ニゾラールクリームの使用方法は?効果を最大限に得るためのポイント!
ニゾラールクリームはイミダゾール系抗真菌薬の一種です。ニゾラールクリームの使用方法について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ニゾラールクリームは真菌感染症の治療薬で、主に脂漏性皮膚炎・癜風・皮膚カンジダ症・白癬の治療に用いられています。
有効成分のケトコナゾールには真菌の繁殖を抑制して、皮膚の炎症を改善する効果が期待されています。
本記事ではニゾラールクリームの使用方法について解説します。
目次
ニゾラールクリームの使用方法

はじめに、ニゾラールクリームの使用方法について解説します。
薄く伸ばして患部に塗布する
ニゾラールクリームを使用する際には、薄く伸ばして患部に塗布するのがポイントです。
厚めに塗ったからといって効果が高くなる訳ではありません。
ニゾラールクリームをチューブから0.5ミリメートル出すと、両方の手のひらに塗れるだけの量となります。
ニゾラールクリームは入浴後に塗布するのがおすすめです。
入浴後に皮膚がうるおった状態で塗布すると、ニゾラールクリームが角質層へと浸透しやすくなります。
症状に応じて1日1~2回塗布する
ニゾラールクリームは症状に応じて塗る回数を変えるのがポイントです。
脂漏性皮膚炎の改善目的でニゾラールクリームを使用する方は、1日に2回適量を患部に塗布してください。
癜風や白癬(足白癬・体部白癬・股部白癬)、皮膚カンジダ症(指間糜爛症・間擦疹・乳児寄生菌性紅斑)に対しては1日に1回ニゾラールクリームを塗布します。
推奨用量
ニゾラールクリームを塗布する際、患部よりもやや広めに塗布するのがポイントです。
特に足白癬(水虫)を治療する際には、ニゾラールクリームを広めに塗布する必要があります。
広めに塗布するのは患部の周辺に付着している白癬菌を死滅させるためです。
ニゾラールクリームを使用する際の注意点

ニゾラールクリームを使用する際には、以下の4点に注意してください。
ただれがひどい箇所には用いない
ニゾラールクリームはローションタイプほどの浸透力がないため、ただれている箇所や傷口があっても使用できます。
しかし、ただれや傷があまりにもひどい箇所に用いると強い刺激を与える可能性があるため、医師や薬剤師に相談してから塗布してください。
目に入らないよう気を付ける
ニゾラールクリームを使用する際には、目に入らないよう注意してください。
例えば頭皮の脂漏性皮膚炎を治療する際にニゾラールクリームを塗布すると、汗をかいた際に薬剤が目に入る恐れがあります。
目に入った際にはすぐに水もしくはぬるま湯で十分に洗浄し、かかりつけ医や眼科医に診てもらうことが重要です。
塗り忘れに注意する
ニゾラールクリームは症状に応じて塗布する回数が異なります。
基本的にニゾラールクリームは入浴後に塗布するのがおすすめですが、脂漏性皮膚炎を治療する際には1日に2度塗布する必要があります。
そのため、入浴後以外のタイミングで塗布する時間を決めておくのがおすすめです。
自分の判断で使用を中断しない
ニゾラールクリームを塗布して症状が改善してきたからといって、自分の判断で使用を中断しないでください。
症状が落ち着いてきたとしても、目に見えない真菌が角質に潜んでいる可能性があります。
特にかかとなど角質が分厚い箇所では、半年から1年の治療が必要となるケースもあります。
そのため、指示された期間はニゾラールクリームを塗布し続けてください。
まとめ

ニゾラールクリームは症状に応じて1日に1〜2回、患部に対して薄く・広く塗るのがポイントです。
真菌を完全に死滅させるため、指示された期間はニゾラールクリームを塗り続けてください。
真菌感染症を可能な限り早く改善するためにも、使用上の注意点について十分に理解しておきましょう。
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