オルリスタットの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!
医薬品にはすべて飲み合わせがあり、併用禁止薬を服用すると重篤な副作用を引き起こす可能性があります。オルリスタットの併用禁忌について解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

オルリスタットには体内に脂肪が蓄えられるのを抑える作用があり、アメリカやヨーロッパをはじめ世界100ヶ国以上で使用されています。
オルリスタットは比較的安全性が高い医薬品ですが、思わぬ健康被害を避けるためにも飲み合わせについて知っておくことは重要です。
本記事ではオルリスタットの併用禁忌、および誤って併用した際の対処法などについて解説します。
目次
併用禁忌とは?

併用禁忌は何らかの治療薬と一緒に服用することを禁じられている特定の医薬品、および有効成分です。
特定の医薬品と併用禁忌薬を同時に服用すると、効果の減弱や増強を招き、思わぬ健康被害を招く恐れがあります。
特に現在何らかの病気を治療中の方、および医薬品を服用中の方は、オルリスタットの併用禁忌について知っておくことが重要です。
オルリスタットの併用禁忌薬一覧

オルリスタットの併用禁忌薬は以下の2種類です。
シクロスポリン
シクロスポリンは環状ポリペプチド構成物質の一種で、免疫機能の過剰な働きを抑制する点が特徴です。
免疫機能の過剰な働きを抑制することで、以下の病気や症状の改善を図ります。
オルリスタットとシクロスポリンを併用すると免疫抑制機能が低下し、上記の病気および症状を増悪させる恐れがあります。
抗凝固薬
抗凝固薬は血液を固まりにくくしたり、血栓や塞栓ができるのを防いだりする目的で用いられる医薬品です。
ワルファリンなどの抗凝固薬とオルリスタットを併用した場合、止血パラメータの低下を引き起こし、血栓や塞栓ができるリスクが増加します。
誤って併用した際の対処法
オルリファストと併用禁忌薬を一緒に服用してしまった場合、両方の薬を持参して速やかに医療機関を受診してください。
オルリスタットの服用を避けるべき方

以下に該当する方は、自分の判断でオルリスタットを服用しないでください。
ここでは、オルリスタットの服用を避けるべき方の特徴について解説します。
妊娠中の女性
妊娠中の女性および妊娠の可能性がある女性は、絶対にオルリスタットを服用しないでください。
オルリスタットの作用により体重が減少すると、服用した本人だけでなく胎児にも悪影響をおよぼす可能性があります。
授乳中の女性
有効成分が乳汁中へ移行するかどうかは不明ですが、授乳中はオルリスタットの服用を控えてください。
小児
12歳未満の小児に関しては、オルリスタットの安全性および有効性が確認されていません。
子どもが肥満傾向にある方は、医師の診断を仰がずに親の判断でオルリスタットを服用させないでください。
65歳以上の方
オルリスタットの安全性・有効性確認の臨床試験において、65歳以上の被験者数が十分ではありませんでした。
そのため、65歳以上の方は自分の判断でオルリスタットを服用しないでください。
過敏症の既往歴をお持ちの方
オルリスタットが原因で発疹や掻痒、蕁麻疹などを発症した経験がある方は服用を避けてください。
胆嚢に問題がある方
胆汁がうっ滞するなど、胆嚢に問題がある方はオルリスタットを服用しないでください。
食物の吸収に問題がある方
慢性吸収不良など、食物の吸収に問題がある方はオルリスタットを服用しないでください。
まとめ

今回はオルリスタットの併用禁忌について解説しました。
オルリスタットは比較的安全性が高く、用法用量を守って正しく服用すればそれほど危険ではありません。
しかし、併用禁忌を知らずに服用した場合、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。
今回の記事を参考にオルリスタットを正しく服用し、ダイエットの成功にお役立てください。
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