タダポックスの有効成分の臨床試験結果について解説

タダポックスは、EDと早漏に効果がある医薬品です。有効成分であるタダラフィルとダポキセチンの有効性について、臨床試験結果にもとづいて解説します。

お薬通販部スタッフ[監修]

タダポックスの有効成分の臨床試験結果について解説

タダポックスはインドの製薬会社サンライズレメディーズ社によって製造されている医薬品です。

有効成分は2種類で、タダラフィルによる勃起不全(ED)に対する効果とダポキセチンによる早漏(PE)に対する効果が期待できます。

本記事では、タダポックスの有効成分の薬物相互作用や安全性について、添付文書や海外の文献をもとに解説します。

タダポックスの有効成分の臨床試験結果

タダポックスの有効成分2種類は、以下の医薬品として複数の国々で広く使用されています。

有効成分薬の名前適応症状承認国
タダラフィルシアリス勃起障害
勃起不全治療薬
日本、アメリカ、
カナダ等
ダポキセチンプリリジー早漏治療薬EU、アメリカ、韓国等

また、2つの有効成分は臨床試験によって以下のことが立証されています。

  • リトナビルと併用するとタダラフィルの血中濃度が上昇する
  • 経口ケトコナゾールと併用するとタダラフィルの血中濃度が上昇する
  • 有効成分のダポキセチンは他の選択的セロトニン再取り込み阻害薬と比べて早漏に特化している






タダポックスの有効成分タダラフィルの勃起不全への臨床試験結果

タダポックスの有効成分であるタダラフィルは、臨床試験によって勃起不全への治療効果が認められています。

また、内服する量によって効果を発揮する確率も高くなり、副作用の確率は27%程度です。

治療効果は確かにありますが、併用することで副作用のリスクが上昇する医薬品がいくつか判明しています。

タダラフィルの有効性及び安全性に関する試験

タダラフィルは臨床試験によって、有効性は服用する量に応じて高くなり、安全性については副作用の発症確率が27.2%という結果になりました。

タダラフィルは国内の臨床試験において、タダラフィルを5〜20mg服用したときの、勃起不全に対する治療効果の変化がどれほどなのかを測る試験が行われました。

効果量の指標は「パートナーの膣への挿入ができたのか」、「勃起は十分に持続し、性交に成功したのか」の2つで、「はい」の回答が多いほど効果量が高いという判断となっています。

タダラフィル5mgタダラフィル10mgタダラフィル20mg
パートナーの膣への挿入ができましたか?28.50%
84例中
35.97%
86例中
36.52%
86例中
勃起は十分に持続し、性交に成功しましたか?34.31%
84例中
47.26%
86例中
50.80%
86例中

臨床試験の結果によって、服用するタダラフィルの量によって治療効果が上昇することが結論付けられました。

また、安全性評価対象症例257例中70例(27.2%)に副作用が認められ、主な副作用は頭痛29例(11.3%)、潮紅13例(5.1%)、ほてり9例(3.5%)、消化不良6例(2.3%)等でした。

リトナビルとの薬物相互作用試験

リトナビルはCYP3A4を阻害します。

以下の臨床試験結果のように、併用するとタダラフィルの血中濃度が上昇する恐れがあります。

血中濃度が上昇するとタダポックスの効果時間が長くなり、副作用のリスクが上がってしまいます

リトナビルとタダポックスの併用の可能性がある場合は、必ず医師との相談が必要です。

試験対象試験内容試験結果
外国人の健康成人男性8人リトナビル200mgとタダラフィル20mgの併用タダラフィルのAUCが124%増加した
外国人の健康成人男性16人リトナビル500mgまたは
600mgとタダラフィル20mgを併用
タダラフィルの最高血中濃度は約30%低下、
AUCは平均で32%増加

※AUC:血中濃度の時間的変化を示す指標


経口ケトコナゾールとの薬物相互作用試験

ケトコナゾールも強いCYP3A4阻害作用を持つため、併用によりタダラフィルの血中濃度が増加するとされています。

血中濃度が高くなるとタダポックスの持続時間が長くなり、持続勃起や重大な副作用の可能性が高くなるため、医師との相談の上で服用しましょう。

対象試験内容結果
外国人健康成人男性12人ケトコナゾール400mg(1日1回反復経口投与)とタダラフィル20mgを併用タダラフィルのAUCが312%増加
最高血中濃度は22%増加
クリアランスは約76%低下
外国人健康成人男性18 例ケトコナゾール200mg(1日1回反復経口投与)とタダラフィル10mgを併用タダラフィルのAUCは107%
最高血中濃度は15%上昇





タダポックスはインドのサンライズレメディーズが開発した治療薬で、タダラフィルとダポキセチンという成分が配合されているため、勃起不全(ED)の改善と早漏の防止という男性特有の2つの問題を1つの錠剤で対処できます。また、ジェネリックのためコストパフォーマンスが良い魅力的な医薬品です。


1箱:1,926円~


タダポックスの有効成分ダポキセチンの早漏への臨床試験結果

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早漏治療薬であるダポキセチンは、25カ国以上6000人以上の患者に対して実施されたランダム化比較試験において、有効性と安全性が示されています。

32カ国で4232人の患者を含んで実施された第3相臨床試験では、ダポキセチン30mg/60mgともにプラセボと比較して次の症状を改善したことが確認されました。

  • 膣内射精潜時時間(IELT)
  • 射精関連苦痛
  • 対人苦痛
  • 性的満足度



他の選択的セロトニン再取り込み阻害薬との比較

ダポキセチンは、初めて早漏治療のために開発されたSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)です。

ダポキセチンの早漏に対する治療効果を検証した試験では、ダポキセチンは吸収が素早く半減期は短い上に、素早く除去される特性があり、早漏の要望に応じた治療に適していると立証されました。

また、膣内射精潜在時間の延長に効果的な点や、有害な現象が特に発生せずに早漏の改善に貢献したことから、ダポキセチンは他のセロトニン再取り込み阻害薬と比べて安全性の高い選択肢として考えられました。



タダポックスの安全性は?

タダポックスの有効成分であるタダラフィルは、国内で実施された臨床試験において、長期の安全性及び良好な忍容性(副作用にどれだけ耐え得るかの程度)が確認されています。

またダポキセチンは、他のセロトニン再取り込み阻害剤と比べて、早漏において安全性が高い選択肢として考えられるという結果になりました。

どちらの有効成分も臨床試験の結果有効的だと証明されているため、安全性は十分あると言えます。



まとめ

まとめの見出し画像

タダポックスは、EDと早漏の症状を同時に改善できる医薬品です。

有効成分のタダラフィルとダポキセチンは、それぞれ臨床試験で有効性と安全性が実証されており、安心して使用できる薬といえます。

一度で2つの症状に効能を持っていますが、その分注意点や併用を気にする必要のある医薬品が多いのも特徴です。

用法用量を守り、適切にタダポックスを服用しましょう。


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