お薬以外のED治療とは?自分で改善する方法も徹底解説

この記事では、お薬以外でEDを改善する方法を紹介します。「治療薬以外にEDを改善する方法はあるのか」「EDを自分で改善することは可能なのか」とお悩みの人はぜひ参考にしてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

お薬以外のED治療とは?自分で改善する方法も徹底解説

アメリカには約3,000万人ものED(勃起不全)患者がおり、決して珍しい病気ではありません。

バイアグラやシアリスといったED治療薬を服用することで、改善できる可能性があります。

しかし、「できればED治療薬以外の方法でEDを治療したい」「自分で治せるならED治療薬を使わずに治療したい」と考えている人は少なくありません。

この記事では、EDを自分で改善する方法も含めて治療薬に頼らない方法を紹介します。EDで悩んでいる人は、ぜひ最後までお読みください。



そもそもED(勃起不全)とは?

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EDとは、満足な性行為を行うのに十分な勃起状態が得られないこと、または勃起状態を持続できない状態のことです。

”勃起不全”や”勃起障害”とも呼ばれており、以下の症状が見られます。

  • 性的興奮を感じても陰茎が十分に勃起しない
  • 勃起しても硬さが不十分で性行為を満足に行えない
  • 勃起しても短時間で萎えてしまい、持続力がない

EDになったら、原因を取り除くことや適切な対処を行うことで改善できる可能性があります。


EDを引き起こす主な4つの原因

EDは、大きく4つの種類に分けられます。

種類原因
心因性(機能性)EDストレスやプレッシャー、トラウマなどが原因で起こる
器質性ED神経や血管に問題が生じることで起こる
混合性ED器質性EDと心因性EDが合わさって起こる
薬剤性ED薬の副作用によって起こる

心因性EDは、心理的な問題や精神的な問題が原因であり、身体には問題がないものを指します。

一方で、器質性EDは、神経や血管といった身体に問題が生じることで起こるEDのことを指します。



お薬以外の主なED治療法

お薬以外でEDを治療する方法は、主に以下の5つです。

  • 心理カウンセリング
  • 陰圧式勃起補助具(バキュームディバイス)
  • 陰茎海綿体注射
  • 男性ホルモン補充療法
  • 手術

上記の方法で治療を行えば、治療薬を服用しなくてもEDを改善できる可能性があります。

ただし、ED診療ガイドラインではバイアグラやシアリス、レビトラなどのED治療薬の服用が第一選択とされていることには注意しましょう。


心理カウンセリング

心理カウンセリングは、カウンセラーと話すことでEDの原因となっているプレッシャーやトラウマなどを取り除く治療法で、主に心因性EDに効果を発揮します。

心理的な要因がEDを引き起こしていると自覚がある人や、医師から診断を受けた人は一度心理カウンセリングを受けてみると良いでしょう。

心理カウンセリングは、ED治療を行っているクリニックや精神科、心療内科などで受けられます。予約が必要なケースが多いので、あらかじめ医療機関に確認を取っておくと安心です。


陰圧式勃起補助具(バキュームディバイス)

陰圧式勃起補助具とは、医療機器を使って陰茎に陰圧をかけ、勃起状態を擬似的に作る治療器具のことです。

陰圧をかけると血液が陰茎に集まり、勃起した状態が作られます。機器を使用するものの、自宅でも治療を行えるため、通院の手間がありません

約2ヶ月間にわたり使用を続けると、EDを根本的に改善できる可能性があります。ただし、臨床試験では中等度軽度の疼痛の訴えが12.1%ありました。

また、勃起させるためには約10分操作する必要があり、使用時間に30分の制限があるため、使われることは少ないといえます。

陰茎海綿体注射

勃起と大きく関わりのある組織の陰茎海綿体に注射を行う治療が、陰茎海綿体注射です。

陰茎海綿体はスポンジ状になっており、性的刺激によって血管が拡張し、血液が流れ込むことで勃起します。

血管を拡張する働きがある成分(プロスタグランジンE1)を陰茎海綿体に注射し、EDの症状を改善します。血管系の機能が損なわれていなければ、通常10分以内に勃起し、30分以上持続します。

ただし、保険治療としては認められていないため、自身の責任のもと自費で治療を受けなければなりません。


男性ホルモン補充療法

勃起にも関わっている男性ホルモンは、加齢によって分泌量が減少することがわかっています。

減少した男性ホルモンを補う治療法が、男性ホルモン補充療法です。

男性ホルモンの一種であるテストステロンを補充すると、勃起機能と性欲が有意に改善することが明らかになっています。

ED診療ガイドラインでも、テストステロンの低下を伴うED患者には男性ホルモン補充療法を実施するよう強く推奨されている治療法です。

ただし、副作用の発現頻度が高く、陰茎痛や不自然さが理由で脱落する人も多い方法でもあります。



手術

手術によってEDを改善できる場合もあります。

その1つは”陰茎プロステーシス手術”と呼ばれており、他のED治療薬の服用が禁忌の人、もしくは無効のときに行われます。

シリコン製のプロステーシス(インプラント)を陰茎海綿体の中に移植する方法で、器質性EDに対して有効です。手術は麻酔をかけた状態で行われるため、術中に痛みを感じることはありません。

