タダシップの副作用は?症状の発現頻度や症状を抑えるポイントも
この記事では、タダシップを服用することで起こりうる副作用について解説します。タダシップは、勃起不全に有効性のある治療薬です。一定の効果が得られる一方、人によっては発疹や頭痛などの副作用を発現するリスクもあります。

この記事では、タダシップを服用することで起こりうる副作用について解説します。
タダシップは、有効成分であるタダラフィルを含む勃起不全の治療薬です。
安全に服用するためには、副作用の種類や頻度を知っておく必要があります。
この記事では、タダラフィルを服用することで起こりうる重大な副作用から、まれな症状までデータにもとづいて解説します。
あわせて、タダシップの副作用を抑えるためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
タダシップの服用による重大な副作用

ここでは、タダシップの服用による重大な副作用として以下を解説します。
発疹
頻度不明で、発疹の副作用がタダシップで報告されています。
赤みや小さなぶつぶつ、かゆみなどの症状が胸や腕、背中に広がった場合は注意が必要です。
発疹と同時に発熱やだるさ、口内の痛み、目の充血などの全身の異常を伴う場合、薬疹が重症化している可能性があります。
これらの症状が出たときは、タダシップの服用を中止して医師に相談してください。
写真で経過を記録しておくと、症状の広がりや重さを医師が把握しやすくなります。
蕁麻疹
頻度不明で、過敏症の症状として蕁麻疹が起こることが報告されています。
蕁麻疹は、地図状に盛り上がる発疹が急に出るもので、数時間で移動や消失を繰り返す特徴があります。
皮膚だけの症状で済む場合もありますが、息苦しさや咳、声のかすれ、腹痛、吐き気を伴うときはアレルギー反応が全身に及んでいる可能性があるので注意が必要です。
唇や舌が腫れるなどのサインがある場合は、気道が狭くなる恐れがあるため、至急受診してください。
顔面浮腫(顔のむくみ)
顔面浮腫は、まぶたや唇などが急に腫れる症状です。
タダシップの服用による発現頻度は不明で、こちらも過敏症の症状としてあらわれることがあります。
特に、短時間で腫れが広がる場合は注意が必要です。
同時に蕁麻疹やのどの違和感、声のかすれ、息苦しさを伴うときは、呼吸に支障をきたす可能性もあるため、すみやかに医療機関を受診してください。
軽いむくみの段階でも、自己判断で完結せず医師に相談することを推奨します。
紅皮症(こうひしょう)
紅皮症は、体の大部分が強い赤みで覆われ、皮膚が熱を持ち、乾燥してうろこ状に剥ける重い皮膚障害です。
過敏症の症状の一つであり、タダシップの服用による発症頻度はわかっていません。
寒気や発熱を伴い、脱水や体温調節不良を招くことがあります。
疑わしい症状が出た時点でタダシップの服用を中止し、早急に皮膚科や救急を受診してください。
スティーブンス・ジョンソン症候群
スティーブンス・ジョンソン症候群は皮膚粘膜眼症候群とも呼ばれるもので、タダシップの服用による発現頻度は不明です。
厚生労働省の調査によると、人口100万人あたり年間で約2.5人が発症するといわれています。
口唇、口腔、眼、鼻、外陰部などにただれが生じる病気です。
皮膚症状だけでなく、発熱や全身倦怠感などの全身症状も見られます。
進行が非常に早く、急激に症状が拡大するため、早急な治療が必要です。
適切な治療を受けると多くのケースで回復しますが、敗血症や多臓器不全を起こし死亡する可能性もあります。
タダシップの服用によるまれな副作用

タダシップを服用した際に起こる副作用の中には、命に関わるような重大なものではないものの、日常生活に支障を与えるまれな症状があります。
具体的には、以下が挙げられます。
消化不良
消化不良はタダシップを服用した人のうち、1%以上の人で報告されている副作用です。
胃もたれや胃の不快感、膨満感などの症状が見られます。
これは、タダラフィルの作用が胃腸の働きに影響を及ぼすためだと考えられています。
症状が軽い場合は自然に改善することもありますが、続く場合は食生活の工夫も大切です。
高脂質の食事を控えたり、暴飲暴食を避けたりすることで和らぐ可能性があります。
ただし、強い腹痛や吐き気を伴う場合は、別の消化器疾患との区別が必要なため、医師に相談してください。
ほてり
タダシップの服用により、顔や首、胸のあたりが急に熱くなる「ほてり」が見られることがあります。
有効成分のタダラフィルの働きによって血管が拡張して血流が増えることが原因で、発現頻度は0.2〜1%未満と高くはありません。
多くは一時的で、数時間以内に落ち着くことがほとんどですが、人によっては不快感が強く、日常生活に支障を与える場合もあります。
頭痛
タダシップの副作用として比較的多く報告されるのが頭痛で、発現頻度は1%以上となっています。
頭痛が起こるのは、タダラフィルの血管拡張作用によって神経が刺激されることが原因です。
軽度であれば市販の鎮痛薬で対処できる場合もありますが、痛みが強かったり吐き気や視覚異常を伴ったりする場合は、市販薬での対処が難しいこともあります。
動悸
動悸は、タダシップを服用した人のうち0.2~1%未満の人で報告されています。
心臓が強く打つ感覚や脈の速さを感じる場合は、動悸が起こっている可能性があるでしょう。
動悸の副作用も一時的で自然に治まることがほとんどです。
しかし、胸痛や息切れ、めまいを伴う場合は心血管系の異常が隠れている可能性があり、特に高血圧や心臓病の既往がある人は注意が必要です。
その他
タダシップでは、上記以外にも次のような副作用が報告されています。
1%以上 | 0.2~1%未満 | 0.2%未満 | 頻度不明 | |
主な副作用 | 潮紅、背部痛、筋痛、四肢痛、鼻閉 | 眼の充血、悪心、下痢、胃炎、肝機能異常、関節痛、めまい、睡眠障害、鼻炎、疲労、倦怠感など | 心拍数増加、胸痛、頻脈、高血圧、低血圧、耳鳴り、視野欠損、便秘、傾眠、片頭痛、意図しない勃起、呼吸困難、口渇など | 心筋梗塞、失神、起立性低血圧、色覚変化、回転性眩暈、食道炎、脳卒中、持続勃起症、勃起の延長、鼻出血、咽頭炎、そう痒症など |
なお、心筋梗塞や脳卒中の副作用に関しては、タダラフィルを服用する前から心血管系障害などの危険因子を持っていたことが報告されています。
そのため、必ずしもタダラフィルの影響で起こった副作用だと断定することはできません。
タダシップの副作用に関する臨床試験結果

