ロゲインに危険な飲み合わせはある?併用禁忌に注意すべき人を紹介
AGAの治療薬として知られるロゲインには、基本的に併用禁忌はありません。しかし、何らかの病気をお持ちの方や医薬品を服用中の方は注意が必要です。
お薬通販部スタッフ【監修】
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ロゲインは有効成分としてミノキシジルを配合した医薬品で、主に男性に見られるAGA(男性型脱毛症)を治療する目的で使用されています。
ミノキシジルには血管を拡張して血液の循環を促進する作用があり、毛母細胞の分裂を活発化させて発毛を促進する点が特徴です。
外用タイプのミノキシジルは副作用のリスクが低い点もメリットの1つですが、場合によっては思わぬ健康被害を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
今回はロゲインを使用する際の注意点について解説します。
目次
ロゲインの併用禁忌について
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併用禁忌とは何らかの医薬品との併用により作用の増減を招いたり、副作用のリスクを増加させる医薬品を意味します。
ロゲインは頭皮に塗布して使用するタイプの医薬品で副作用のリスクが比較的低いため、基本的に併用禁忌薬はありません。
ただし、以下に該当する方はロゲインの使用を避ける必要があります。
ここでは、ロゲインの使用を避ける必要がある人について解説します。
ロゲインの成分によりアレルギー反応を起こした経験がある人
過去にロゲインに含まれている成分が原因でアレルギー反応を起こした経験がある人は、ロゲインを使用しないでください。
平成21年2月23日から平成25年2月22日にかけて行われた調査により、ミノキシジル外用薬を使用した0.51%〜1.04%の方が接触性皮膚炎を発症したとの事例が報告されています。
ロゲインにも有効成分としてミノキシジルが配合されているため、同様の副作用のリスクがあると考えられます。
女性や未成年の人
現在のところ女性や未成年に関してはミノキシジルの安全性、および有益性が確認されていません。
しかし、国内で行われたランダム化比較試験では、1%のミノキシジルに関して女性の薄毛を改善する効果が確認されています。
ロゲインを使用する際には、女性専用の商品を選ぶようにしてください。
心疾患をお持ちの人
ロゲインの有効成分であるミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として用いられていました。
ミノキシジルには血管を拡張する作用があり、心臓にかかる負担を軽減できると考えられているためです。
しかし、後になってミノキシジルの血管拡張作用は動脈にしかおよばないと判明し、かえって心臓への負担を増す恐れがあると分かってきました。
頭皮に塗布するタイプのロゲインは内服薬ほどのリスクがありませんが、ミノキシジルの使用により動悸を起こす事例も報告されているため、心疾患をお持ちの人は使用を避けてください。
肝機能・腎機能障害をお持ちの人
ロゲインは頭皮に塗布するタイプのAGA治療薬ですが、局所から吸収した成分は肝臓で代謝され、腎臓(尿)から排出されます。
そのため、肝機能障害や腎機能障害をお持ちの人は、自分の判断でロゲインを使用しないでください。
AGA以外の脱毛症による薄毛の人
ロゲインの有効成分であるミノキシジルは、AGA(男性型脱毛症)の改善に有効とされますが、その他の脱毛症に関しては効果が期待できません。
例えば甲状腺機能の異常によって抜け毛が起こっている方は、原疾患の治療に取り組むことが大切です。
頭皮に傷や湿疹がある人
頭皮に傷や湿疹がある人がロゲインを使用すると、炎症状態を悪化させる恐れがあります。
ロゲインの使用に際して注意が必要な人
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アルコールはミノキシジルの併用禁忌ではありませんが、多量の飲酒をする人はロゲインの使用に注意する必要があります。
ロゲインの有効成分のミノキシジルとアルコールには、いずれも血管を拡張して血液の流れを促進する作用があります。
そのため、両者を併用すると一時的に血圧が低下しすぎる恐れがあります。
まとめ
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ロゲインは頭皮に塗布して使用するタイプの医薬品のため、用法・用量を守って正しく使用すればそれほど危険な医薬品ではありません。
しかし、ロゲインの有効成分であるミノキシジルには血管を拡張する作用があるため、心疾患をお持ちの方は自分の判断で使用しないでください。
ロゲインは国内未承認薬の医薬品であるため、自分の判断で使用して重篤な副作用が起こっても、医薬品副作用救済制度が適用されません。
今回の記事を参考にロゲインを正しく使用し、薄毛の改善にお役立てください。
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