臨床試験の結果から読み解く「レボクイン」
レボクインは幅広い細菌感染症に効果を発揮する代表的な抗生物質ですが、どの程度の効果が期待できるのか、気になるところではないでしょうか。 今回のページではレボクインの効果がイメージしやすくなる、臨床試験の結果を解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

クラミジアや尿道炎などの細菌感染症にレボクインの服用を始める際は、特に効果や有効率を知っておきたいと思うでしょう。
こちらの記事では、細菌感染症の症状別にレボクインがどんな効果を発揮するのか、臨床試験の結果から読み解く有効性を詳細に解説します。
レボクインとは?

レボクインは幅広い細菌感染症に対応した抗生物質で、
といった特徴があります。
細菌感染症にかかると体内の広範囲にわたって細菌が増殖し、かゆみや痛み、炎症や腫れなどのつらい症状を引き起こしてしまいます。
レボクインは、ニューキノロン系の抗生物質が細胞の増殖や広範囲への拡がりの原因となる酵素のDNAジャイレースとトポイソメラーゼを阻害することで早期の改善にアプローチできます。
また細菌の抗菌や殺菌作用に優れているところも、レボクインの大きな特徴となっています。
レボクインの臨床試験結果

細菌感染症におけるレボクインの優れた効果や有効性、安全性は臨床試験結果からも明らかになっています。
ここでは細菌感染症の症状別に見る、レボクインの臨床試験結果を詳しくご紹介します。
クラミジアに関する臨床試験結果
クラミジアに関するアメリカ国立衛生研究所の試験では、クラミジアが原因の子宮頚炎、子宮感染症の女性を対象にレボフロキサシン500㎎を7日間投与し、有効性を評価しました。
症状 | 細菌学的有効性 | 臨床有効性 |
子宮頚炎 | 治療終了後14~21日後で94.4% | 100% |
子宮内感染症 | 治療終了時で68.8% | 94.7% |
クラミジアは主に性交渉が原因となり、子宮内感染症や子宮頚炎、尿道炎、咽頭炎などさまざまな感染症につながり、誰にでも起こり得る疾患です。
レボクインはお伝えした臨床試験結果から見ても、高い確率でクラミジアが原因のさまざまな症状克服に効果的といえます。
市中肺炎に関する臨床試験結果
市中肺炎の治療にて、
- 有効成分のレボフロキサシン750mgを5日間投与した場合
- 有効成分のレボフロキサシン500㎎を7~14日間投与した場合
の有効性を比較したところ、500㎎を7~14日間投与した場合でも症状回復の有効性が認められています。
レボクインの有効成分・レボフロキサシンは、用量が多い方が効果が高いイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
ですが臨床試験の結果では、7~14日間500㎎の服用でも750㎎5日間投与と同程度の効果が認められています。
安全性に関する臨床試験結果
レボクインの安全性における臨床試験では、副作用では注射部位副作用や不眠症、吐き気、皮膚発疹が見られたものの、ほとんどの症状が軽度であったとの報告があります。
抗生物質は全般的に、発疹やめまい、頭痛などの副作用が出やすい傾向にありますが、レボフロキサシンは1~5%程度の少ない発現率となっています。
副作用が軽度のためデリケートな体質に悩む方にも、レボクインは安心に服用できる抗生物質と言えるでしょう。
まとめ

レボクインの効果や安全性はご紹介した臨床試験の結果から見ても安心に服用できることがわかりました。
抗生物質を用いる際は、効果や安全性を特に重視する方が多いといえます。
その点でもレボクインは、臨床試験結果で有効性と安全性が立証された理想的な治療薬といえるでしょう。
おすすめ商品
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