オルリスタットは世界100ヶ国以上で幅広く使用されている人気の肥満治療薬です。

オルリスタットには消化酵素の一種であるリパーゼの働きを阻害し、脂肪の吸収を妨げる効果が期待できます。

オルリスタットとは

オルリスタットはスイスのロシュ社が開発した肥満治療薬で、体内に存在する酵素の一種「リパーゼ」の働きを阻害する点が特徴です。

リパーゼの働きが阻害されると、食事から摂取した脂質が分解されにくくなるため、身体に脂肪が蓄えられるのを妨げる効果が期待できます。

日本ではオルリスタットが医療用医薬品としては認可されていませんが、安全性の高さと効果から多くの美容クリニックで用いられています。

オルリスタットの服用前に知っておくべき3つのこと

オルリスタットを服用する方は、あらかじめ以下の3点について知っておく必要があります。

食事の後すぐに服用する

オルリスタットは食事を終えたら1時間以内に服用するのが原則です。

食事を終えてから時間がたつと、すでに食べたものの消化が行われている可能性があります。

脂肪の吸収を妨げるためにも、食事を終えたら速やかにオルリスタットを服用してください。

糖質由来の肥満には効果が期待できない

オルリスタットの有効成分であるオルリスタットには、消化酵素の一種であるリパーゼの働きを阻害し、脂質の吸収を妨げる働きがあります。

しかし、脂質以外が原因で起こる肥満については、オルリスタットの効果が期待できません。

例えば糖質を過剰に摂取する食習慣の方は、オルリスタットによる肥満の予防・改善は期待できません。

脂肪を代謝・燃焼しない

オルリスタットには脂肪の吸収を妨げる作用がありますが、脂肪を代謝・燃焼する効果は期待できません。

そのため、オルリスタットを服用する方は、ウォーキングなど軽い有酸素運動を並行するのがおすすめです。

オルリガルはゼニカルのジェネリック医薬品です。食事の脂肪分を約30%排出します。 1箱：4,700円～

オルリスタットの効果を最大限に得る服用方法

オルリスタットの効果を最大限に得るためのポイントは以下の5つです。

水かぬるま湯で服用する

オルリスタットに限った話ではありませんが、医薬品はコップ一杯程度の水かぬるま湯で服用してください。

たとえば牛乳を飲むと胃腸に膜が張られるため、医薬品の有効成分が吸収されにくくなります。

また、グレープフルーツジュースを飲むと医薬品の有効成分の代謝が妨げられ、効果が出にくくなる可能性もあります。

ビタミンを補う

オルリスタットには脂質の吸収を妨げる作用がありますが、脂溶性ビタミン（A・D・E・K）の吸収も妨げます。

そのため、オルリスタットによって吸収を阻害されるビタミンを、サプリメントなどから摂取するのがおすすめです。

ただし、ビタミンのサプリメントを服用する方は、オルリスタットの服用から2時間以上の間隔を設けてください。

食事の栄養バランスを意識する

オルリスタットを服用すると、食事から摂取した脂質のおよそ30%が吸収されなくなります。

逆に言えば、およそ70%の脂質は体内に吸収される訳です。

そのため、1回の食事で大量の脂質を摂取するのは避けてください。

1日に摂取する脂質を3回の食事にバランスよく振り分けると、オルリスタットの効果を最大限に得られます。

用法用量を守る

オルリスタットに限らず、医薬品は用法用量を守って正しく服用してください。

推奨用量以上を服用しても効果は高くならないうえ、副作用のリスクが増加します。

個人輸入代行サイトから購入する

オルリスタットは日本で未承認の医薬品のため、服用する際には海外から取り寄せる必要があります。

しかし、オルリスタットを自身の個人輸入で取り寄せた場合、偽造薬剤や粗悪品をつかまされる可能性があります。

オルリスタットの利用を検討している方は、個人輸入代行サイトから購入するのがおすすめです。

まとめ

オルリスタットは世界100ヶ国以上で用いられている人気の肥満治療薬です。

オルリスタットには食事から摂取した脂質の吸着を妨げ、体重をコントロールする作用が期待できます。