バルデナフィルの服用方法は?効果を最大限に得るためのポイントについて
バルデナフィルを服用するなら最大限に効果を得たいですよね。本記事ではバルデナフィルの服用方法について詳細に解説しているのでぜひ参考にしてください。
お薬通販部スタッフ【監修】

バルデナフィルはED治療薬に含まれる代表的な成分で、シルデナフィルやタダラフィルとともに厚生労働省によって認可されています。
バルデナフィルを有効成分として配合している代表的なED治療薬がレビトラですが、ジェネリック医薬品にも同じくバルデナフィルが配合されています。
この記事ではバルデナフィルの効果を最大限に得るためのポイント、および服用に際しての注意点について解説しています。
目次
バルデナフィルの効果的な服用方法

バルデナフィルには、体内の酵素の一種「ホスホジエステラーゼ5(PDE5)」の働きを阻害する作用があります。
ホスホジエステラーゼ5は、勃起の際に重要な役目を果たす環状グアノシン一リン酸(cGMP)を破壊し、EDの発症リスクを高める点が特徴です。
バルデナフィルの作用でホスホジエステラーゼ5の働きが妨げられると、環状グアノシン一リン酸の作用により勃起が起こりやすくなります。
ただし、勃起を起こすためには男性に対して何らかの性的刺激が加わる必要があります。
バルデナフィルを始めとするED治療薬を服用したからといって、勝手に勃起が起こる訳ではありません。
そのため、バルデナフィルの効果を最大限に得るためには、性交を予定する日にベストなタイミングで服用する必要があります。
また、バルデナフィルは用法用量を守り服用しないと期待した効果が得られないうえ、副作用のリスクが増加するため注意が必要です。
はじめにバルデナフィルを効果的、かつ安全に服用するために押さえておきたいポイントについて解説します。
バルデナフィルを服用するタイミング
ED治療薬のレビトラは国内での特許期間を過ぎており、現在ではレビトラではなくジェネリックのバルデナフィル錠が販売されています。
そこで、バルデナフィルを服用するタイミングに関して、レビトラのジェネリック医薬品の添付文書を参考に見ていきましょう。
レビトラおよびジェネリック医薬品のバルデナフィル錠を健康な男性に20mg投与したところ、以下のような結果が得られました。
血中最大濃度 | 効果が最大になるまでの時間 | 効果が半減するまでの時間 | |
レビトラ20mg | 35.74±14.72 | 0.8±0.6 | 3.2±0.6 |
ジェネリック(バルデナフィル錠20mg) | 35.54±16.84 | 0.7±0.6 | 3.3±0.8 |
レビトラとジェネリックのバルデナフィル錠とでは、効果があらわれてから半減するまでの時間にほとんど違いがありません。
ジェネリックのバルデナフィルを服用すると、およそ30分ほどで効果があらわれ始め、45分前後で血中濃度が最大に至ります。
その後、およそ3時間から4時間弱でバルデナフィル錠の効果が半減します。
そのため、バルデナフィルは性交の1時間ほど前に服用するのが基本です。
また、バルデナフィルをはじめとするED治療薬は基本的に1日に1錠のみ服用してください。
用法用量を守って服用しないと期待した効果が得られないうえ、副作用のリスクを増加させる恐れがあります。
バルデナフィルを連続して服用する場合は、24時間以上の間隔を空ける必要があります。
バルデナフィルの適切な摂取量
バルデナフィルは健康な成人男性の場合、1回につき10mgを摂取するのが基本です。
お薬通販部では20mgのバルデナフィルを取り扱っているため、ピルカッターなどで半分にカットして服用してください。
10mgでは十分な効果が得られない方で、バルデナフィルに対する忍容性が良好な場合は20mgまで増量可能です。
性交に対する不安や過去のトラウマが原因のEDに関しては、バルデナフィルを20mgに増量しても効果を得られない可能性があります。
また、65歳以上の方や中等度の肝機能障害をお持ちの方は開始用量を5mgとし、最大容量を10mgとしてください。
自分の判断でバルデナフィルを増量すると、思わぬ健康被害を招く恐れもあるため注意が必要です。
バルデナフィルの適切な摂取量を以下にまとめましたので参考にしてください。
64歳未満の健康な成人 | バルデナフィル10mg~20mg |
65歳以上の男性・中等度の肝機能障害をお持ちの方 | バルデナフィル5mg~10mg |
バルデナフィルを服用する際の注意点

バルデナフィルを服用する際には、以下の2点にも注意しなければなりません。
バルデナフィルの効果を最大限に得るためにも、最後までご覧になることをおすすめします。
バルデナフィルの服用前に食事をしても大丈夫?
バルデナフィルの先発医薬品であるレビトラは、食事の影響を受けやすいバイアグラの欠点を補う目的で開発されました。
そのため、バイアグラとは異なり食事の影響をそれほど受けません。
健康な成人男性が標準的な食事の後にバルデナフィル錠20mgを服用した場合、空腹時と比較して作用時間に違いはありませんでした。
ただし、食事から摂取するカロリーの30%以上が脂質による場合、バルデナフィルの効果があらわれるまでに時間を要するケースもあります。
よほどの理由がなければバルデナフィルは空腹時、もしくは食事から2時間程度空けて服用するのがおすすめです。
バルデナフィルを服用する日はアルコールを摂取しない方がいい?
バルデナフィルの併用注意、および併用禁忌の項目にアルコールは含まれていません。
そのため、適量のアルコールであればバルデナフィルの効果に影響はないと考えられます。
ただし、過度のアルコールを摂取すると脳の機能や神経伝達が鈍るため、勃起を妨げる恐れがあります。
バルデナフィル錠の剤型ごとの特徴や注意点

バルデナフィルを配合した医薬品は、大きく以下の2タイプに分類されます。
- 錠剤
- OD錠
剤型によって服用方法や吸収率が異なる点を理解しておきましょう。
錠剤
錠剤タイプのバルデナフィル錠は、性行為の1時間程度前にコップ1杯の水またはぬるま湯で服用するのが基本です。
65歳以上の方や中等度の肝機能障害をお持ちの方の場合、有効成分の血中濃度が高くなりすぎる恐れがあるため、5mgから服用を開始してください。
また、バルデナフィルは1日に1錠のみ服用し、連日服用する場合は24時間以上の間隔を設ける必要があります。
用法・用量を守らずに服用した場合、薬剤の効果が過剰に発揮されたり、副作用のリスクを増加させたりする恐れがあります。
錠剤タイプのバルデナフィル錠は医療機関で処方が受けられるため、安心して服用できる点がメリットの1つです。
OD錠
世界で2番目のED治療薬であるレビトラを開発したドイツのバイエル・ファーマシューティカルズによって、バルデナフィル錠のOD錠(口腔内崩壊錠)であるスタキシンが開発されています。
スタキシンは錠剤タイプのバルデナフィルとは異なり水なしで服用でき、吸収率が高いといった特徴があります。
まとめ

今回はバルデナフィルの効果を最大限に得るためのポイントについてご紹介しました。
ジェネリック医薬品のバルデナフィル錠には先発医薬品のレビトラと同じ有効成分が含まれており、効果にも大きな違いはありません。
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