール脱水素酵素によって代謝される経路
  • ミクロソームにおけるエタノール酸化系(MEOS)のCYPによって代謝される経路
  • カタラーゼにより代謝される経路



アルコールを普段から常飲している人の場合、「ミクロソームにおけるエタノール酸化系(MEOS)のCYPによって代謝される経路」が活性され、CYPが増加することがわかっています。

つまり、過度な飲酒を続けている人がバイアグラを服用すると、お薬の代謝が促進されて効果が減弱するおそれがあるでしょう。






適度な飲酒量の目安

厚生労働省では、1日あたり純アルコールで平均20gまでの摂取を「節度ある適度な飲酒」としています。

具体的には、以下の量を目安にしてください。

ビール清酒ウイスキー、ブランデー焼酎(35度)ワイン
500ml180mlダブル60ml90ml240ml
アルコール度数5%15%43%35%12%
純アルコール量20g22g20g25g24g






バイアグラの服用前後に大量のお酒(アルコール)を摂取するときの影響

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バイアグラを服用する前後に大量のお酒を摂取すると、以下のような影響が出るおそれがあります。

  • 通常よりも酔いやすくなる
  • 副作用が出やすくなる
  • 逆に勃起しづらくなる



通常よりも酔いやすくなる

バイアグラを服用した状態で大量のお酒を飲むと、通常よりも酔いやすくなる場合があります。

これは、バイアグラとお酒がどちらも血管拡張作用を持つためです。

バイアグラは、陰茎の血管だけでなく全身の血管にもある程度の血管拡張作用をおよぼします。

一方、アルコールにも血管を拡張させる効果があり、併用すると摂取したアルコールが体内をめぐりやすくなり、通常よりも酔いやすくなるでしょう。



副作用が出やすくなる

バイアグラとお酒の併用により、バイアグラの副作用が出やすくなるおそれがあります。

副作用として知られている顔のほてり、頭痛、鼻詰まりなどが生じやすくなることがあるので、バイアグラ服用前後の飲酒は控えましょう。

これは、バイアグラとお酒の併用によって血管拡張作用が重複することが原因です。

また、お酒には利尿作用があり、これによって脱水症状が起こると、頭痛がより強くあらわれる場合もあります。







逆に勃起しづらくなる

アルコールには中枢神経系を抑制する作用があり、大量に摂取すると性的興奮や勃起に必要な神経伝達を阻害するおそれがあります。

バイアグラは、性的刺激による自然な勃起反応を助けるものです。

アルコールによって性的興奮が抑制されると、バイアグラを服用していても十分な効果が得られないことがあります。

また、大量飲酒による脱水は、血液の粘度を上昇させ、陰茎への血流を低下させる可能性もあります。






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バイアグラの服用前後にお酒(アルコール)を飲むときの注意点

バイアグラとお酒を併用する際は効果を最大限に得るために、また副作用を最小限に抑えるためにも、以下の3つの注意点を守ることが重要です。

  • 油分の多い食事を避ける
  • グレープフルーツが含まれるお酒を避ける
  • 不安な場合は低用量を服用する



油分の多い食事を避ける

バイアグラを服用する際は、油分の多い食事は避けましょう。

主成分であるシルデナフィルは、油分の多い食事を摂取した後に服用すると、吸収が遅延して効果の発現が遅れることがあります。

空腹時の服用が理想的ですが、どうしても食事を避けるのが難しい場合は、ラーメンやカレー、揚げ物など油分が多いものは避け、ヘルシーな食事を心がけてください。



グレープフルーツが含まれるお酒を避ける

グレープフルーツには、バイアグラの代謝を阻害する働きがあります。

そのため、グレープフルーツを含むお酒の摂取は控えてください。

バイアグラを代謝する酵素の1つに、CYP3A4があります。

グレープフルーツに含まれているフラノクマリン類は、このCYP3A4の働きを阻害し、バイアグラの血中濃度を上げる可能性があるため、同時に摂取するのは推奨されていません。

思わぬ副作用が出るおそれもあるので、バイアグラとグレープフルーツは併用しないことが無難です。






不安な場合は低用量を服用する

バイアグラとお酒を初めて併用する場合は、安全面を考慮して低用量から始めるのがおすすめです。

健康成人男性の場合、シルデナフィルとして1日1回、1回25〜50mgを服用します。

いきなり50mgを服用すると副作用が出やすくなるおそれがあるため、アルコールの影響が不安な人は25mgから服用し始めることを推奨します。




【体質別】バイアグラとお酒(アルコール)の正しい飲み方

バイアグラは、正しい方法で服用することが大切です。

効果を期待して購入しても、用法用量が誤っていると十分な効果が出なかったり、副作用が出やすくなったりするおそれがあります。

ここからは、以下の体質やケース別にバイアグラとお酒の正しい飲み方を解説します。

  • 普段ほとんど飲まない人が服用するとき
  • お酒に弱い(フラッシャー)体質の人が服用するとき
  • 低血圧・降圧薬を服用中の人が服用するとき



普段ほとんど飲まない人が服用するとき

普段から、ほとんどお酒を飲まない人がバイアグラと併用する場合は、特に慎重な対応が必要です。

お酒に慣れていない体は、アルコールを代謝する酵素の働きが通常よりも弱いため、少量でも血中アルコール濃度が高くなりやすく、血圧低下などの副作用リスクが高まります。

このような人は、バイアグラを服用する際はお酒を完全に避けるのが最も安全です。どうしても飲酒する必要がある場合は、25mgから服用するようにしましょう。



お酒に弱い(フラッシャー)体質の人が服用するとき

お酒に弱い体質の人は、バイアグラとの併用により一層の注意が必要です。

お酒に弱い人は、アルコールを分解する際に生じるアセトアルデヒドを効率的に処理できないため、少量の飲酒でも顔面紅潮やめまい、動悸などの副作用があらわれやすくなります。

この体質の人がバイアグラを服用すると、バイアグラ自体が持つ血管拡張作用とアセトアルデヒドによる血管拡張作用が重なり、副作用につながりやすくなるでしょう。

お酒に弱い体質の人がバイアグラと併用する場合、バイアグラの服用量を低用量の25mgにすると安心です。



低血圧・降圧薬を服用中の人が服用するとき

もともと低血圧の人や降圧薬を服用中の人は、バイアグラとお酒の併用に注意が必要です。

バイアグラは血管拡張作用によってEDを改善しますが、全身の血圧にも影響します。

低血圧や降圧剤を服用中の人がバイアグラを飲むと、普段より血圧が低下するおそれがあるので注意しましょう。

なお、バイアグラは血圧が90/50mmHg未満の低血圧の人は服用禁忌となっています。

また、降圧剤は併用注意のお薬に分類されているので、低血圧や高血圧がある人は自己判断でバイアグラを服用せず、まずは医師に相談してください。






まとめ

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バイアグラとお酒を併用しても、バイアグラの効果に影響はありません。

ただし、血管拡張作用が重複することでほてりや低血圧などの副作用が出やすくなるおそれがあります。

また、普段からお酒を大量に摂取している人では、バイアグラの代謝が促進されてお薬が効きづらくなるおそれもあります。

併用に大きな問題はありませんが、飲み過ぎは厳禁です。

バイアグラを安全、かつ効果的に服用するためにも、お酒は適量で楽しむようにしましょう。

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