臨床試験の結果から読み解くロゲインの効果
ロゲインはミノキシジルを配合した薄毛治療薬です。 この記事はより深くロゲインを知りたい方に向けて、臨床試験結果に基づいて解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

ロゲインはアメリカやヨーロッパを中心に販売されている、ミノキシジルを有効成分として配合した薄毛治療薬です。
本記事ではロゲインの有効成分であるミノキシジルの効果について、日本皮膚科学会のガイドラインを基に分かりやすく解説します。
目次
ロゲインの有用性について

日本皮膚科学会が策定する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、ミノキシジル外用薬を行うよう強く勧めるAランクの治療法に位置付けています。
厚生労働省が認める発毛成分はフィナステリドとデュタステリド、そしてミノキシジルの3つです。
フィナステリドとデュタステリドに関しては男性しか利用できませんが、ミノキシジルに関しては女性の薄毛に対しても有効です。
ミノキシジルを用いた臨床試験結果

ロゲインの有効成分であるミノキシジルを用いた臨床試験結果をいくつか紹介します。
2%のミノキシジル外用薬を用いたランダム化比較試験
924名の男性を対象に2%のミノキシジル外用薬を24週にわたり用いた際のシステマティックレビューにおいて、脱毛部の総毛髪数がベースラインと比較して平均でおよそ20本有意に増加しました。
2%および5%のミノキシジル外用薬を用いたランダム化比較試験
393名の男性を対象に2%および5%のミノキシジル外用薬を48週にわたり用いたランダム化比較試験において、1㎠内の非軟毛数が以下のように変化しました。
プラセボ群 | ベースラインから平均で3.9本増加 |
ミノキシジル外用薬2%群 | ベースラインから平均で12.7本増加 |
ミノキシジル外用薬5%群 | ベースラインから平均で18.6本増加 |
プラセボ群に関しては誤差の範囲内とも言えますが、ミノキシジル外用薬では有意な発毛促進効果が見られます。
1%および5%のミノキシジル外用薬を用いたランダム化比較試験
国内で行われたランダム化比較試験において、AGA患者の1㎠内の非軟毛数が以下のように変化しました。
ミノキシジル外用薬1%群 | ベースラインから平均で21.2本増加 |
ミノキシジル外用薬5%群 | ベースラインから平均で26.4本増加 |
1%のミノキシジル外用薬を用いた群に比べ、5%のミノキシジル外用薬を用いた群では有意な発毛促進効果が見られました。
女性型脱毛症にミノキシジル外用薬を用いた試験
1,242名の薄毛女性を対象に行われた試験において、プラセボ群に比べてミノキシジル外用薬を用いた群では、脱毛部1㎠内の非軟毛数が平均で13.18本有意に増加しました。
女性型脱毛症に1%のミノキシジル外用薬を用いたランダム化比較試験
国内の280名の女性型脱毛症患者を対象とした24週にわたるランダム化比較試験において、脱毛部1㎠内の非軟毛数が以下のように変化しました。
プラセボ群 | ベースラインから平均で2.03本増加 |
ミノキシジル外用薬1%群 | ベースラインから平均で8.15本増加 |
1%のミノキシジル外用薬を用いた群では、プラセボ群に比べて有意に発毛促進効果が見られます。
臨床試験の結果から読み解くロゲインの効果

ロゲインの有効成分であるミノキシジルを用いた臨床試験結果から以下のことが分かりました。
ミノキシジル外用薬を用いた臨床試験では、プラセボ群にも発毛が見られましたが、多くは誤差の範囲内と考えられます。
ミノキシジル外用薬を用いた群では明らかに軟毛数の増加が見られており、継続して使用すると男性型脱毛症や女性型脱毛症の改善効果が期待できます。
ただし、ロゲインは国内では未承認の医薬品のため、購入する際には個人輸入代行サイトを利用するのがおすすめです。
まとめ

ロゲインはマクニール・ラボラトリーズが製造・販売している医薬品で、頭皮に塗布して使用するタイプのAGA治療薬です。
ロゲインの有効成分であるミノキシジルには、頭皮への血行を促進して毛母細胞の分裂を活発化させ、積極的に発毛を促す作用が期待できます。
男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインに記載されている臨床試験の結果を見ても、ロゲインの服用で薄毛症状の改善につながることは明らかです。
また、ミノキシジルの効果は男性の薄毛だけでなく、女性の脱毛症に対しても効果が期待できます。
ただし、ロゲインは国内未承認の治療薬のため、購入する際には信用できる個人輸入代行サイトを利用し、用法・用量を守って正しく服用してください。
おすすめ商品
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