感染症やびらん、移植した器具の故障などリスクもありますが、安全性が比較的高く低侵襲な治療法として知られています。

ただし、日本では、他の治療法の効果がなかったり行えなかったりする人の最後の手段として行われる方法であるため、積極的に行うものではありません。

その他、陰茎形成術や血管手術などもあります。

陰茎形成術は曲がった陰茎を元に戻す治療で、血管手術は血管に問題があり勃起が困難になっている人に行われる治療です。



バイアグラの商品画像

バイアグラは、大手製薬会社ファイザー社が開発。世界で初めて製造販売されたED(勃起不全)治療薬です。性行為の1時間前に服用することで、有効成分シルデナフィルが陰茎の血管を拡げて鋭く力強い勃起力を発揮します。約5時間の持続効果が見込めます。

1箱:6,288円~


お薬以外に自分でEDを改善する方法

お薬以外に自分でEDを改善する方法もあります。

EDが気になる人は、以下の対策を行って勃起しやすい状況を作るように心がけましょう。

  • バランスの良い食事を心がける
  • 禁煙・節酒を心がける
  • 十分な睡眠をとる
  • 定期的に運動を取り入れる
  • パートナーとの関係性を見直す

順番に解説します。


バランスの良い食事を心がける

乱れた食生活を続けていると、EDを発症しやすくなります。

食生活が原因で肥満や糖尿病、高血圧などを発症し、これらの生活習慣病が原因でEDになることがあります。たとえば、糖尿病を患っている患者では、ない場合と比べてEDの有病率が約3.5倍も高くなることがわかっています。

高血圧は、病気自体もEDを引き起こしますが、高血圧治療薬によってEDが引き起こされることも珍しくありません。

肥満もEDの危険因子となるため、日頃からバランスの良い食事を心がけることが大切です。



禁煙・節酒を心がける

EDが気になる人が喫煙をしたり、アルコールを頻繁に飲んだりしている場合は、禁煙や節酒を推奨します。

喫煙は死亡率を上げるだけでなく、タバコの成分が血管拡張を阻害して勃起を妨げてしまうことで、EDの原因にもなります。

また、タバコの煙の代謝産物が、陰茎海綿体にある遊離NO濃度を低下させることもわかっています。アルコールの摂取は活性酸素の産生を増加させ、EDを引き起こすおそれがあります。

喫煙やアルコールの摂取を控え、EDのリスクを下げることが重要です。



十分な睡眠をとる

睡眠不足は、EDを引き起こす原因となるおそれがあります。

勃起機能に関わっているテストステロンは、睡眠中により多く分泌されることが特徴です。

そのため、睡眠時間を確保できない生活を続けていると、テストステロンの量が不十分となりEDを発症するおそれがあります。

また、睡眠不足は糖尿病や高血圧、脂質異常症などのリスクを高める要因です。先述したとおり、生活習慣病はED発症にも関わっています。

必要な睡眠時間は人によって異なりますが、最低でも翌日に眠気が残らない程度の睡眠時間は確保しましょう。



定期的に運動を取り入れる

運動不足もEDを発症する原因となります。

身体を動かす機会が少ないと、肥満や高血圧などの生活習慣病のリスクが上がり、EDを引き起こす場合があります。ED診療ガイドラインにも、BMIが増加するにつれてEDのリスクも増加することが記載されています。

運動不足によって肥満になるとEDを発症するだけで終わらず、高血圧や糖尿病、がんなどのリスクも増加します。

日頃から定期的に運動する習慣を作りましょう。


パートナーとの関係性を見直す

パートナーとの関係性がEDの原因となっているケースも少なくありません。

プレッシャーやストレスを感じながらパートナーと性行為を行おうとしても、十分な勃起は得られないでしょう。パートナーに男性の身体について理解してもらい、一緒に治療を行う意識を持つことが大切です。

男性だけの問題ではなく、2人の問題ととらえることで、ストレス緩和に繋がりED治療のモチベーションも上がります。



身近で効果的にEDを改善するなら治療薬がおすすめ

ED治療薬以外で治療する方法を紹介しました。

ED診療ガイドラインで第一選択となっているのは、ED治療薬の服用です。

お薬をできるだけ飲みたくない気持ちや、お薬に頼らず自分で何とかしたいと思う気持ちもある人も少なくありません。しかし、症状の進行度によっては、お薬に頼る必要性も出てくるでしょう。

自分でできる対処法を行っても即効性はなく、必ずしも効果が出るとは限りません。効果的なED治療をしたい人は、バイアグラやシアリス、レビトラなどのED治療薬の服用を推奨します。

ただし、先述のとおりED治療薬を服用できない人もいるので、自分が該当しないかを確認したうえで服用を検討することが重要です。



まとめ

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お薬以外のED治療には、心理カウンセリングや手術、生活習慣の見直しなどさまざまな方法があります。

生活習慣の見直しはお金もほとんどかからず、その日から自分で実施できるため手軽な方法です。しかし、生活習慣を見直してもすぐにEDが改善される保証はありません。

日本泌尿器科学会のED診療ガイドラインで第一選択となっている治療は、ED治療薬の服用です。EDが気になる人は、まずはバイアグラなどのED治療薬の服用を検討してください。

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