【副作用】知れば怖くない!レルパックスの服用で現われる症状とその対処法
レルパックスは片頭痛の症状改善に利用されているお薬ですが、一定の確率で副作用が発生する場合もあります。 この記事ではレルパックスの服用によって現れる副作用の症状とその対処法についてご説明します。
お薬通販部スタッフ[監修]

レルパックスは片頭痛の症状改善が期待でき、作用するまでの時間が短く体内に長く留まることから広く利用されているお薬です。
ただし、レルパックスを服用すると一定の確率で副作用が現れる場合もあります。
この記事では、レルパックスの服用により生じる可能性のある副作用の症状と対処法を解説します。
レルパックスの作用

レルパックスは片頭痛の症状改善に有効性があります。
レルパックスは脳内の血管の収縮や、三叉神経から放出される痛みの原因物質の抑制によって片頭痛の症状を改善します。
レルパックスの副作用

レルパックスを服用すると一定の確率で副作用をきたすことがあります。
副作用は、口の渇きのような軽いものから生死にかかわる重大なものまでさまざまです。
レルパックスの服用で現れる副作用にはどのような症状があるのか、重大な副作用と頻発しやすい副作用に分けてご説明します。
重大な副作用
レルパックスの服用では、次に挙げるような重大な副作用が現れることがあります。
副作用の発症時に見られる症状 | |
アナフィラキシーショック アナフィラキシー | 皮膚のじんましん、息切れなど |
虚血性心疾患のような症状 | 締め付けられるような胸の痛み、胸部の圧迫感など |
てんかんのような発作 | 手足のしびれや耳鳴り、吐き気、意識の消失など |
ウォルフ・パーキンソン・ホワイト(WPW)症候群における 重篤な発作性頻脈 | 突然生じたり止まったりする動悸、胸部の違和感・不快感など |
薬剤の使用過多による頭痛 | 頭痛の悪化 複視や視力障害(慢性的に薬剤を使用した場合)など |
重大な副作用を発症する確率は低いですが、仮に表1にあるような症状が現れた場合は可能な限り早めに医療機関を受診してください。
その他の副作用
国内の臨床試験の結果によると、レルパックスの服用で生じる副作用は、20mgで16.3%,40mgで32.5%と言われています。
主な症状は倦怠感やめまい、傾眠(刺激により目を覚ますものの、刺激がないと眠ってしまう状態)、無力感などが報告されています。
レルパックスを服用すると主に次のような副作用が現れます。
副作用の種類 | 1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 |
神経系 | 浮動性めまい* 傾眠、眠気 頭痛など | 感覚減退 回転性めまい** 筋緊張亢進 | |
心・血管系 | 熱感 | 皮膚の赤み (血管拡張による) | 動悸、頻脈 血圧上昇 |
消化器系 | 吐き気 口の渇き | 消化不良 腹痛 | 嘔吐 |
皮膚 | 発疹、かゆみ じんましん | ||
その他 | 疲労感 喉のつまる感覚 息苦しさ | 多汗、胸の苦しさ 悪寒、咽喉頭の痛みなど | 倦怠感、筋肉痛など |
**回転性めまい:世界が回って見える感覚のめまい
副作用が現われたときの対処法

レルパックスを服用して副作用が現れた場合は、十分な観察を行い、必要に応じて服用の中止を検討することが重要です。
また副作用により息苦しさやじんましん、胸の痛みなどが見られたり、症状が改善しなかったりする場合は、アナフィラキシーや虚血性心疾患を引き起こしている可能性があります。
可能な限り早めに医療機関を受診し、医師の診察を受けましょう。
まとめ

レルパックスは、入眠障害の改善が期待できるお薬ですが服用により副作用が現れる場合があります。
服用の際は、普段と異なる違和感や体調不良がないか十分な観察を行い、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
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