タダシップの副作用の発現については、国内外の臨床試験で検証されています。
副作用は個人の体質や既往歴によって出方が異なるため、客観的なデータを確認することが大切です。
ここでは、国内と海外で行われた臨床試験をもとに、副作用の発現傾向を見ていきましょう。
国内の臨床試験結果
国内第Ⅱ相試験では、257例中70例(27.2%)で副作用が見られました。
主な副作用と頻度は以下の通りです。
これらの副作用を見ると、特に頭痛が起こる頻度が高いことがわかります。
頭痛が心配な人は、あらかじめ市販の鎮痛薬を用意しておくと安心でしょう。
海外の臨床試験結果
イタリアでEDの男性を対象にタダラフィルを10~20mg投与したところ、以下のような副作用が見られました。
海外のデータでも、最も多いのは頭痛でした。頭痛は、拡張した血管が神経を刺激することが原因です。症状が気になる場合は、鎮痛薬を服用しましょう。
タダシップの副作用を抑えるポイント

タダシップを安全に服用するためには、副作用が起きにくいように事前に対策をしておくことが重要です。
ここでは、具体的に注意したい以下5つのポイントを解説します。
正しい用法用量を守る
タダシップの副作用を防ぐための基本となるのが、医師の指示に従って用法用量を守ることです。
推奨用量以上を服用しても効果が高まるわけではなく、むしろ頭痛や消化不良、動悸などの副作用リスクが高まります。
タダシップは、1日1回、1回10mgを服用する方法が一般的です。
効果が不十分な場合は1回20mgまで増量できますが、自分の判断で量を増減するのは避け、必ず医師に相談してください。
高脂質の食事をなるべく避ける
タダシップを服用する際に高脂質の食事を摂ると、お薬の吸収が遅れたり効き目が不安定になったりすることがあります。
その結果、副作用が出やすくなる可能性もあるので注意しましょう。
揚げ物や脂肪分の多い肉料理、バターやチーズを多く含む食品は要注意です。
タダシップの服用前後は、消化に負担のかからない食事を選んでください。
グレープフルーツとの併用を避ける
タダシップの有効成分であるタダラフィルは、肝臓の酵素によって分解されます。
グレープフルーツやそれが含まれる飲料には、この酵素の働きを阻害するフラノクマリン類が含まれていることが特徴です。
そのため、タダシップをグレープフルーツと併用すると、血中濃度が過度に上がり、副作用が強く出る恐れがあります。
過度なアルコール摂取を控える
アルコールには血管を拡張させる作用があります。
そのため、タダシップと同時に摂取すると血管拡張作用が重複し、副作用が強く出やすくなる可能性があるので注意が必要です。
顔のほてりや頭痛、めまい、低血圧などが出やすくなる恐れがあります。
さらに、飲酒そのものが勃起機能を低下させることもわかっているため、性行為前の飲酒はおすすめできません。
症状がひどい場合は医師に相談する
タダシップの服用中に副作用が強くあらわれたり、長引いたりする場合は自己判断せずに、すみやかに医師へ相談してください。
特に胸の痛みや呼吸のしづらさ、皮膚の広範囲な発疹など重篤な症状が出た場合は、すぐに服用を中止して医療機関を受診してください。
まとめ

タダシップの副作用は、頭痛や消化不良、ほてりといった軽度なものから、発疹や顔面のむくみ、スティーブンス・ジョンソン症候群など重大なものまで幅広く報告されています。
副作用の出やすさには、体質や既往歴、服用方法などが関係します。
副作用リスクを最小限に抑えるためにも、用法用量を守り、飲酒やグレープフルーツジュースの併用を避けることを心がけましょう。
副作用が気になる場合はタダシップの服用を中止し、早めに医師へ相談してください。