テンビルEMの服用方法は?効果を最大限に得るためのポイント!
テンビルEMの服用方法について詳細に解説します。効果を最大限に得るためのポイントも紹介しているので参考にしてください。
お薬通販部スタッフ[監修]

テンビルEMはインドのムンバイ市にある製薬会社「シプラ社」が製造・販売している、AIDSの治療薬です。
テンビルEMの有効成分にはAIDSの原因となるウイルスの増殖を抑制し、症状の進行を食い止める働きが期待できます。
本記事ではテンビルEMの服用方法や効果を最大限に得るためのポイント、服用する際の注意点について解説します。
目次
テンビルEMの服用方法

テンビルEMは目的に応じて以下の方法で服用してください。
はじめに、テンビルEMの3つの服用方法について解説します。
HIV感染症の治療には1日1回1錠を服用する
HIV感染症の治療目的でテンビルEMを用いる場合には1日に1回、1錠を服用するのが基本です。
テンビルEMは食事の影響を受けないため基本的に自分の好きなタイミングで服用して構いません。
ただし、高脂肪食や軽食の後にテンビルEMを服用すると、有効成分テノホビルジソプロキシルフマル酸塩の血中濃度が高くなるため、できれば満腹状態での服用は避けた方が無難です。
デイリーPrEPでは毎日1錠を服用する
PrEP(Pre-Exposure Prophylaxis:曝露前予防)はHIVへの感染を避けるために、事前に抗レトロウイルス薬を服用する方法です。
適切に実施すればHIVへの感染を99%予防できるとされており、何らかの事情で避妊具を使用できない方に有効な選択肢の1つです。
デイリーPrEPではテンビルEMを1日に1回、1錠を服用してください。
オンデマンドPrEPでは性交渉前に2錠を服用する
オンデマンドPrEPは、男性同士の性交渉にともなうHIVへの感染を予防するための服用方法です。女性やトランスジェンダーの方は対象外のため気を付けてください。
オンデマンドPrEPでは性交渉前にテンビルEMを2錠服用し、24時間後および48時間後にさらに1錠ずつを服用します。
テンビルEMを服用する際の注意点

テンビルEMを服用する際には、以下の5点に注意する必要があります。
HIV感染後は複数の治療薬を併用する
テンビルEMは核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)に分類される医薬品ですが、AIDSの治療には複数の医薬品を併用するのが基本です。
AIDS治療薬の代表的な組み合わせ例としては、核酸系逆転写酵素阻害薬2剤+インテグラーゼ阻害薬1剤、核酸系逆転写酵素阻害薬2剤+非核酸系逆転写酵素阻害薬などが挙げられます。
飲み忘れに注意する
テンビルEMをAIDSの治療目的で用いる場合は1日に1錠を服用しますが、自分の好きなタイミングで服用できるため、飲み忘れには気を付けてください。
体調管理にも気を付ける
AIDSは免疫不全によりさまざまな健康被害を引き起こす病気のため、薬任せにするのではなく、普段から体調管理に気を付ける必要があります。
性交渉の際には避妊具を着用する
テンビルEMをHIVへの感染予防目的で服用する場合であっても、避妊具を着用すると感染率をさらに下げる効果が期待できます。
自分の判断で服用を中断しない
現在のところ体内に侵入したHIVウイルスを完全に死滅させることはできないため、AIDSの進行を抑制するためにも、テンビルEMの服用を自分の判断で中断しないでください。
まとめ

テンビルEMはAIDSの治療薬ですが、HIVへの感染を予防する目的で使用されるケースもあります。
AIDS治療目的で服用する際には複数の治療薬を組み合わせ、継続的に服用を続けることが重要です。
今回の記事を参考にテンビルEMを正しく服用し、AIDS治療やHIVへの感染予防にお役立てください。
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