副作用はある?AGA治療薬ミノキシジルの副作用をチェック
お薬通販部スタッフ【監修】
ミノキシジルは医薬品であり、人間の体内に存在しない成分のため副作用が出るケースがあります。
目次
ミノキシジルの主な副作用
ミノキシジルの副作用には以下のような症状があります。
ミノキシジルを含んだ外用薬で報告されている副作用
ミノキシジルを含んだ外用薬で報告されている副作用について、販売店舗、使用者の両面からアンケートによって収集されたデータを紹介します。
特別調査による副作用は、3,072例中271例(8.82%)、一般調査による副作用は1,185例でした。
使用上の注意から予測できる副作用は1,981件、予測できない副作用は296件でした。
ミノキシジル含有製品と比較して副作用の種類と程度には大きな違いはみられませんでした。
調査種類 | 副作用発現症例数 | 副作用発現件数 | 予測可能な副作用発現件数 | 予測不可能な副作用発現件数 |
特別調査(モニター店による調査) | 271例 (8.82% 中の3,072例) | 378件 | 340件 | 38件 |
一般調査(自発報告) | 1,185例 | 1,899件 | 1,641件 | 258件 |
ミノキシジルの主な副作用
ミノキシジルを含んだ外用薬で報告されている副作用について、販売店舗、使用者の両面からアンケートによって収集されたデータから、上位20件を以下にまとめています。
副作用 | 例数 |
適用部位そう痒感 | 509 |
適用部位発疹 | 268 |
接触性皮膚炎 | 224 |
適用部位紅斑 | 188 |
頭部粃糠疹 | 151 |
頭痛 | 70 |
浮動性めまい | 68 |
適用部位腫脹 | 67 |
動悸 | 59 |
適用部位刺激感 | 53 |
適用部位痂皮 | 46 |
適用部位乾燥 | 37 |
適用部位疼痛 | 35 |
適用部位分泌物 | 23 |
上記の副作用はすべて重篤化していません。
副作用における内服薬と外用薬の違い
有効成分の代謝が限定されるため、ミノキシジルを含む医薬品の中でも皮膚に直接塗布して使用する外用薬タイプのほうが、服用して使用する内服薬よりも全身性の副作用が出にくくなります。
服用中の医薬品がある方は、薬効の打ち消しや副作用の発生リスクを避けるために、外用薬タイプのAGA治療薬の使用がおすすめです。
ミノキシジルは肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかりやすい点も商品選択の際に考慮してください。
服用中の医薬品がある方は、外用薬タイプのAGA治療薬の使用がおすすめ
AGA脱毛症患者による経口フィナステリドとミノキシジル外用薬の比較
アメリカではフィナステリドとミノキシジルの併用による相乗作用が確立されているものの、その副作用に懸念があったことから臨床試験が行われています。
試験では、3%のミノキシジルと3%のミノキシジル溶液を混合した0.25%のフィナステリドの局所溶液の有効性と安全性を比較しています。
18歳から60歳までのAGA男性40名を対象に行われ、1日2回、フィナステリド/ミノキシジルまたはミノキシジル溶液による24週間の治療に無作為抽出した結果、フィナステリドとミノキシジルの併用溶液は、毛髪密度、毛髪直径、写真評価の改善において、ミノキシジル単独より有意に優れていたことがわかっています。
副作用についてはミノキシジル3%の単独使用と、ミノキシジル・フィナステリドの混合での治療ともに差はなく、また重篤な副作用の発生もなかったと記録されています。
まとめ
AGA(壮年性脱毛症)治療薬、ミノキシジル外用薬の副作用の強さや発生頻度は、内服タイプの製品よりも限定されますが、用法用量を守り、安全に使用してください。
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